松ぼっくり(球果)の塗り絵
松ぼっくり(球果)の特徴
森の宝物!松ぼっくり
松ぼっくりは、公園や森の中にある「松」という木の子供のようなものだよ。でも、実は果物ではなくて、松の木の「種」を守るための、頑丈なよろいのような役割をしているんだ。正式な名前は「球果」というんだよ。
かさが開いたり閉じたりする不思議
松ぼっくりを拾ったとき、かさが開いているものと、閉じているものを見たことがないかな?実はこれ、空気の湿り気(湿度)によって動いているんだ。晴れていて乾燥している日は、種を遠くへ飛ばすためにかさをパカッと開くよ。逆に、雨の日や湿気が多い日は、種が濡れないようにかさをギュッと閉じるんだ。まるで生きているみたいだね!
空を飛ぶ種!
松ぼっくりのかさの間には、薄い羽がついた小さな種が入っているんだ。かさが開くと、この種が風に乗ってクルクルと回りながら飛び出し、遠くの地面まで運ばれていくよ。こうして、新しい場所で松の木が育っていくんだね。
長い歴史を持つ植物
松の木はとっても歴史が古くて、日本では縄文時代には既に生育されていたんだ。寒さにも暑さにも強くて、一年中緑色の葉っぱをつけているから、昔から「長生き」や「健康」のシンボルとして大切にされてきたんだよ。
いろいろな形があるよ
日本でよく見る松ぼっくりは、卵のような形をしていて、大きさは数センチくらいだよね。でも、世界にはバナナみたいに細長いものや、人の顔くらい大きい巨大な松ぼっくりもあるんだ。種類によって形や大きさが全然違うから、比べてみると面白いよ。
松ぼっくり(球果)の色を塗るコツ
色の選びかた
松ぼっくりといえば茶色いイメージがあるけれど、どんな状態かによって色が変わるよ。季節や場面に合わせて色を選んでみよう。
- 地面に落ちているとき:みんながよく知っている、こげ茶色や赤茶色がぴったりだね。
- 木にできはじめのとき:若い松ぼっくりは、実は緑色をしているんだ。新鮮な感じを出したいときは緑色で塗ってみよう。
- 古くなったとき:時間が経った松ぼっくりは、少し灰色がかった茶色や、白っぽい色になることもあるよ。
かさの重なりを表現しよう
松ぼっくりは、たくさんの「かさ」が魚のウロコのように重なっているね。これを上手に塗るのがポイントだよ。
- かさの先っぽ:光が当たりやすい場所だから、明るい茶色や黄色っぽい茶色で塗ると、立体感が出せるよ。
- かさの根元(奥の方):かさと重なっている奥の部分は、影になっているから、黒に近い茶色や濃い茶色でしっかりと塗ろう。こうすると、デコボコした感じがよく伝わるよ。
質感を出してみよう
松ぼっくりは、木でできていて硬いよね。ゴツゴツした感じを出すための工夫をしてみよう。
- 色鉛筆の場合:少し強めに塗って、硬い感じを出してみよう。かさの一枚一枚を丁寧に、縁取りをするように塗ると形がはっきりするよ。
- クレヨンの場合:茶色だけでなく、少し黒や紫を混ぜて影を作ると、深みのある色になるよ。
周りの風景も描いてみよう
- 地面:松ぼっくりは、細長い松の葉っぱと一緒に落ちていることが多いよ。周りに緑色や茶色の細い線を描いて、松葉を表現してみよう。
- 季節感:秋ならオレンジや赤の落ち葉を周りに描いたり、冬なら松ぼっくりの上に白を塗って、雪が積もっている様子にするのも素敵だね。
自由に楽しもう!
クリスマスの飾りとして、金や銀のスプレーで塗られた松ぼっくりを見たことはないかな?ぬりえでも、本物の色にとらわれずに、金色のペンを使ったり、好きな色でカラフルに塗ったりして、自分だけの特別な松ぼっくりを作ってみてね!
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松ぼっくり1
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松ぼっくり2
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沢山の松ぼっくり