ノトサウルスの塗り絵
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ノトサウルスの特徴
海の生活を 始めた 首長竜の 祖先!
ノトサウルスは、約2億4500万年前から2億3000万年前の「三畳紀」に生きていた、海に住む爬虫類です。まだ首長竜のように首が長くはありませんでしたが、陸地から浅い海へと生活の場を移し始めた、海生爬虫類の仲間と考えられています。
ノトサウルスの英語名は Nothosaurus です。この名前は、ギリシャ語の「nothos(偽りの・不確かな)」と「sauros(トカゲ)」が合わさったもので、「偽りのトカゲ」または「疑わしきトカゲ」という意味があります。これは、発見された当時、その分類が難しかったことに由来すると言われています。
化石は どこで 見つかったの?
ノトサウルスの化石は、ヨーロッパの広い範囲で発見されています。
- とくに、ドイツやポーランド、オランダ、イタリア、中国などで見つかっています。
- 浅い海の堆積物の中から見つかることが多く、かつてその地域が浅い海だったことを示しています。
どんな 時代にいたの?
ノトサウルスが生きていた三畳紀は、恐竜が出現するよりも少し前の時代で、地球上の生命が、前の大絶滅から回復し始めた時期にあたります。
- 浅い海で魚やイカなどを捕まえて生活していました。
体の 模様は どんな感じ?
ノトサウルスは、現代のアシカやアザラシに似たような体つきをしていたと考えられています。
- 体長は3メートルから4メートルくらいで、ワニのように細長い体をしています。
- 小さな頭と、獲物を逃さないように並んだ鋭い針のような歯を持っていました。
- 手足は、水をかくためのオールのような形(ひれ足)に変化していました。尾も長く、泳ぐときに使っていたと考えられています。
どんなものを 食べたの?
ノトサウルスは、魚食性のハンターです。
- 鋭い歯を使って、海の中にいた魚や小さな水生動物を捕まえて食べていたと考えられています。
一生は どのくらい?
ノトサウルスの正確な寿命はわかっていませんが、爬虫類の仲間としては、だいたい10年から20年くらい生きていたと考えられています。
ノトサウルスの色を塗るコツ
色の選び方:海に 溶け込む カモフラージュを イメージしよう!
ノトサウルスは海に住んでいたので、獲物に見つからないよう、水の色に溶け込むような色を想像してみましょう。
- 背中の部分:上から見ても目立たないように、濃い青色や灰色、濃い緑色を塗ると、海らしい感じが出ます。
- お腹の部分:下から見ても空の色に溶け込むように、明るい灰色やクリーム色、薄い青色にすると、リアルに見えるよ。
- 頭と歯:鋭い歯は白で、頭は体の色に合わせて塗ると、かっこいいハンターの顔になります。
- ヒレ足:ヒレ足は、体と同じ色にするか、少し濃い色で塗ると、力強く見えるよ。
立体感を出す 塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
この爬虫類の絵に、体の丸みや筋肉の形が描かれていたら、そこをヒントに「かげ」をつけてみましょう。
- かげになる場所:体の下側、首の付け根、ヒレ足の裏側などに、メインの色より少し濃い色を塗ると、水中で泳いでいるような立体感が出るよ!
- 光が当たる場所:背中の真ん中のように、水面からの光が当たりやすいところは、少し明るい色を残したり、薄い色を塗ったりすると、より生き生きして見えるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなノトサウルスがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。派手なしま模様や、七色に光る体も楽しいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- ノトサウルスが泳いでいるのは、どんな場所かな? 浅い海のサンゴや岩場、小さな魚を描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
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ノトサウルス