コロッセオの塗り絵

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コロッセオの特徴(とくちょう)

ローマのまん中(なか)に立(た)つ楕円(だえん)の建物(たてもの)

コロッセオはイタリアの首都(しゅと)ローマにある、大(おお)きな円形闘技場(えんけいとうぎじょう)だよ。円形(えんけい)といっても、上(うえ)から見(み)ると楕円(だえん)の形(かたち)をしているんだ。
正式(せいしき)な名前(なまえ)はフラウィウス円形闘技場(えんけいとうぎじょう)。今(いま)から2000年(ねん)近(ちか)く前(まえ)の80年(ねん)に完成(かんせい)したよ。ウェスパシアヌス帝(てい)が工事(こうじ)を始(はじ)め、その子(こ)のティトゥス帝(てい)の代(だい)でできあがったんだ。

5万人が入(はい)る大(おお)きさ

大(おお)きさは、長(なが)いほうの差(さ)し渡しが187.5メートル、短(みじか)いほうが156.5メートル。高(たか)さは48メートルで、ビルの15階(かい)くらいだよ。
ここに5万人以上(にんいじょう)の観客(かんきゃく)が入ったと考(かんが)えられているよ。東京(とうきょう)ドームに入(はい)る人数(にんずう)とほぼ同(おな)じだね。2000年前(ねんまえ)に、これだけの人(ひと)を集(あつ)める建物(たてもの)があったことになるんだ。

アーチが80か所

外側(そとがわ)の壁(かべ)を見てみよう。アーチがずらりと並(なら)んでいるね。いちばん下(した)の層(そう)には、建物(たてもの)をぐるりと囲(かこ)んで80か所の入口(いりぐち)があったんだ。
番号(ばんごう)がふられていて、観客(かんきゃく)はチケットに書(か)かれた番号(ばんごう)の入口(いりぐち)から入った。5万人が短(みじか)い時間(じかん)で出入(でい)りできるように考(かんが)えられていたんだよ。今(いま)のスタジアムとほとんど同(おな)じ仕組(しく)みだね。

層(そう)ごとに柱(はしら)の形(かたち)がちがう

外壁(がいへき)は4層(そう)に分(わ)かれているよ。よく見(み)ると、アーチのあいだに立(た)つ柱(はしら)の形(かたち)が、層(そう)ごとにちがうんだ。
1階(かい)は飾(かざ)りの少(すく)ないドリス式(しき)、2階(かい)は渦巻(うずま)きのついたイオニア式(しき)、3階(かい)は葉(は)のかざりが豪華(ごうか)なコリント式(しき)。上(うえ)に行(い)くほど飾(かざ)りが細(こま)かくなるんだ。いちばん上(うえ)の4階(かい)だけはアーチがなく、平(たい)らな壁(かべ)になっているよ。

なぜ半分(はんぶん)こわれているのか

コロッセオは片側(かたがわ)の外壁(がいへき)が大(おお)きく欠(か)けているね。これは戦争(せんそう)でこわされたのではないんだ。
地震(じしん)でくずれたことに加(くわ)えて、石(いし)が持(も)ち去(さ)られて、ほかの建物(たてもの)の材料(ざいりょう)として使(つか)われたのがおもな理由(りゆう)だよ。ローマの町(まち)のあちこちに、コロッセオだった石(いし)が使(つか)われているんだ。

世界遺産(せかいいさん)としての名前(なまえ)

コロッセオは1980年(ねん)に世界文化遺産(せかいぶんかいさん)に登録(とうろく)されたよ。
ただし「コロッセオ」という名前(なまえ)で登録(とうろく)されているわけではないんだ。「ローマ歴史地区(れきしちく)」という広(ひろ)い範囲(はんい)の一部(いちぶ)として登録(とうろく)されているんだ。ローマの町(まち)そのものが世界遺産(せかいいさん)だということだね。

コロッセオの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

アーチの中(なか)は白(しろ)いまま

この絵(え)でいちばん大事(だいじ)なのがここだよ。アーチの奥(おく)は暗(くら)く見えるけれど、黒(くろ)く塗(ぬ)ってはいけないんだ。
80近(ちか)くあるアーチを全部(ぜんぶ)黒(くろ)くすると、絵(え)が真っ黒(くろ)になってしまうんだ。うすいグレーを軽(かる)く置(お)くだけにして、白(しろ)をたっぷり残(のこ)そう。奥(おく)のほうのアーチだけ少(すこ)し濃(こ)くすると、おくゆきが出(で)るよ。

石(いし)の色(しょく)は3色(しょく)つかう

コロッセオの石(いし)は、日(ひ)に焼(や)けて場所(ばしょ)ごとに色(しょく)がちがうんだ。黄土色(おうどいろ)・ベージュ・うすいグレーの3色(しょく)を使(つか)い分けよう。
ぜんぶ同(おな)じ色(しょく)にすると、のっぺりしてしまうよ。隣(とな)り合(あ)う石(いし)を少(すこ)しずつ変(か)えるだけで、2000年(ねん)たった石(いし)らしくなるんだ。

