焼き芋の塗り絵
焼き芋の特徴
甘くておいしい!焼き芋!
やきいもは、さつまいもをゆっくりと焼いて、甘さを引き出した食べ物だよ。日本では、特にさむい秋や冬に食べられる、昔ながらのおやつなんだ。「石焼きいも」とも呼ばれて、昔は「いしや〜きいも〜」という声とともに、専門の車が売りに来ていたんだよ。
さつまいもってどんな植物?
やきいもになる「さつまいも」は、土の中で育つ、植物の根っこが大きくなったものだよ。ヒルガオというお花の仲間なんだ。つるを伸ばして、土の中に栄養をたくさんためこんで、あまくておいしいお芋になるんだよ。ビタミンや食物繊維という、お腹の調子を良くしてくれる栄養もたっぷりなんだ。
どうして焼くと甘くなるの?
さつまいもには、「でんぷん」というものと、「アミラーゼ」というものが含まれているんだ。この二つが、ゆっくりと温められることで、あまい「麦芽糖」というお砂糖に変わるんだよ。だから、やきいもは、時間をかけてじっくり焼くことで、びっくりするくらいあまくなるんだ。
やきいもの歴史
さつまいもは、江戸時代に日本に伝わってきたんだ。最初は、食べ物が足りなくなった時のために、大切に育てられていたよ。やきいもがお店で売られるようになったのは、江戸時代の終わりごろからなんだ。それからずっと、日本の人たちに愛されているおやつなんだよ。
いろいろなやきいも
ひとくちに「やきいも」といっても、さつまいもの種類によって、味や食感がちがうんだよ。
- ねっとり系:「紅はるか」や「安納芋」のように、焼くとクリームみたいにねっとりとして、とってもあまいのが特徴だよ。
- ほくほく系:「紅あずま」や「鳴門金時」のように、昔ながらの栗みたいにほくほくした食感が楽しめるよ。
焼き芋の色を塗るコツ
色の選び方
やきいもは、こんがり焼けた皮の色と、中のあまそうなおいもの色をじょうずに塗るのがポイントだよ。
- 皮の色:こげ茶色やむらさき色をベースに、少し黒色を混ぜて、焼けた感じを出してみよう。土から掘り出したばかりのさつまいもの名残で、少し土の色(茶色)が残っていてもいいね。
- 中の色:あまくておいしそうな、あたたかい黄色やオレンジ色で塗ろう。皮にちかい部分は、少し色が濃くなっているように塗ると、本物みたいに見えるよ。
- 湯気:ほくほくのやきいもからは、湯気がでているね。うすい水色や灰色で、もくもくと立ちのぼる湯気を描くと、あたたかそうな感じが出るよ。
おいしそうな質感を表現しよう!
やきいもの「ほくほく」した感じや、「ねっとり」した感じを、塗り方で工夫してみよう。
- 色鉛筆で塗る場合:中の黄色い部分を、短い線を重ねるように塗ると、ほくほくした感じが出せるよ。皮のザラザラした感じは、少し濃い色で点を描くように塗ると表現できるね。
- クレヨンで塗る場合:黄色とオレンジ色を重ねて塗ると、あまくてとろりとした感じが出せるよ。皮は、茶色や黒を少しだけかすれるように塗ると、焼けた感じが出せるね。
立体感を出す塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
やきいもは、丸くてゴツゴツした形をしているね。光が当たっているところと、かげになっているところを意識して塗ると、本物みたいになるよ。
- ひかり:上から光が当たっていると考えて、お芋の上の部分は少し白っぽく残したり、うすい黄色で塗ったりすると、つやつやして見えるよ。
- かげ:お芋の下側や、くぼんでいるところは、少し濃い茶色やこげ茶色を重ねて塗ると、立体感が出せるよ。
背景を工夫しよう!
やきいもだけじゃなく、周りの景色も描くと、もっと楽しい絵になるよ。
- 落ち葉:秋のイメージで、赤、黄色、茶色の落ち葉を周りに描くと、季節感が出せるね。
- 新聞紙やアルミホイル:やきいもを包んでいる新聞紙や、アルミホイルを塗ろう。
- お皿:好きなお皿にのせてみよう。お皿の色や模様を工夫するだけで、絵のふんいきが変わるよ。
ぬりえを楽しむためのヒント!
本物の色にこだわらなくても大丈夫!「チョコレート味のやきいも」や「虹色のやきいも」みたいに、きみが食べてみたい、ゆめのやきいもを自由に描いてみよう!
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焼き芋
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トレーの上の焼き芋