ノコギリクワガタ
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ノコギリクワガタの特徴
大きなアゴが特徴!つるつるした羽(上ばね)と細くて節のある足
ノコギリクワガタといえば、やっぱりノコギリみたいにギザギザした大きなアゴ(大あご)だよね!オスだけがこのかっこいいアゴを持っているよ。このアゴを使って、ほかのオスとケンカしたり、メスをさがしたりするよ。
色はカブトムシと同じで、主に茶色や少し赤みがかった茶色、または黒っぽい色をしていることが多いよ。光の当たり方で、つやつや光って見えることもあるんだ。
背中にある硬い羽(上ばね)は、他のクワガタと同じように、つるつるしていて光沢があるように見えるよ。
枝にしがみつくための、細くて丈夫な足があるよ。足にも関節があるみたい。
ノコギリクワガタにもいろいろな種類がいるの?
実は、ノコギリクワガタにも、アゴの形や体の大きさがちがう、いろいろなタイプがいるんだ!
アゴが短いタイプもいれば、とっても長くて立派なアゴのタイプもいるんだよ。
どんなところにいるの?
ノコギリクワガタは、主に本州(ほんしゅう)から九州(きゅうしゅう)にかけての森や林に住んでいるよ。とくに、コナラやクヌギといった木のミツ(じゅえき)が大好きなんだ。
夜になると、この木のミツを吸いにやってくるよ。
どんなものを食べるの?
ノコギリクワガタは、木のミツ(じゅえき)や、熟した果物(くだもの)が大好物!お家で飼うときは、昆虫ゼリーをあげると喜んで食べるよ。
いつどこで捕まえられる?
ノコギリクワガタは、夏になるとたくさん見かけるようになるよ。とくに、7月から8月にかけてが一番多く活動する時期なんだ。夜に電気の光に集まってくることもあるから、昆虫採集(さいしゅう)に行くときは夜もねらってみよう!
オスとメスのちがい
オスは大きくて立派なノコギリ状(じょう)のアゴを持っているけど、メスはアゴが小さくて、体も丸っこいよ。色も、オスは赤っぽい茶色から黒っぽい色までいろいろいるけど、メスは黒っぽい色が多いかな。
強さはどれくらい?
ノコギリクワガタは、ケンカがとっても強いクワガタだよ!とくに、自分のテリトリー(縄張り:なわばり)を守るときは、大きなアゴを使って相手を投げ飛ばしたりするんだ。でも、カブトムシやオオクワガタには、ちょっと負けちゃうこともあることもあるかな?
どれくらい生きるの?
自然の中では、だいたい数ヶ月くらい生きるよ。卵(たまご)から大人になるまでは2年くらいかかるんだけど、大人になってからの寿命(じゅみょう)はそんなに長くはないんだ。
名前の由来
ノコギリクワガタの名前は、もちろんそのノコギリのような形をしたアゴからきているんだよ。英語では「Stag beetle」と言うんだけど、これもオスの大きなアゴがシカの角(つの)に似ていることからきているんだ。
どうやって卵を産むの?
メスのノコギリクワガタは、クヌギやコナラなどの朽ちた木(くちたき)の中に卵を産むんだ。卵からかえった幼虫(ようちゅう)は、その朽ちた木を食べて大きくなるよ。
ノコギリクワガタを塗るコツ
体の「茶色」には色々な種類があるよ!
ノコギリクワガタは一色ではなく、明るい茶色から濃い茶色、少し赤みがかった茶色まで、体の部分によって少しずつ色が違うように見えることがあるんだ。
- アゴや頭、足先:濃いめの茶色や黒に近い茶色
- 胸(頭と羽の間):少し明るめの茶色や赤っぽい茶色
- 羽(背中):つやつやした濃い茶色
- 色鉛筆やクレヨンで、いくつかの茶色を使い分けてみたり、同じ茶色でも濃く塗ったり薄く塗ったりして、違いを出してみると面白いよ!
アゴのギザギザを意識して塗ろう!
ノコギリクワガタのアゴは、ギザギザの部分が影になっていたり、光が当たっていたりするから、濃い色と少し薄い色を使い分けて、立体感を出してみよう。ギザギザの一つ一つを丁寧に塗ると、よりかっこよく見えるよ。
つるつる感を出すには?
背中の羽は、光が当たってつるつる光って見えることがあるから、白い部分を残してもいいし、塗った上から少し薄い色を重ねてみてもいいよ。
枝も塗ってみよう!
クワガタがとまっている枝は、木の色(茶色)や、少し緑っぽいコケの色など、好きな色で塗ってみよう。木の皮の模様を描き足してみるのも楽しいよ!
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ノコギリクワガタ(オス成虫)