プテロダクティルスの塗り絵
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プテロダクティルスの特徴
空を 支配した 翼竜の 仲間!
プテロダクティルスは、約1億5000万年前の「ジュラ紀」の終わりごろに生きていた、翼竜の仲間です。恐竜ではありませんが、同じ時代に空を飛んでいた爬虫類です。翼竜の中でも初期のグループで、鳥のように短い尾をもっているのが特徴です。
プテロダクティルスの英語名は Pterodactylus です。この名前は、ギリシャ語の「pteron(翼)」と「dactylos(指)」が合わさったもので、「翼の指」という意味があります。これは、長く伸びた薬指に大きな膜が張って翼になっていた、という体の特徴に由来しています。
化石は どこで 見つかったの?
プテロダクティルスの化石は、ヨーロッパのドイツにある「ゾルンホーフェン石灰岩層」という場所で発見されました。
- この地層は、化石がとてもきれいに残ることで世界的に有名で、プテロダクティルスだけでなく、原始的な鳥の始祖鳥の化石も見つかっています。
- 化石から、羽毛のような毛が生えていた可能性や、翼の膜がどのように張っていたかがわかっています。
どんな 時代にいたの?
プテロダクティルスが生きていたジュラ紀は、恐竜たちが最も栄えていた時代です。
- 恐竜たちが地上を支配する中、プテロダクティルスは空のハンターとして活躍していました。
- 主に海辺や湖の近くに住み、水辺の生き物を食べていたと考えられています。
体の 模様は どんな感じ?
プテロダクティルスは、翼竜の中でも比較的小さな種類です。
- 翼を広げた大きさ(翼開長)は50センチメートルから1メートルくらいで、カラスくらいの大きさでした。
- 頭は細長く、くちばしには小さな鋭い歯がたくさん並んでいました。
- 後ろ足で立って歩くことができましたが、ほとんどの時間を空を飛ぶことに使っていました。
どんなものを 食べたの?
プテロダクティルスは、肉食性のハンターです。
- 主に、魚や小さな昆虫などを捕まえて食べていたと考えられています。
- 水面近くを飛び回り、素早く獲物を捕まえていました。
一生は どのくらい?
プテロダクティルスの正確な寿命はわかっていませんが、小型の翼竜としては、だいたい10年くらい生きていたと考えられています。
プテロダクティルスの色を塗るコツ
色の選び方:空を 飛ぶ 爬虫類を イメージしよう!
プテロダクティルスは、空の生き物なので、鳥やコウモリのような色を参考にしてみましょう。
- 体全体:茶色、灰色、くすんだ緑色など、自然に溶け込むような色を塗ってみましょう。
- 翼の膜(皮膜):翼は薄い膜でできているので、うすい茶色や肌色、うすいピンク色などで、透けているような感じを出してみましょう。
- 頭とくちばし:くちばしは黄色や茶色に、歯は白で鋭く塗ると、ハンターらしい顔になります。
立体感を出す 塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
この翼竜の絵に、翼や体の丸みが描かれていたら、そこをヒントに「かげ」をつけてみましょう。
- かげになる場所:翼の骨と骨の間、あごの下、体の下側などに、メインの色より少し濃い色を塗ると、空を飛んでいるような立体感が出るよ!
- 光が当たる場所:翼の真ん中のように、空の光が当たりやすいところは、少し明るい色を残したり、薄い色を塗ったりすると、より生き生きして見えるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなプテロダクティルスがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。派手な赤色の翼や、しま模様の体も楽しいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- プテロダクティルスが飛んでいるのは、どんな場所かな? ジュラ紀の海や大きな火山、ヤシのような植物を描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
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プテロダクティルス