アンコール・ワットの塗り絵
アンコール・ワットの特徴
カンボジアの、石でできた寺院
アンコール・ワットは、東南アジアのカンボジアにある、石でできた大きな寺院だよ。
12世紀のはじめに、スーリヤヴァルマン2世という王さまが建てたんだ。
もともとは、ヒンドゥー教の神さまをまつる寺院として作られたよ。
およそ30年もかけて作られたといわれているんだ。
まわりの遺跡といっしょに「アンコール」として、世界遺産にえらばれているよ。
国旗にもえがかれている
アンコール・ワットは、カンボジアの人たちにとって、とても大切な場所なんだ。
カンボジアの国旗のまん中には、アンコール・ワットの形がえがかれているよ。
国旗に建物がえがかれている国は、とてもめずらしいんだ。
池に映る、とうもろこしの形の塔
1枚目の塗り絵は、池の向こうに立つアンコール・ワットだよ。
とうもろこしのような形の塔がならび、まん中の塔がいちばん高いね。
手前の池の水面に、寺院とヤシの木がさかさまに映っているよ。
朝日がのぼるころ、この池から見るけしきはとても有名なんだ。
中央の塔へつづく急な階段
2枚目は、寺院のまん中にある第三回廊と、高い塔を近くから見上げたところだよ。
塔は、何段にも重なった石の層でできていて、層ごとに細かい彫刻がならんでいるね。
まん中には、塔へのぼるとても急な石の階段があるよ。
塔の表面にも、石の段ごとに細かいかざりがほられているんだ。
石を1つずつ積み上げて、この高い塔を作ったんだよ。
石にきざまれた、長い物語
アンコール・ワットの回廊のかべには、とても長い浮き彫りの彫刻がつづいているよ。
かべ一面に、神さまの物語や、王さまの行列、戦いのようすなどが、細かくきざまれているんだ。
かべにそって歩きながら、絵巻物を見るように物語を楽しむことができるよ。
これだけの彫刻を石にきざむのに、たくさんの職人さんが長い時間をかけたんだね。
いまは、仏教のお寺としても大切にされているよ。
お坊さんがおまいりにおとずれるすがたも見られるんだ。
アンコール・ワットの色を塗るコツ
石の色は、灰色と黄土色
アンコール・ワットの石は、灰色に、少し黄土色やこげ茶がまざった色だよ。
灰色でぬったあと、ところどころに黄土色を重ねると、古い石の感じが出るんだ。
彫刻の細かいところは、こい灰色でなぞると、もようがくっきりするよ。
水面の映りこみは、少しうすく
1枚目の池に映った寺院は、上の寺院と同じ色を、少しうすくぬってみよう。
上から水色をかるく重ねると、水に映っているように見えるんだ。
ヤシの木は、幹を茶色、葉を緑でぬると、南の国らしくなるね。
青い空で、塔を引き立てる
空は、あざやかな水色や青にすると、石の塔がよく目立つよ。
雲は白く残して、ふちだけうすい灰色を入れよう。
夕方のけしきにしたいときは、空をオレンジやピンクにしてもきれいだよ。
タージ・マハルの塗り絵とならべて、池に映る建物をくらべてみよう。
ジャングルの緑と、石の色
アンコール・ワットのまわりは、ヤシの木やジャングルの緑にかこまれているよ。
木は、こい緑と黄緑を重ねて、石の灰色との組み合わせを楽しもう。
2枚目の急な階段は、段ごとに明るい面とかげの面をぬり分けると、急な角度がよくわかるね。
塔の層ごとに、上を明るく下をこくすると、石を積み上げた形がうき出るよ。
アンコール・ワットの豆知識
正面が西を向いている
アンコール・ワットは、正面の入り口が西を向いているよ。
そのため、朝は寺院のうしろから太陽がのぼり、塔のシルエットがうかび上がるよ。
「アンコール」は都の意味
「アンコール」は、もともと都という意味のことばから来ているといわれているよ。
「ワット」は寺院のことなんだ。
つまり、アンコール・ワットは「都の寺院」という意味になるんだよ。
まわりには、アンコール・トムなど、ほかにもたくさんの遺跡があるんだ。
朝日が人気の場所
アンコール・ワットは、朝日の名所としても知られているよ。
まだ暗いうちから、たくさんの人が池のほとりに集まり、塔のうしろから太陽がのぼるのを待つんだ。
空の色が少しずつ変わり、塔の黒いシルエットが池に映るけしきは、とても美しいといわれているよ。
アンコール・ワットの近くには、大きな顔の彫刻がならぶバイヨンという寺院もあるんだ。
どちらも、アンコールの遺跡として世界遺産になっているよ。
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池に映るアンコール・ワット
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アンコール・ワットの中央の塔
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