鬼の塗り絵
難易度:
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鬼の特徴
日本の昔話でおなじみ!鬼ってなんだろう?
鬼は、桃太郎などの日本の昔話や、伝説によく登場する、不思議な力をもつ存在だよ。頭にはツノが生えていて、口にはするどいキバ、手にはトゲトゲの金棒を持っていることが多いんだ。人間よりもずっと力が強くて、ちょっと怖いイメージがあるかもしれないね。でも、お話によっては、人間を助けてくれる鬼や、ちょっとおっちょこちょいな鬼もいるんだよ。
鬼の見た目の特徴!
鬼には、みんなが「鬼だ!」と聞いて思い浮かべる、いくつかの特徴があるよ。
- ツノ:頭には、牛のようなツノが一本か二本生えていることが多いよ。
- キバ:口からは、鋭いキバがのぞいているよ。
- 筋肉もりもり:体が大きくて、筋肉がムキムキ!とっても力持ちなんだ。
- 虎の皮のパンツ:黄色と黒のしま模様が特徴の、虎の皮でできたパンツをはいていることが多いよ。
- 金棒:鉄でできた、トゲトゲがたくさんついた重い棒を持っているんだ。「鬼に金棒」ということわざは、強い鬼がさらに強い武器を持つことから、「もともと強いものが、何かを得てさらに強くなる」という意味で使われるんだよ。
赤鬼、青鬼…いろんな鬼がいるんだ!
鬼には、いろいろな色がいると考えられているよ。それぞれの色には、意味があるんだ。
- 赤鬼:いちばんよく知られている鬼だね。怒りんぼうの心や、わがままな気持ちを表していると言われているよ。
- 青鬼:悲しい気持ちや、誰かをうらやむ気持ちを表す鬼だよ。
- 緑鬼:体を動かさずだらだらしたり、不健康だったりする気持ちを表す鬼なんだ。
- 黒鬼:人を疑ったり、文句を言ったりする、いやーな気持ちを表しているよ。
- 黄鬼(白鬼):自分勝手な気持ちや、甘えん坊の心を表すと言われているよ。
これらは、みんなの心の中に住んでいるかもしれない、追い払いたい気持ちの象徴なんだね。
節分で豆をまくのはなぜ?
2月にある節分では、「鬼は外!福は内!」と言いながら豆をまくよね。これは、昔から、病気や災害などの悪いことを鬼のしわざだと考えて、豆の力で鬼(悪いこと)を追い払い、みんなが健康で幸せに暮らせるように願うための行事なんだよ。
鬼の色を塗るコツ
色の選び方
鬼は、どんな色に塗ってもいいんだ!きみが「こんな鬼がいたら怖いな」「こんな鬼なら友達になりたいな」と想像しながら、色を選んでみよう。
- 基本的な体の色:赤色、青色、緑色、黒色、黄色など、好きな鬼の色を選んでみよう。迫力を出したかったら、濃い色で力強く塗るのがおすすめだよ。
- 髪の毛:黒や茶色もいいけど、金色や銀色、オレンジ色にすると、もっと強そうに見えるかも!
- ツノとキバ:白やクリーム色、黄色で塗ると、するどそうに見えるね。根元のほうを少しだけ灰色で塗ると、立体感が出るよ。
- 虎の皮のパンツ:鬼のトレードマーク!黄色で塗ってから、黒でしま模様を丁寧に描いてみよう。はみ出さないように塗る練習にもなるね。
- 金棒:鉄でできているから、灰色や黒っぽい色で塗ってみよう。トゲトゲの部分を銀色のペンや色鉛筆で塗ると、キラリとひかってかっこよくなるよ。
力強さを表現しよう!
鬼は筋肉もりもりで力持ち!その力強さが伝わるように塗ってみよう。
- 筋肉の線に注目!絵に描かれている筋肉の線にそって、少し濃い色を重ねて塗ると、ムキムキした感じがよく出せるよ。
- 色鉛筆で塗るなら、力を入れて濃く塗るところと、優しく塗って薄くするところを作ると、力強さが表現できるね。
立体感を出す塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
鬼の大きな体を、もっと立体的に見せるためのコツだよ。
- かげになる場所(体の内側や下側)は、もとの色より少し暗い色を重ねてみよう。
- 腕の下、足の内側、あごの下などが「かげ」になりやすい場所だよ。
- ひかりが当たる場所は、少し明るい色にしたり、色を塗らずに白く残しておいたりすると、ひかっているように見えて、体が大きく見えるよ。
- おなかのふくらみ、肩、ほっぺたなどが「光」が当たりやすい場所だね。
背景も描いてみよう!
鬼がどこにいるのか想像して、背景を描き足してみよう!
- ゴツゴツした岩山:茶色や灰色で岩を描くと、鬼のすみかみたいに見えるよ。
- メラメラ燃える炎:赤、オレンジ、黄色を使って炎を描くと、地獄の鬼みたいで迫力満点!
- 雷や稲妻:黄色や白でギザギザの線を描き加えると、鬼が登場するシーンがもっとかっこよくなるよ。
ぬりえを楽しむためのヒント!
怖い鬼だけじゃなく、優しい鬼、泣き虫の鬼、おしゃれな鬼など、きみの自由な発想でぬりえを楽しんでね。虎の皮のパンツを、水玉模様や虹色にしてみるのも、とっても面白いアイデアだよ!
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