パルテノン神殿の塗り絵

難易度:
~

パルテノン神殿の特徴(とくちょう)

アテネの丘(おか)の上(うえ)の神殿(しんでん)

パルテノン神殿(しんでん)は、ギリシャの首都(しゅと)アテネにある、古(ふる)い神殿(しんでん)だよ。
アクロポリスという、町(まち)を見(み)下(お)ろす丘(おか)の上(うえ)に立(た)っているんだ。
いまから2400年以上前(ねんいじょうまえ)、紀元前(きげんぜん)5世紀(せいき)に建(た)てられたよ。
アテネの町(まち)を守(まも)る女神(めがみ)アテナをまつるための神殿(しんでん)だったんだ。
「アテネのアクロポリス」として、1987年(ねん)に世界遺産(せかいいさん)にえらばれたよ。

太(ふと)い柱(はしら)がずらりとならぶ

パルテノン神殿(しんでん)の目(め)じるしは、まわりをぐるりとかこむ太(ふと)い石(いし)の柱(はしら)だね。
正面(しょうめん)には8本(ぽん)、横(よこ)には17本(ぽん)の柱(はしら)がならんでいるんだ。
柱(はしら)の表面(ひょうめん)には、たてに細(ほそ)いみぞがほられているよ。
柱(はしら)の上(うえ)には、横(よこ)に長(なが)い石(いし)の帯(おび)と、三角(さんかく)の屋根(やね)のかべがのっているね。
むかしは、ここにたくさんの彫刻(ちょうこく)がかざられていたんだ。

こわれてしまった神殿(しんでん)

パルテノン神殿(しんでん)には、いまは屋根(やね)がないよ。
長(なが)い歴史(れきし)の中(なか)で、神殿(しんでん)は教会(きょうかい)になったり、イスラム教(きょう)の礼拝所(れいはいしょ)になったりしたんだ。
1687年(ねん)には、火薬(かやく)の倉庫(そうこ)として使(つか)われていたときに、戦争(せんそう)の砲弾(ほうだん)が当(あ)たって、大爆発(だいばくはつ)がおきてしまったよ。
いまは、こわれた石(いし)を1つずつ調(しら)べて、元(もと)の場所(ばしょ)にもどす修復(しゅうふく)が続(つづ)けられているんだ。

ななめ前(まえ)から、下(した)から

1枚目(まいめ)の塗(ぬ)り絵(え)は、ななめ前(まえ)から見(み)たパルテノン神殿(しんでん)だよ。
正面(しょうめん)と横(よこ)の柱(はしら)が、奥(おく)へならんでいくようすがよくわかるね。
2枚目(まいめ)は、下(した)から見(み)上(あ)げたところなんだ。
柱(はしら)のすきまから、奥(おく)の柱(はしら)やかべが見(み)えているよ。
柱(はしら)の本数(ほんすう)を数(かぞ)えながら、1本(ぽん)ずつぬってみよう。

ギリシャの神話(しんわ)の女神(めがみ)アテナ

アテナは、ギリシャ神話(しんわ)に出(で)てくる、知恵(ちえ)とたたかいの女神(めがみ)だよ。
アテネという町(まち)の名前(なまえ)も、この女神(めがみ)と深(ふか)いつながりがあるといわれているんだ。
神殿(しんでん)の中(なか)には、むかし、金(かね)と象牙(ぞうげ)でかざられた、大(おお)きなアテナの像(ぞう)が立(た)っていたと伝(つた)えられているよ。
いまはその像(ぞう)は残(のこ)っていないけれど、神殿(しんでん)の大(おお)きさから、像(ぞう)がどれほど大(おお)きかったかを想像(そうぞう)できるね。
アクロポリスの丘(おか)には、パルテノン神殿(しんでん)のほかにも、女(おんな)の人(ひと)の形(かたち)の柱(はしら)で屋根(やね)をささえる神殿(しんでん)など、いくつもの古(ふる)い建物(たてもの)が残(のこ)っているんだ。
丘(おか)の上(うえ)から見(み)下(お)ろすアテネの町(まち)は、白(しろ)い家(いえ)がびっしりならんでいて、とてもながめがいいよ。

パルテノン神殿の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

大理石(だいりせき)は、クリーム色(しょく)と黄土色(おうどいろ)で

パルテノン神殿(しんでん)は、白(しろ)い大理石(だいりせき)でできているよ。
でも、長(なが)い年月(としつき)で、いまはクリーム色(しょく)やうすい黄土色(おうどいろ)に見(み)えるんだ。
全体(ぜんたい)をうすいクリーム色(しょく)でぬってから、ところどころに黄土色(おうどいろ)やうすい茶色(ちゃいろ)を重(かさ)ねると、古(ふる)い石(いし)らしくなるよ。

