ウチワサボテン

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ウチワサボテン

ウチワサボテンの特徴

まるでうちわ!不思議ふしぎなサボテン、ウチワサボテン!

ウチワサボテンは、そののとおり、たいらで丸いうちわみたいなかたちをしているサボテンだよ。このうちわみたいな部分ぶぶんが何枚もつながって、どんどん大きくなるんだ。まるでうさぎのみみみたいに見えるものもあるよ!

どこにんでいるのかな?

ウチワサボテンは、もともとアメリカやメキシコなど、太陽たいようがたくさん当たって、あんまりあめらない乾燥かんそうした場所ばしょんでいるんだ。砂漠さばくみたいなきびしい場所ばしょでも、元気げんきに育つことができる、とってもつよ植物しょくぶつなんだよ。

ウチワサボテンのからだのひみつ

ウチワサボテンのたいらな部分ぶぶんは、っぱではなくて「くき」なんだ。このくきには、砂漠さばくで生き抜くための大切なひみつがたくさんまっているんだよ。

  • みずをためるスポンジ:ウチワのようなたいらなくきの中に、たくさんのみずたくわえているんだ。まるで大きなスポンジみたいだね。だから、あめらないつづいても、このみずを使って生きていけるんだ。
  • するどいトゲ:ウチワサボテンには、するどいトゲがたくさん生えているよ。これは、動物どうぶつたちに食べられないようにを守るためのものなんだ。小さなトゲ(グロキッド)は、さわるとチクチクして、なかなか取れないから注意ちゅうい必要ひつようだよ。
  • 光合成をする場所ばしょ:普通の植物しょくぶつっぱで光合成をして栄養を作るけれど、ウチワサボテンは、このたいらなくきで光合成をしているんだ。くきの表面にある小さな穴(気孔)を閉じて、昼間はみず蒸発じょうはつさせないようにしているから、乾燥かんそうつよいんだよ。

すごい生命力!

ウチワサボテンは、くきがちぎれて地面じめんちても、そこからまた根っこが出て、新しいサボテンに生まれ変わることができるんだ!だから、どんどんえていくことができる、すごい生命力をもっているんだね。

トゲに注意ちゅうい

うちわみたいな部分ぶぶんには、するどいトゲが生えているから、さわる時は注意ちゅうい必要ひつようだよ。種類しゅるいによっては、ふわふわした毛みたいなトゲもあるけど、これもさわるとチクチクするから気を付けてね。

きれいな花とおいしい実!

ウチワサボテンは、春から夏にかけて、黄色や赤色のきれいな花を咲かせるんだ。花が咲いた後には、甘くておいしい実がなる種類しゅるいもあるよ。この実は、ジュースにしたり、ジャムにしたりして食べられるんだ。メキシコでは、昔から野菜やさいみたいに食べられてきたんだって!

ウチワサボテンのいろいろな種類しゅるい

ウチワサボテンには、いろんな種類しゅるいがあるんだよ。

  • 金烏帽子(キンエボシ):黄色いふわふわのトゲがあって、ウサギのみみみたいに見えるから「ラビットイヤー」とも呼ばれるよ。
  • 墨烏帽子(スミエボシ)万歳ばんざいしているみたいに見えるおもしろいかたちをしていて、トゲが少ないから育てやすいんだ。
  • 白桃扇(ハクトウセン):白いふわふわのトゲと、ウサギのみみみたいなかたちがとってもかわいいサボテンだよ。

昔からある植物しょくぶつだよ!

ウチワサボテンは、ずーっと昔から、メキシコの人たちにとって大切な植物しょくぶつだったんだ。食べたり、くすりにしたり、お家をてるときの材料にしたり、いろんなことに使われてきたんだよ。日本には、江戸時代えどじだいにポルトガルの人から伝わったと考えられているんだ。

ウチワサボテンを塗るコツ

色の選び方

ウチワサボテンのぬりえは、砂漠さばく植物しょくぶつらしい力強さや、カラフルな花や実の美しさを表現ひょうげんしてみよう!

  • くきの色:ウチワサボテンのくきは、緑色基本きほんだよ。種類しゅるいによって、明るい緑色から深い緑色、少し青みがかった緑色まで、いろいろな緑があるから、好きな緑を選んでってみよう。光が当たっている部分ぶぶんは明るく、かげになっている部分ぶぶんい緑にすると、立体感が出るよ。
  • トゲの色:トゲは、黄色茶色など、種類しゅるいによって色が違うよ。するどい感じが出るように、シャープにってみよう。小さなトゲ(グロキッド)は、細かい点々で表現ひょうげんするのもいいね。
  • 花の色:ウチワサボテンの花は、とってもあざやかだよ。黄色オレンジ色赤色ピンク色など、好きな色で華やかにってみよう。花びらの重なりを意識して、濃淡をつけると、より美しく見えるよ。
  • 実の色:実は、じゅくすと赤紫色オレンジ色い赤色になることが多いよ。トゲトゲした外側と、中身のあざやかな色のギャップを表現ひょうげんしてみるのも面白いね。
  • 根元ねもとの色地面じめんに近い根元ねもと部分ぶぶんは、少し茶色灰色を混ぜてると、土から生えている感じが出るよ。

ユニークなかたち質感しつかん表現ひょうげんしよう!

ウチワサボテンのたいらなくきや、するどいトゲの質感しつかんを、り方で表現ひょうげんしてみよう。

  • くきのふくらみたいらなうちわかたちだけど、少しあつみがあるね。くきふちや、くきくきが繋がっている部分ぶぶんに、い緑色かげをつけると、ふくらみや立体感が出るよ。
  • トゲの生え方:トゲが生えている場所ばしょは、少し色がくなっていたり、盛り上がっていたりすることもあるね。細いせんや小さな点で、トゲの密集みっしゅうしている様子をき加えるのも効果的こうかてきだよ。
  • つるっとした表面くきの表面は、少しつるっとしていることもあるね。光が当たっている部分ぶぶんに、明るい色を残したり、うすく白いせんを入れたりすると、ツヤが表現ひょうげんできるよ。

背景はいけい想像そうぞうしてろう!

ウチワサボテンは、砂漠さばくに生えているか、植木鉢うえきばちに植えられていることが多いね。どんな風景ふうけいの中にいるか、想像そうぞうして背景はいけいってみよう。

  • 太陽たいようと空砂漠さばくの空は、日中は真っ青できれいだね。夕焼けの空なら、オレンジ色紫色むらさきいろも美しいよ。ギラギラした太陽たいようの光をき加えてもいいし、夜空に星をくのも素敵すてきだね。
  • 鉢植はちうはちの色は茶色テラコッタ色、または好きな色でってみよう。土はい茶色で、かわいた感じを表現ひょうげんするのもいいね。

ぬりえを楽しむヒント!

本物のウチワサボテンの色にとらわれず、きみが考える「こんな色の花を咲かせたらきれいだな」とか、「こんな模様もようがあったら面白いな」と思う、夢いっぱいのウチワサボテンをってみよう!