クジラの塗り絵

クジラの特徴
大きな体と優しい心の持ち主!クジラ
クジラは、海の生き物の中で一番大きな体の持ち主だよ。みんなが知っている魚とはちがって、お母さんのおなかの中で赤ちゃんが育って、うまれてくるんだ。うまれたばかりの赤ちゃんは、お母さんのおっぱいで大きくなるよ。人間と同じ「ほ乳類」の仲間なんだ。海の深いところまで潜れて、ときどき水面から潮を吹いているのを見たことがあるかな?あれは、息を吐きだすときに、体の中の温かい空気が外のつめたい空気で冷やされて、白い水蒸気になったものだよ。
クジラは、世界中の海に住んでいて、暖かい海とつめたい海を行ったり来たりする旅をする仲間もいるんだ。これを「回遊」というよ。体の大きさが約4メートルより大きいものを「クジラ」、小さいものを「イルカ」と呼ぶことが多いんだ。
大きな口と長いヒレがかっこいい!ザトウクジラ
ザトウクジラは、大きな口と、アゴの周りのゴツゴツしたコブ、長い胸びれが特徴だよ。この長い胸びれを使って、水中を自由に泳ぎ回るんだ。ジャンプして海面に体当たりしたり、海面に尾びれをたたきつけたり、とてもエネルギッシュな動きをするんだよ。オスは、メスにプロポーズするときに、とてもきれいな歌を歌うことが知られているよ。
ザトウクジラは、つめたい海にいるときは、小さなエビの仲間「オキアミ」や魚をたくさん食べて、体に栄養をためるんだ。そして、冬になると暖かい海に移動して、赤ちゃんを産んだり子育てをしたりするよ。だから、冬の沖縄や小笠原諸島など、日本の暖かい海でもザトウクジラの親子に出会えるんだ。
地球上で一番大きい!シロナガスクジラ
シロナガスクジラは、地球の歴史上で一番大きな動物だと考えられているよ。その大きさは、長さ約30メートル、重さは約170トンにもなるんだ。これは、バスが5台から6台くっついたくらいだよ。こんなに大きな体なのに、食べるものは、ザトウクジラと同じように、小さなオキアミをたくさん食べるんだ。
シロナガスクジラは、南極や北極など、寒い海の近くで過ごすことが多いけど、ザトウクジラと同じように、寒い海と暖かい海を旅して暮らしているんだ。背中や胸びれが、少し青みがかった灰色をしていて、お腹のあたりは白っぽい色をしているよ。
クジラの色を塗るコツ
色の選び方
クジラのぬりえを塗るときは、本物の色を参考にしたり、自分の好きな色で自由に塗ったりしてみよう。クジラは、海の色と似ていると、海の中に溶け込んで見えにくくなるので、自分を守りやすくなるよ。
- ザトウクジラは、全体的に黒や濃い灰色で、おなかの部分や胸びれは白や白っぽい灰色で塗ると、本物みたいになるよ。
- シロナガスクジラは、少し青みがかった灰色や、明るい灰色、そして、まだら模様になっているところを表現すると、より本物っぽくなるよ。おなかの部分は少し明るい色にして、うねうねした線も描かれているから、それを表現してみよう。
- ヒゲクジラの仲間は、口の中に「クジラひげ」という、食べ物をこすためのブラシみたいなものがあるよ。ここは黒や濃い黄色で塗ってみよう。
質感や動きを表現しよう!
クジラは、体につるつるとしたつやがあるよ。色鉛筆やクレヨンで少し力を入れて塗ると、光を浴びているような感じが出るね。
- かげになる部分を少し濃く塗ると、クジラの丸い体が立体的に見えるよ。体の下側や、ヒレの付け根、口の周りなどが影になりやすい場所だね。
- 潮を吹いている絵なら、白い水しぶきを薄い水色や青色で塗ると、水の流れが表現できるよ。
- 背景の海は、濃い青、水色、緑色など、好きな色を組み合わせて塗ると、クジラが広い海を泳いでいる様子が伝わるね。
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ザトウクジラ
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シロナガスクジラ