柱(はしら)のみぞで、丸(まる)い柱(はしら)に

柱(はしら)は丸(まる)いので、光(ひかり)の当たる側(がわ)を明(あか)るく、反対側(はんたいがわ)を少(すこ)しこくぬろう。
たてのみぞの線(せん)にそって、うすい茶色(ちゃいろ)を細く入(い)れると、柱(はしら)がまるく見(み)えてくるよ。
柱(はしら)のすきまの奥(おく)のかべは、こい黄土色(おうどいろ)にすると、前(まえ)の柱(はしら)がうかび上(うえ)がるんだ。

ギリシャの青(あお)い空(そら)

ギリシャの空(そら)は、とてもこい青(あお)なんだ。
空(そら)をこい青(あお)やぐんじょう色(しょく)でぬると、クリーム色(しょく)の神殿(しんでん)がぐっと引(ひ)き立つよ。
2枚目(まいめ)のように見(み)上(あ)げた絵(え)は、上(うえ)のほうの空(そら)をこく、下(した)のほうをうすくすると、高(たか)さが出(で)るね。

むかしの色(しょく)を想像(そうぞう)して

建(た)てられたころのパルテノン神殿(しんでん)は、彫刻(ちょうこく)やかざりに赤(あか)や青(あお)などの色(しょく)がぬられていたと考(かんが)えられているよ。
三角(さんかく)の屋根(やね)のかべや、柱(はしら)の上(うえ)の帯(おび)に、好(す)きな色(しょく)をつけて、むかしのすがたを想像(そうぞう)してみるのも楽(たの)しいね。
コロッセオの塗(ぬ)り絵(え)とならべて、古(ふる)い石(いし)の建物(たてもの)をくらべてみよう。

くずれた石(いし)は、色(しょく)を少(すこ)し変(か)えて

神殿(しんでん)の下(した)に転(ころ)がるくずれた石(いし)は、1つずつ少(すこ)しずつ色(しょく)を変(か)えてぬってみよう。
クリーム色(しょく)、うすい灰色(はいいろ)、うすい茶色(ちゃいろ)をまぜると、石(いし)のかたまりが自然(しぜん)に見(み)えるよ。

パルテノン神殿の豆知識(まめちしき)

まっすぐに見(み)えて、じつは曲(ま)がっている

パルテノン神殿(しんでん)の柱(はしら)や床(ゆか)は、ぜんぶがまっすぐではないんだよ。
柱(はしら)はまん中(なか)が少(すこ)しふくらんでいて、全体(ぜんたい)が少(すこ)し内(うち)がわにかたむいているんだ。
床(ゆか)も、まん中(なか)が少(すこ)しだけもり上(うえ)がっているよ。
こうすると、遠(とお)くから見(み)たときに、かえってまっすぐで力強(ちからづよ)く見(み)えるといわれているんだ。

ユネスコのマーク

世界遺産(せかいいさん)をえらぶユネスコのマークは、柱(はしら)がならぶ神殿(しんでん)の形(かたち)をしているよ。
このマークは、パルテノン神殿(しんでん)のような、ギリシャの神殿(しんでん)の形(かたち)がもとになっているといわれているんだ。
世界遺産(せかいいさん)のことを調(しら)べるときに、マークも見(み)てみてね。

修理(しゅうり)の新(あたら)しい石(いし)は、白(しろ)く見(み)える

パルテノン神殿(しんでん)の修理(しゅうり)では、こわれた部分(ぶぶん)に、新(あたら)しい大理石(だいりせき)がつぎ足(た)されているよ。
新(あたら)しい石(いし)は白(しろ)くて、古(ふる)い石(いし)はクリーム色(しょく)なので、どこを直(なお)したのかがよくわかるんだ。
修理(しゅうり)はとても時間(じかん)がかかり、いまも少(すこ)しずつ進(すす)められているよ。

柱(はしら)は、石(いし)を積(つ)み重(かさ)ねて作(つく)った

パルテノン神殿(しんでん)の太(ふと)い柱(はしら)は、1本(ぽん)の大(おお)きな石(いし)ではないんだ。
丸(まる)いもちのような形(かたち)の石(いし)を、いくつも積(つ)み重(かさ)ねて作られているよ。
2枚目(まいめ)の塗(ぬ)り絵(え)で、柱(はしら)に横(よこ)の線(せん)が入(はい)っているところをさがしてみよう。