モササウルスの塗り絵
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モササウルスの特徴
海の 巨大な トカゲ! 最強の ハンター
モササウルスは、約9,800万年前から約6,600万年前の白亜紀の終わりごろに生きていた、巨大なトカゲの仲間だよ。水中で生活するために、手足がヒレのような形に進化していて、その鋭い歯で海の中の最強のハンターとして君臨していたんだ。
モササウルスの 歴史と 英語名
モササウルスの歴史的な発見や名前には、次のようなものがあるよ。
- 最初の発見:モササウルスの最初の化石は、1764年にオランダのマーストリヒト市近郊の採石場で見つかったんだ。
- 画期的な発見:当初はクジラなどと間違えられたけれど、後の研究で「現生のどの動物とも異なる巨大な海生トカゲ」だと判明したんだ。この発見は、絶滅した生物の存在を示す、とても大切な出来事だったんだよ。
- 名前の由来と英名:英語名は「Mosasaurus」だよ。名前は、化石が最初に見つかったムーズ川と、トカゲというギリシャ語が合わさったもので、「ムーズ川のトカゲ」という意味があるよ。
化石は どこで 見つかったの?
モササウルスの化石は、世界中の海の底だった場所から見つかっているけれど、日本でも大切な化石がたくさん発見されているんだ。
- 日本での発見:大阪、和歌山、鹿児島、熊本、北海道などの各地で見つかっているよ。
- 注目される化石:特に大阪府泉南市、和歌山県有田川町、鹿児島県薩摩川内市(甑島)の化石は、国内でも大きいものや新種として報告されるなど、注目を集めているんだ。
どんな 時代にいたの?
モササウルスが生きていたのは、恐竜たちが滅びる直前の、白亜紀の終わりごろの時代だよ。この時代、モササウルスは海の生態系の頂点に立っていたんだ。
体の 模様は どんな感じ?
モササウルスは、種類にもよるけれど、小型のバスほどの長さを超える、巨大な体をもっていました。
- 体の模様:正確な色や模様はわからないけれど、速く泳ぐ現代の魚のように、背中が黒っぽく、おなかが白い「保護色」の模様をしていたのではないかと考かんがえられているよ。
- 鋭い歯:口には、獲物を逃がさないための鋭い歯が、びっしり並んでいたんだ。
- 泳ぎ方:長くて太い尾を左右に振って、速く泳いでいたと考えられているよ。
どんなものを 食べたの?
モササウルスは、肉食性のハンターだよ。
- 主な獲物:アンモナイトのような硬い殻をもつ生き物、魚、ウミガメ、そして他のモササウルスまで、当時の海にいたほとんどの生き物を食べていたと考えられているよ。
一生は どのくらい?
モササウルスの正確な寿命はわかっていないけれど、その巨大な体と、海の生態系の頂点にいたことから、だいたい20年〜30年ほど生きていたのではないかと考かんがえられているよ。
モササウルスの色を塗るコツ
色の選び方:海の 濃い色と 獰猛な 雰囲気を!
モササウルスのぬりえは、海の奥深くをイメージさせる濃い色と、獰猛なハンターとしての迫力が伝わる色を使おう。
- 基本の色:濃い青、黒、深い緑、白(おなか)、赤(口の中)を中心に選ぼう。
モチーフごとの色:
- 背中の色:濃い藍色、深い青緑色、または真っ黒に塗ると、海の王者らしい迫力が出るよ。
- おなかの色:背中側とは対照的に、白やごく薄い灰色に塗ると、体が立体的に見えるよ。
- 口の中:鋭い歯は白、口の中や舌は鮮やかな赤で塗ると、獰猛なハンターの恐ろしさが際立つよ。
立体感を出す塗り方:体の 丸みと 鱗の 質感!
巨大な体の丸みと、水の抵抗を感じさせるような力強さを表現しよう。 かげになる場所:
- アゴの下、ヒレの付け根、おなかの下側など、光が当たらない部分に、メインの色よりも濃い色(黒や濃い青)で「かげ」をつけて、体の丸みと重厚さを出そう。
ひかりが当たる場所:
- 背中の真ん中や鼻の頭など、光が当たる部分を明るい色や白い色を残すように塗ると、水中で光っているようなツヤが出るよ。
質感を 出そう!
色鉛筆:モササウルスは細かいウロコを持っていたと考えられているよ。濃淡をつけながら、短い線を重ねて塗ると、皮膚の硬い質感が表現できるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 水の 動きを 表現!
- 背景に濃い青色で波の線を描き加えると、海の中で獲物を追っているような、躍動感あふれる絵になるよ!
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モササウルス