ミズクラゲの塗り絵
ミズクラゲの特徴
海をふわふわ漂う透明なドレス!ミズクラゲ!
ミズクラゲは、透き通った体がとてもきれいな、海に住む生き物だよ。水族館でもよく見かける、みんなに一番身近なクラゲだね。まるで水の中に溶け込んでしまいそうな不思議な体で、ゆらゆらとダンスをするように泳いでいるんだ。
体の真ん中の「4つの輪っか」!
ミズクラゲの一番の特徴は、傘の真ん中にある4つの輪っか模様だよ。これは目ではなくて、おなか(胃)なんだ。この模様が目のように見えることから、「ヨツメクラゲ(四つ目海月)」と呼ばれることもあるんだよ。通常は4つだけど、突然変異などで、たまに3つの個体や5つ以上ある個体もいるんだよ。
体はほとんど「水分」でできている!
ミズクラゲの体は、95パーセント以上が水分でできているんだ。だから、陸にあがると形が保てなくなって、ペチャンコになってしまうよ。骨も心臓も脳もないけれど、海の流れに乗って生きている不思議な生き物なんだ。
泳ぎはちょっと苦手?
ミズクラゲは、傘を開いたり閉じたりして泳ぐけれど、魚のように速く泳ぐことはできないんだ。基本的には、海の流れに身を任せてふわふわと漂っていることが多いよ。「プランクトン」という、水に漂う生き物の仲間なんだ。
毒はあるの?
クラゲといえば「刺されると痛い」イメージがあるかもしれないね。ミズクラゲも触手に毒を持っているけれど、その毒はとても弱いんだ。人間が触っても気づかないことが多いけれど、皮膚が柔らかい場所だとチクっとすることもあるし、何度も刺されるとアナフィラキシーショックを起こしてしまう危険もあるから、海で見つけても素手では触らないほうが安心だよ。
英語での名前は「お月さま」?
ミズクラゲは、英語で「Moon Jellyfish(ムーン・ジェリーフィッシュ)」と呼ばれるよ。日本語にすると「月クラゲ」だね。白くて丸い体にクローバーの模様がクレーターみたいで、夜空に浮かぶ満月のように見えるから、こんな素敵な名前がついたんだよ。
赤ちゃん時代は形が違う!
ミズクラゲは、うまれた時からこの形をしているわけではないんだ。最初は岩などにくっついて、イソギンチャクのような形(ポリプ)で生活しているよ。そこから、お皿を重ねたような形に変身して、一枚ずつ剥がれて、みんなが知っているクラゲの赤ちゃんになって泳ぎ出すんだ。
ミズクラゲの色を塗るコツ
色の選び方
ミズクラゲは体が透明だから、色を塗るのが少し難しいけれど、工夫するととてもきれいに仕上がるよ。
- 基本的な体の色:薄い水色や、薄いピンク色、薄い紫色などを使ってみよう。どれも、透き通るような薄い色を選ぶのがポイントだよ。
- 4つの輪っか模様:ここは体の中で一番色が濃く見える部分だよ。濃いピンクや紫色、またはオレンジ色などで塗ると、アクセントになって可愛くなるよ。
- 触手(足のような部分):体と同じ薄い色で、線を描くように塗ってみよう。
「透明感」を出す塗り方
ミズクラゲの美しさは、なんといってもその透明感だね。紙の白さを生かして塗ってみよう。
- 白を残す:全体を塗りつぶさずに、真ん中やふちの方に、わざと塗らない「白い部分」を残すと、光が当たって透き通っているように見えるよ。
- 優しく塗る:色鉛筆を強く押し付けずに、ふわっと優しく塗ることで、柔らかいゼリーのような感じが出せるよ。
背景を塗って、クラゲを目立たせよう!
クラゲ自体が薄い色や白っぽい色だから、周りの海の色を工夫すると、クラゲが浮き上がって見えるよ。
- 深い海の色:背景を濃い青や紺色、黒に近い青でしっかりと塗ってみよう。そうすると、薄い色で塗ったミズクラゲが、暗い海の中で光っているようにきれいに浮かびあがって見えるんだ。
- キラキラ効果:背景に黄色や白で小さな点を描くと、海の中の光や泡に見えて、もっと幻想的な雰囲気になるよ。
自由に色を楽しもう!
本物のミズクラゲは透明や白っぽいけれど、水族館のライトアップされたクラゲのように、赤や緑、虹色など、きみの好きな色でカラフルに塗ってもとっても素敵だよ。世界に一匹だけの、特別なクラゲにしてみてね!
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ミズクラゲ1
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ミズクラゲ2
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沢山のミズクラゲ