ハラビロカマキリの塗り絵
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ハラビロカマキリの特徴
ハラビロカマキリは、カマキリの仲間の中でも体が平たくて幅が広いのが特徴の昆虫です。日本の身近な場所、特に木の枝や葉の上で獲物を待つ姿がよく見られます。
名前と見た目の由来
- ハラビロ:和名のハラビロは、「腹広」と書き、胴体が横に広く、平べったいという見た目の特徴から名付けられました。
- 英語名:英語では、「Spotted Mantis」のように、その特徴的な見た目から呼ばれることもあります。ハラビロカマキリ(Hierodula patellifera)は「Asian Jumping Mantis(アジアのジャンプするカマキリ)」などと呼ばれます。
体の 姿
ハラビロカマキリは、日本のカマキリの中でも中型ですが、その平たい体つきが特徴的です。
- 大きさ:体長はだいたい5センチメートルから7センチメートルくらいです。
- 色:体全体の色は、鮮やかな緑色のものが多く、中には茶色のものもいます。
- 前足(カマ):獲物を捕まえるカマの内側には、黒い点のような模様が一つあるのが特徴です。他のカマキリと見分ける時の目印になります。
- 翅:メスは翅が短い種類もいますが、オスとメスともに体が幅広で、翅も大きく見えます。
普段はゆっくりと動いていますが、獲物を見つけると、カマを素早く動かして捕まえます。
どこに 住んでいるの?
ハラビロカマキリは、アジアの温かい地域に広く生息しています。
- 主な生息地:日本、中国、インドなど、アジアの広い範囲に分布しています。
- 日本の生息:日本では、主に本州、四国、九州など、比較的暖かい地域の平地から低い山地にかけて生息しています。
- 生息する場所:公園の木、生け垣、草むらなど、木や葉がたくさんある場所でよく見られます。木の枝などに体を寄せて、体を平らにして隠れていることが多いです。
どんなものを 食べているの?
ハラビロカマキリは、肉食の昆虫です。
- 食べ物:主にバッタ、ハエ、アブなどの昆虫や、自分よりも小さなクモなどを捕まえて食べます。カマキリは、生きた獲物しか食べません。
- 狩の仕方:葉や枝の上にじっと隠れて獲物が近づくのを待ち、獲物が近づくと、カマを素早く振り下ろして捕まえます。
ハラビロカマキリの色を塗るコツ
ぬりえでは、ハラビロカマキリの鮮やかな緑色と、平たい体つきを表現するのがコツです。
塗り方の基本
- 体全体:
- 色:基本となる鮮やかな緑色をベースに、黄緑色を混ぜて、自然な葉っぱの色に近いグラデーションをつけましょう。
- 平たい胴体:胴体の中央に明るい色を塗り、横のふちに濃い緑で影をつけると、平たい立体感が表現できます。
- カマ:
- カマの模様:カマの内側にある黒い点を忘れずに塗りましょう。カマのふちのトゲは、濃い緑で鋭く描きます。
- 頭と目:
- 目:大きな目玉は、黒や濃い茶色で塗り、光が当たったような白い点を一つ入れると、鋭い表情になります。
- 顔:顔のアゴの部分は、少し明るい色で塗ると、表情が強調されます。
特別のアイテムの色
- 翅:
- 翅の色:体の色よりも少し明るい緑色や黄緑色で、向こう側が透けて見えるようなイメージで、薄く塗ると軽やかな質感が表現できます。
- 翅の筋:翅に入っている細い筋は、濃い緑色で細かく描くと、繊細な質感が出ます。
- 背景の葉:
- 背景:ハラビロカマキリが隠れている葉を、カマキリの体とは別の緑色で塗ると、カマキリが葉っぱから浮き上がって見えます。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 自由に表現しよう!
- ハラビロカマキリが獲物を狙っている様子を想像して、カマの周りにバッタや小さな虫を描き足しても楽しいね。自由に表現しよう!
- 隠れる様子を描こう!
- カマキリの平たい体を強調するために、木の枝や生け垣を背景に描き足すと、自然に溶け込んでいる様子が伝わって、絵がもっと生き生きするよ!
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ハラビロカマキリ メス
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ハラビロカマキリ メス2