ヒラタクワガタの塗り絵

ヒラタクワガタの特徴
力持ちでかっこいい! ヒラタクワガタ!
ヒラタクワガタは、黒くてつやつやした体と、平たくて大きなアゴが特徴のかっこいいクワガタです。日本のクワガタの中でも特に人気があり、子供から大人までみんなに愛されています。カブトムシと同じように、夏の森でよく見かける昆虫ですが、カブトムシとは違って、木の上だけでなく、木の根元や地面の下に隠れて暮らしています。とても力持ちで、つかんだらなかなか離しません!
どんなところにいるの?
ヒラタクワガタは、日本の本州から九州、沖縄まで、とても広い地域に住んでいます。森や林の中で、クヌギやコナラのような広葉樹の木に集まってきます。木の幹から出てくる甘い樹液を吸うのが大好きです。昼間は、木の根元にある洞や、朽ちた木の中、石の下などに隠れています。夜になると、エサを探したり、仲間と縄張り争いをしたりするために動き出します。
強いアゴの秘密
ヒラタクワガタのいちばんの魅力は、その大きなアゴです。平たくて、ギザギザした部分がたくさんついています。このアゴは、オス同士が戦う時に使ったり、メスを捕まえたり、木に穴を開けたりするのに使います。クワガタはアゴで相手を挟んで投げ飛ばすことがありますが、ヒラタクワガタは特に挟む力が強くて、簡単に離しません。このアゴの力は、カブトムシや他のクワガタよりも強いと言われています。
大きさや体の色
ヒラタクワガタは、大きさにかなり幅があります。小さいものは3cmくらいですが、大きいものだと7cmや8cmになることもあります。体が平たいので、他のクワガタよりも隠れやすく、狭い場所にもスッと入ることができます。体の色は、つやつやした黒色がほとんどです。光に当たると、少し赤っぽく見えることもあります。
オスとメスの違い
ヒラタクワガタは、オスとメスの違いがとてもわかりやすいです。
- オス:大きく立派なアゴを持っています。体が平たくて、つやつやしています。
- メス:オスよりもずっと小さく、アゴも短いです。体の形は丸っこくて、表面に小さな点々がたくさんついています。
一生のサイクル
ヒラタクワガタは、卵から成虫になるまで、およそ2年かかります。
- 卵:メスが朽ちた木の中に卵を産みます。
- 幼虫:卵からかえった幼虫は、朽ちた木を食べながら大きくなります。この幼虫が、木の栄養をたくさん吸収して、次の年に立派なクワガタになるための準備をします。
- さなぎ:幼虫は、十分に大きくなると、サナギになります。サナギの期間は、およそ1か月です。
- 成虫:サナギから成虫になると、夏の間に地上に出てきます。成虫の寿命は、およそ1年から2年です。冬の間は、朽ちた木の中で冬眠をして、次の夏にまた活動します。
ヒラタクワガタの色を塗るコツ
色の選び方:つやつやした黒色を表現しよう!
ヒラタクワガタのぬりえでは、かっこいい黒い体を上手に塗ることがポイントです。ただ黒一色で塗るのではなく、光が当たっているところや、影になっているところを工夫して塗ると、もっと本物らしくなります。
- 体の色:
- 基本的には黒色で塗ります。色鉛筆なら、強い力でしっかり黒く塗りつぶしてみましょう。
- 光が当たっているところは、少しだけグレーを混ぜてみましょう。黒のクレヨンの上から、白い色鉛筆を重ねて塗るのも、つやつやした感じを出す工夫になります。
- 影になっているところは、濃い黒やこげ茶色で塗ると、立体的に見えます。
- 光に当たると、少し赤っぽく見えることもあるので、黒に少しだけ赤色を混ぜて塗るのも面白いです。
- アゴの色:
- アゴも体と同じように黒色で塗ります。ギザギザした部分を丁寧に塗ってみましょう。
- 目の色:
- ヒラタクワガタの目は、小さくて丸い黒色です。
- 背景の色:
- ヒラタクワガタがいるのは、森や林です。茶色や緑色を塗ると、本物の世界が広がります。
- 夜に活動するクワガタなので、夜空や星、月などを描き加えても、かっこいい絵になります。
立体感を出す塗り方:「つや」と「影」を意識しよう!
ヒラタクワガタの体は、つるつるしていて光っています。この「つや」と「影」を上手に表現すると、ぬりえがもっと生き生きして見えます。
- つやを出す場所:
- 頭や背中の丸い部分に、光が当たっているところを想像して、少し白い色や薄いグレーを残しておきましょう。そこがキラキラと光っているように見えます。
- 黒く塗った上から、白い色鉛筆でスッと線を引いてみるのも、つやを出す方法です。
- 影を出す場所:
- アゴの内側や、体のつなぎ目の部分、足の下側などは、影になります。
- こういったところに、濃い黒や濃いこげ茶色を塗ると、体がもっこりした立体的な感じになります。
絵の具や色鉛筆、画材のコツ!
- 色鉛筆:
- 力を入れて濃く塗ったり、力を抜いて薄く塗ったりすることで、つやと影を表現しやすいです。
- 黒色の上に、他の色(グレーや白、少しの赤など)を重ねて塗ると、深みのある色になります。
- クレヨン:
- クレヨンで塗ると、つやつやした感じを出しやすいです。指でこすって色をぼかすこともできます。
- 絵の具:
- 黒色に少しだけ水を混ぜて、薄いグレーを作り、光が当たっている部分に塗ってみましょう。乾いてから、もう一度黒を重ねて塗ると、深みが出ます。
きみの想像力と、自由な発想で、世界に一つだけの素敵なヒラタクワガタのぬりえを完成させてください!
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ヒラタクワガタ(オス)
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ヒラタクワガタ2(オス)
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ヒラタクワガタ(メス)