橘の塗り絵

難易度:
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橘の特徴(とくちょう)

日本(にほん)にずっと昔(むかし)からある特別なミカン!橘(たちばな)

タチバナは、日本(にほん)に大昔(むかし)から自然に生えている日本固有のミカンの仲間(なかま)だよ。私(わたし)たちがいつも食(た)べている温州ミカンとはちがって、実はとっても小(ちい)さくて酸っぱいのが特徴(とくちょう)なんだ。でも、一年中緑色の葉っぱを茂らせているから、昔(むかし)の人(ひと)たちは「永遠(えいえん)に枯れない命の象徴(しょうちょう)」として、とっても大切(たいせつ)にしていたんだよ。

橘(たちばな)の特徴(とくちょう)と歴史(れきし)

橘(たちばな)は、初夏(しょか)に真っ白(しろ)で可愛(かわ)い花(はな)を咲(さ)かせて、冬(ふゆ)になると小(ちい)さな黄色(きいろ)い実をつけるよ。歴史(れきし)はとっても古(ふる)くて、日本(にほん)の古(ふる)いお話である「古事記(こじき)」や「日本書紀(にほんしょき)」にも登場(とうじょう)するんだ。昔(むかし)の人(ひと)は、この実を食(た)べるとずっと元気(げんき)に長生(ながい)きできると信じていたんだよ。

  • 実の大(おお)きさ:直径(ちょっけい)3センチくらいで、ピンポン玉よりも小(ちい)さいよ。
  • 味と香り:とっても酸っぱくて種(たね)もたくさんあるけれど、香りはとっても爽(さわ)やかで良い匂いがするんだ。
  • 葉っぱのひみつ:冬(ふゆ)になっても葉っぱが落(お)ちない「常緑樹(じょうりょくじゅ)」という種類(しゅるい)の木だよ。

右近(うこん)の橘(たちばな)

京都(きょうと)にある御所(ごしょ)(昔(むかし)の天皇のお家)には、階段(かいだん)の右側にタチバナ、左側(ひだりがわ)にサクラが植えられているんだ。タチバナは「ずっと変わらないこと」を、サクラは「新(あたら)しく生(う)まれること」を表していると言われているよ。

桜(さくら)とタチバナが並んでいる理由(りゆう)

お雛様(ひなさま)には「左近(さこん)の桜(さくら)」と「右近(うこん)の橘(たちばな)」がセットで飾られるよね。

  • 桜(さくら): ぱっと咲く「美(うつく)しさ」や「春(はる)」の象徴(しょうちょう)。
  • 橘(たちばな): ずっと枯れない「永遠の命」の象徴(しょうちょう)。 この2つを並べることで、「みんなが美(うつく)しく、元気(げんき)に長生(ながい)きできますように」という願いが込められているんだよ。

お雛様(ひなさま)の「左側(ひだりがわ)」にあるのに、なぜ「右近(うこん)」なの?

お雛様(ひなさま)の飾りを見(み)ると、タチバナは向かって「左(ひだり)」にあるよね。でも、これには理由(りゆう)があるんだ。

  • お殿様(とのさま)から見(み)ると「右(みぎ)」: 飾られているお殿様(とのさま)(お内裏様)から見(み)ると、自分(じぶん)の右側にタチバナがあるんだ。昔(むかし)の日本(にほん)では、主役(しゅやく)から見た方向を大切(たいせつ)にしたから「右近(うこん)の橘(たちばな)」と呼ぶよ。
  • 京都(きょうと)の御所(ごしょ)をマネしている: 京都(きょうと)にある昔(むかし)の天皇のお家の庭をモデルにしているんだ。そこには今も、同じ場所(ばしょ)にタチバナが植えられているよ。

橘の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

タチバナのぬりえを塗(ぬ)るときは、元気(げんき)いっぱいの「命の力(ちから)」を表現(ひょうげん)してみよう!

  • 実の色(いろ):実は明るい黄色(きいろ)やオレンジ色(いろ)で塗(ぬ)ろう。少(すこ)し緑色を混(ま)ぜると、まだ熟しきっていない本物(ほんもの)みたいな感じが出るよ。
  • 葉っぱの輝(かがや)き:葉っぱは濃(こ)い緑色だけど、光(ひかり)が当たっているところを白(しろ)っぽく残したり、黄緑色を重(かさ)ねたりすると、ツヤツヤした元気(げんき)な葉っぱに見えるよ。
  • 小(ちい)さな白(しろ)い花(はな):花(はな)を塗(ぬ)るときは、花(はな)びらを真っ白(しろ)なままにして、真ん中の「しべ」を黄色(きいろ)でちょんと塗(ぬ)ると、可愛らしく見えるよ。
  • 枝(えだ)の力強(ちからづよ)さ:枝(えだ)は茶色(ちゃいろ)やグレーを重(かさ)ねて塗(ぬ)ると、がっしりとした木らしさが出るね。

背景(はいけい)や雰囲気(ふんいき)を工夫(くふう)しよう

タチバナは神社や昔(むかし)のお屋敷に植えられていることが多(おお)いよ。背景(はいけい)に和風(わふう)の建物(たてもの)や、青(あお)い空(そら)を描(か)き足(た)すと、もっと素敵(すてき)な作品になるよ。冬(ふゆ)の景色(けしき)として、少(すこ)しだけ雪(ゆき)が積もっている様子(ようす)を表現(ひょうげん)するのも面白(おもし)いかもしれないね!

ぬりえを楽(たの)しむためのヒント!

本物(ほんもの)の色(いろ)にこだわらず、きみの「こんな黄金(おうごん)に輝(かがや)くタチバナがあったらいいな!」と思(おも)う色(いろ)に塗(ぬ)っていいんだよ。キラキラしたペンで実を塗(ぬ)ってみるのもかっこいいね!

橘の豆知識(まめちしき)

不老長寿の薬だった?!

大昔(むかし)の天皇が、田道間守(たじまもり)という人(ひと)に「永遠(えいえん)に枯れない不思議(ふしぎ)な果物(くだもの)」を探してくるように命令(めいれい)したんだ。田道間守(たじまもり)は10年もかけて遠(とお)い国(くに)からその実を持(も)ち帰(かえ)ったと言われているよ。それがタチバナの始(はじ)まりなんだって。

メダルの形(かたち)になっているよ

日本(にほん)でとっても素晴らしい発明(はつめい)をしたり、芸術(げいじゅつ)を極(きわ)めた人(ひと)たちがもらえる「文化勲章(ぶんかくんしょう)」という特別なメダルがあるんだ。そのメダルの形(かたち)は、タチバナの花(はな)と実のデザインになっているよ。一年中葉を落とさないタチバナのように、「文化も永遠(えいえん)に栄(さか)えてほしい」という願いが込められているんだね。

お菓子(かし)の神様(かみさま)と関係(かんけい)がある

タチバナを遠(とお)い国(くに)から持(も)ち帰(かえ)った田道間守(たじまもり)は、今では「お菓子(かし)の神様(かみさま)」として祀られているんだ。昔(むかし)は果物(くだもの)のことを「菓子(かし)」と呼んでいたから、タチバナは日本(にほん)で一番(いちばん)古(ふる)いお菓子(かし)の一(ひと)つと考えられていたんだよ。