くずれた部分(ぶぶん)を濃(こ)くする

右側(みぎがわ)の欠(か)けているところは、この建物(たてもの)の見どころだよ。ここはまわりより少(すこ)し濃(こ)く塗(ぬ)ってみよう。
欠(か)けた断面(だんめん)や内側(うちがわ)の構造(こうぞう)が濃(こ)くなると、そこだけ奥行(おくゆ)きが出て目立(めだ)つんだ。きれいに残っている左側(ひだりがわ)とのちがいがはっきりして、絵(え)にメリハリが出(で)るよ。

曲線(きょくせん)に沿(そ)って塗(ぬ)る

コロッセオは楕円形(だえんけい)なので、壁(かべ)が奥(おく)に向(む)かってカーブしているね。塗(ぬ)るときはそのカーブに沿(そ)って色(しょく)えんぴつを動(うご)かそう。
まっすぐ横(よこ)に動かすと平(たい)らな壁(かべ)に見えてしまうんだ。カーブに沿わせるだけで、丸(まる)く回(まわ)りこんでいる感(かん)じが出(で)るよ。

空(そら)と広場(ひろば)はうすく

空(そら)は白(しろ)いまま残(のこ)すのがいちばんすっきりするよ。主役(しゅやく)の建物(たてもの)が目立(めだ)つからね。
手前(てまえ)の石畳(いしだたみ)は、うすいグレーで1枚(まい)ずつ少(すこ)し色(しょく)を変(か)えると自然(しぜん)に見えるよ。木(き)は濃(こ)い緑(みどり)にすると、白(しろ)い石(いし)とのコントラストが出(で)るんだ。

コロッセオの豆知識(まめちしき)

石(いし)が持(も)ち去(さ)られた

コロッセオが片側(かたがわ)だけ大(おお)きく欠(か)けているのは、地震(じしん)のせいだけではないんだ。
ローマ帝国(ていこく)がおとろえたあと、コロッセオは石(いし)の置き場のようにあつかわれた。人々(ひとびと)は石(いし)を持(も)ち去り、教会(きょうかい)や宮殿(きゅうでん)の材料(ざいりょう)として使ったんだ。サン・ピエトロ大聖堂(だいせいどう)にも、コロッセオの石(いし)が使(つか)われていると言(い)われているよ。壊(こわ)されたのではなく、少(すこ)しずつ運(はこ)び出(だ)されたということだね。

屋根(やね)は布(ぬの)だった

コロッセオには屋根(やね)がない。でも、観客(かんきゃく)が日(ひ)ざしで参(まい)ってしまわないように、大(おお)きな布(ぬの)の日(ひ)よけを張(は)るしかけがあったんだ。
建物(たてもの)のいちばん上(うえ)に何百本(なんびゃくぽん)もの柱(はしら)を立て、そこからロープをのばして布(ぬの)を広げた。この操作(そうさ)をしたのは、海軍(かいぐん)から呼(よ)ばれた水兵(すいへい)たちだったと伝(つた)えられているよ。船(ふね)の帆(ほ)を張(は)るのと同(おな)じ技術(ぎじゅつ)が必要(ひつよう)だったからなんだ。

地下(ちか)に仕掛(しか)けがあった

闘技場(とうぎじょう)の床(ゆか)の下(した)には、迷路(めいろ)のような地下(ちか)の通路(つうろ)が広がっていたよ。
ここには猛獣(もうじゅう)を入(い)れたおりや、道具(どうぐ)をしまう部屋(へや)があった。そして床下(ゆかした)から動物(どうぶつ)や道具(どうぐ)をせり上(あ)げるエレベーターのような仕掛(しか)けまであったんだ。何(なん)もない床(ゆか)から、とつぜんライオンが現(あらわ)れる。そんな演出(えんしゅつ)のための設備(せつび)だったんだよ。

名前(なまえ)の由来(ゆらい)は巨大(きょだい)な像(ぞう)

「コロッセオ」という名前(なまえ)は、正式(せいしき)なものではないんだ。正(ただ)しくはフラウィウス円形闘技場(えんけいとうぎじょう)という。
では、なぜこう呼(よ)ばれるようになったのか。すぐそばにネロ帝(てい)の巨大(きょだい)な像(ぞう)が立っていて、その像(ぞう)がコロッススと呼(よ)ばれていたからという説(せつ)が有力(ゆうりょく)だよ。建物(たてもの)そのものが巨大(きょだい)だったからという説(せつ)もあるよ。どちらにしても「とても大(おお)きい」という意味(いみ)からきているんだね。