雪女の塗り絵
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雪女の特徴
雪と氷の世界からやってきた、美しいおばけ「雪女」
雪女は、雪がたくさん降る、さむーい冬の夜にあらわれる、日本のむかしからいるおばけだよ。透き通るように肌が白くて、長くて黒い髪の、とってもきれいな女の人の姿をしているんだ。「雪の精霊」だとも言われているよ。
どんなところにいるの?
雪女は、山の中や、さびしい道など、雪がたくさん積もるところにあらわれると言われているよ。吹雪がビュービューと吹く夜に、だれもいない雪の上に、すーっと姿をあらわすんだ。
雪女のふしぎな力
雪女は、ふしぎな力をもっているんだ。いちばん有名なのは、つめたーい息。この息を「ふーっ」と吹きかけられると、人はカチコチに凍ってしまうと言われているよ。だから、雪山で雪女に出会ったら、とってもこわいんだ。
やさしい雪女もいるの?
こわい雪女のお話だけじゃなくて、やさしい雪女のお話もあるんだよ。山で道にまよった人を助けてあげたり、人間の男の人と結婚して、奥さんになって暮らすお話もあるんだ。でも、「雪女の正体をだれかに話してはいけない」という約束を破ってしまうと、悲しいお別れが待っているんだって。
雪女の着ているもの
雪女は、雪のように白い着物を着ていることが多いよ。ときには、着物を着ていなくて、雪と一体になっているような姿でえがかれることもあるんだ。氷のようできれいだね。
雪女の色を塗るコツ
色の選び方
雪女は、雪と氷の世界のイメージだから、つめたくてきれいな色を選ぶとすてきだよ。
- 着物:白を基本に、水色やうすい紫色でかげをつけると、氷みたいできれいだよ。雪の結晶の模様は水色や、好きな色で塗っても素敵だね。
- 髪の毛:つやのある黒でぬると、白い肌との違いでとっても美しく見えるよ。光が当たっている部分を少しぬり残すと、つやつやに見えるね。
- 肌:色はぬらずに、紙の白をいかそう。ほっぺをうすいピンクにすると、少しやさしい感じになるよ。
- くちびる:赤や青むらさき色でぬると、白い肌によく映えて、ふしぎなふんいきになるよ。
- 目:黒や、すいこまれそうな深い青色にしてみよう。
つめたくて、透き通る感じを出してみよう!
雪女は、氷や雪でできているみたいに、つめたくて透き通っているイメージだね。
- 色えんぴつでぬる場合:力をいれずに、やさしくうすく色をぬってみよう。色をあまり重ねすぎないのがコツだよ。
- クレヨンでぬる場合:白いクレヨンを上から重ねてぬると、全体がふんわりと、雪っぽくなるよ。
立体感を出す塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
雪女は、夜や吹雪の中にあらわれることが多いから、月の光や雪あかりを想像してぬってみよう。かげになる場所は、
- 着物のしわや、かさなっている部分
- 髪の毛のうしろがわや、顔にかかる部分
- 首の下や、そでの内側
- こういうところを、すこしだけ水色や灰色でぬると、雪女がうかびあがって見えるよ。
背景を冬の世界にしよう!
- 夜空:こい青色やむらさき色でぬって、星をキラキラ描いてみよう。白い絵の具を歯ブラシにつけてとばすと、雪が降っているみたいになるよ。
- 雪景色:雪女の足元に、雪がつもっている様子を描こう。木に雪が積もっているのを描くのもいいね。
- 吹雪:えんぴつや色えんぴつで、ぐるぐると風がまいているような線を描き加えると、吹雪の感じが出るよ。
ぬりえを楽しむためのヒント!
雪女は、こわいお話もあるけれど、本当は悲しいおばけかもしれないね。「こんな雪女だったらいいな」という、きみだけのやさしい雪女や、カラフルな雪女をぬってみるのも、とってもすてきだよ!
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雪女 背景なし
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雪女
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かわいい 雪女
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かわいい 雪女