雪女の塗り絵

難易度：

妖怪・お化け

最終更新日：2025.10.23

雪女の特徴とくちょう

雪ゆきと氷こおりの世界せかいからやってきた、美うつくしいおばけ「雪女ゆきおんな」

雪女ゆきおんなは、雪ゆきがたくさん降ふる、さむーい冬ふゆの夜よるにあらわれる、日本にほんのむかしからいるおばけだよ。透すき通るように肌はだが白しろくて、長ながくて黒くろい髪かみの、とってもきれいな女おんなの人ひとの姿すがたをしているんだ。「雪ゆきの精霊せいれい」だとも言いわれているよ。

どんなところにいるの？

雪女ゆきおんなは、山やまの中なかや、さびしい道みちなど、雪ゆきがたくさん積つもるところにあらわれると言いわれているよ。吹雪ふぶきがビュービューと吹ふく夜よるに、だれもいない雪ゆきの上うえに、すーっと姿すがたをあらわすんだ。

雪女ゆきおんなのふしぎな力ちから

雪女ゆきおんなは、ふしぎな力ちからをもっているんだ。いちばん有名ゆうめいなのは、つめたーい息いき。この息いきを「ふーっ」と吹ふきかけられると、人ひとはカチコチに凍ってしまうと言いわれているよ。だから、雪山ゆきやまで雪女ゆきおんなに出会ったら、とってもこわいんだ。

やさしい雪女ゆきおんなもいるの？

こわい雪女ゆきおんなのお話はなだけじゃなくて、やさしい雪女ゆきおんなのお話はなもあるんだよ。山やまで道みちにまよった人ひとを助たすけてあげたり、人間にんげんの男おとこの人ひとと結婚けっこんして、奥おくさんになって暮くらすお話はなもあるんだ。でも、「雪女ゆきおんなの正体をだれかに話はなしてはいけない」という約束やくそくを破やぶってしまうと、悲かなしいお別わかれが待まっているんだって。

雪女ゆきおんなの着きているもの

雪女ゆきおんなは、雪ゆきのように白しろい着物きものを着きていることが多おおいよ。ときには、着物きものを着きていなくて、雪ゆきと一体いったいになっているような姿すがたでえがかれることもあるんだ。氷こおりのようできれいだね。

雪女の色いろを塗ぬるコツ

色いろの選えらび方かた

雪女ゆきおんなは、雪ゆきと氷こおりの世界せかいのイメージだから、つめたくてきれいな色いろを選えらぶとすてきだよ。

着物きもの：白しろを基本きほんに、水色みずいろやうすい紫色でかげをつけると、氷こおりみたいできれいだよ。雪ゆきの結晶けっしょうの模様は水色みずいろや、好きな色いろで塗ぬっても素敵すてきだね。
髪かみの毛け：つやのある黒くろでぬると、白しろい肌はだとの違ちがいでとっても美うつくしく見みえるよ。光ひかりが当あたっている部分ぶぶんを少すこしぬり残のこすと、つやつやに見みえるね。
肌はだ：色いろはぬらずに、紙かみの白しろをいかそう。ほっぺをうすいピンクにすると、少すこしやさしい感かんじになるよ。
くちびる：赤あかや青あおむらさき色いろでぬると、白しろい肌はだによく映はえて、ふしぎなふんいきになるよ。
目め：黒くろや、すいこまれそうな深ふかい青色あおいろにしてみよう。

つめたくて、透すき通る感かんじを出だしてみよう！

雪女ゆきおんなは、氷こおりや雪ゆきでできているみたいに、つめたくて透すき通っているイメージだね。

色いろえんぴつでぬる場合：力ちからをいれずに、やさしくうすく色いろをぬってみよう。色いろをあまり重かさねすぎないのがコツだよ。
クレヨンでぬる場合：白しろいクレヨンを上うえから重かさねてぬると、全体ぜんたいがふんわりと、雪ゆきっぽくなるよ。

立体感りったいかんを出だす塗ぬり方かた：「かげ」と「ひかり」を意識いしきしよう！

雪女ゆきおんなは、夜よるや吹雪ふぶきの中なかにあらわれることが多おおいから、月つきの光ひかりや雪ゆきあかりを想像きみしてぬってみよう。かげになる場所ばしょは、

着物きもののしわや、かさなっている部分ぶぶん
髪かみの毛けのうしろがわや、顔かおにかかる部分ぶぶん
首くびの下したや、そでの内側うちがわ
こういうところを、すこしだけ水色みずいろや灰色はいいろでぬると、雪女ゆきおんながうかびあがって見みえるよ。

背景はいけいを冬ふゆの世界せかいにしよう！

夜空よぞら：こい青色あおいろやむらさき色いろでぬって、星ほしをキラキラ描えがいてみよう。白しろい絵えの具ぐを歯ブラシにつけてとばすと、雪ゆきが降ふっているみたいになるよ。
雪景色ゆきげしき：雪女ゆきおんなの足元あしもとに、雪ゆきがつもっている様子ようすを描えがこう。木きに雪ゆきが積つもっているのを描えがくのもいいね。
吹雪ふぶき：えんぴつや色いろえんぴつで、ぐるぐると風がまいているような線せんを描えがき加くわえると、吹雪ふぶきの感かんじが出だるよ。