彼岸花(ひがんばな)の塗り絵
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彼岸花(ひがんばな)の特徴
どんな花?
彼岸花は、秋のお彼岸の頃に、まるで炎のようにあざやかな赤い花を咲かせる植物だよ。花びらが反り返っていて、茎の先にたくさんの花が放射状に咲く、とても変わった形をしているね。葉っぱがない状態で花だけが咲くので、とても不思議な感じがするね。
色や種類
彼岸花といえば、赤い色が有名だね。
- 赤い彼岸花:いちばんよく知られている色だよ。燃えるような赤色が、秋の景色の中でとても目立つね。
- 白色や黄色:赤い彼岸花の他にも、白色や黄色の花を咲かせる種類もあるんだ。
名前と伝説
彼岸花という名前は、秋のお彼岸(だいたい9月の終わりごろ)に咲くことからつけられたんだ。また、「曼珠沙華」という、おめでたい花という意味のむずかしい名前でも呼ばれているよ。
彼岸花には、たくさんの面白い呼び名があるんだ。「死人花」や「地獄花」といった、少し怖い名前もつけられているけど、これは昔、彼岸花が毒を持っていることから、間違って食べないように注意をうながすために、人びとが怖い名前をつけたんだと言われているよ。
花言葉
彼岸花には、少し悲しい意味の花言葉もあるけど、希望を感じさせる花言葉もあるよ。
- 「情熱」
- 「独立」
- 「再会」
これらの花言葉は、何もない地面から急に花が咲く姿や、お彼岸に咲くことからつけられたんだ。
いつ、どこに咲くの?
彼岸花は、秋のお彼岸の時期、だいたい9月の中ごろから終わりにかけて、咲き始めるよ。
田んぼのあぜ道や、川の近く、お墓のまわりなどで、群れになって咲いているのをよく見かけることができるね。
彼岸花(ひがんばな)の色を塗るコツ
色の選び方:鮮やかな色で塗ってみよう!
彼岸花は、とてもあざやかな花だから、きれいで目立つ色を使って塗るのがポイントだよ。
- 花の色:鮮やかな赤色を基本に、少しオレンジ色や朱色を混ぜてみよう。グラデーションのように、花びらの根元は濃く、先は明るくすると、光が当たっているように見えるよ。
- 茎:茎は、少し太くて緑色をしているね。花の鮮やかさが際立つように、濃い緑でしっかりと塗ってみよう。
立体感を出す塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
彼岸花は、花びらがたくさん反り返っていて、とても立体的なかたちをしているね。それをぬりえでも表現してみよう。
- 花びらのかげ:花びらの内側や、重なり合っている部分に、メインの色よりも少し濃い色を重ねて塗ると、花びらがくるんと反っているように見えるよ。たとえば、赤い花なら、濃い赤色や茶色を少し足してみよう。
- 雄しべ:花の真ん中から、細い糸のような雄しべが長く伸びているね。この部分を、花の色と少しちがう色(たとえば、黄色やオレンジ色)で、細く丁寧に描いてあげると、絵がもっといきいきして見えるよ。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 背景を描き加えてみよう!
- 彼岸花は、田んぼのあぜ道に咲いていることが多いから、背景に田んぼや秋の空、入道雲などを描いてみると、素敵な景色が完成するよ!
- 自由に表現しよう!
- 花の色に決まりはないから、きみだけのカラフルな彼岸花を自由に描いてみよう! 青い彼岸花や、虹色の彼岸花も、きっと美しいね。
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彼岸花
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彼岸花2