シオカラトンボの塗り絵
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シオカラトンボの特徴
シオカラトンボ
シオカラトンボは、日本でいちばん身近なトンボの仲間だよ。よく公園や田んぼ、池のまわりで見かけることができるね。夏の暑い日に、あき地や広場をスイスイと飛んでいるのを見かけることが多いよ。
オスメスで色がちがう!
シオカラトンボは、オスとメスで体の色が大きくちがうのが特徴だよ。
- オス:体全体が、塩をふりかけたように白い粉(ブルーム)でおおわれて、水色から灰白色に見えるよ。この色がお塩みたいだから、「シオカラトンボ」という名前がついたんだ。
- メスと若いオス:体は黄色と黒のしま模様だよ。メスは大人になってもこの色のままで、オスは大人になると白い粉が出てきて水色になるんだ。
また、オスには胸の下に小さな突起があるよ。
どこに住んでいるの?
シオカラトンボは、川や池、沼、水田など、水のきれいな場所なら、どこにでも住んでいるよ。日本中どこにでもいるので、見つけやすいトンボだね。
何を食べるの?
シオカラトンボは、小さな虫を食べるハンターだよ。ハエやカ、小さなチョウなどを空中で捕まえて食べるんだ。「ヤゴ」と呼ばれる幼虫のときも、水の中で小さなミジンコやボウフラなどを食べているよ。
シオカラトンボの一生
シオカラトンボは、メスが水面に卵を産むよ。卵からかえったヤゴは、水の中で約1年過ごすんだ。そして、ヤゴは成長すると、水から出てきて羽化し、トンボになるんだ。この、ヤゴからトンボになる瞬間は、とても神秘的だよ。
オオシオカラトンボ
オオシオカラトンボは、シオカラトンボの仲間で、名前のとおり「大きな」シオカラトンボだよ。体長は、シオカラトンボよりも少し大きいんだ。
- オス:シオカラトンボのオスとよく似ていて、体全体が白い粉でおおわれているよ。でも、シオカラトンボよりも少し黒っぽい色に見えることが多いんだ。
- メスと若いオス:シオカラトンボのメスと同じように、黄色と黒のしま模様だよ。
オオシオカラトンボは、シオカラトンボよりも少し数がすくないけれど、同じような場所でくらすことが多いよ。
シオカラトンボとオオシオカラトンボの見分け方
シオカラトンボとオオシオカラトンボは、よく似ているけれど、よく見るとちがいがわかるよ。見分け方のポイントは、体の大きさや色、そして胸の模様をくらべてみることだよ。
- 大きさ:オオシオカラトンボのほうが、シオカラトンボより少し大きいよ。
- オスの体の色:シオカラトンボのオスは、水色の白い粉が多いけれど、オオシオカラトンボのオスは、黒っぽい色に白い粉がかかっていることが多いよ。
- メスと若いオスの体:シオカラトンボのメスは、おなかの先まで黄色と黒のしま模様だけど、オオシオカラトンボのメスは、おなかの先の方が黒いことが多いよ。
- 胸の模様:オオシオカラトンボの胸には、黒くて太いすじの模様があるけれど、シオカラトンボの胸には、このすじ模様がないか、あってもとても細いよ。
- メスのお尻の先:オオシオカラトンボはメスのお尻の先に、膨らんでいる部分があるよ。
シオカラトンボの色を塗るコツ
色の選び方
シオカラトンボは、オスとメスで色を塗り分けて、違いを表現してみよう。
- オスの体:水色やうすい灰色で、ふわっとした感じに塗ると、白い粉(ブルーム)の様子が表現できるよ。
- メスの体:黄色と黒色を交互に塗って、しま模様をはっきりと描こう。おなかの先まで、きれいにしま模様にしてみよう。
- 羽:トンボの羽は、とても薄くて透明だね。羽のふちをうすい茶色や灰色でなぞるように塗るだけでも、透明感が表現できるよ。羽の付け根や、羽の先の、黒い模様もしっかりと描こう。
- 目:シオカラトンボの目は、とても大きくてきれいな色をしているね。濃い青や青緑色にすると、生き生きとした感じが出るよ。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 背景:シオカラトンボがよくいる水辺や草むらを想像して、背景を塗ってみよう。水色や緑色で、水や草を描き加えても楽しいね。
- 立体感:羽の付け根や、おなかのくびれている部分など、少し濃い色で影をつけるように塗ると、立体的に見えるよ。
- 自由な発想:本物の色にこだわらなくても大丈夫!きみの好きな色で、カラフルなシオカラトンボを自由に描いてみよう!
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シオカラトンボ(オス)
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シオカラトンボ(メス)
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オオシオカラトンボ(オス)
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オオシオカラトンボ(メス)