三びきのこぶたの塗り絵

物語ものがたりの由来ゆらいとテーマ

「三さんびきのこぶた」は、世界中で愛あいされている有名ゆうめいな昔話むかしばなしです。この物語ものがたりは、勤勉きんべんと怠惰たいだ、そして賢かしこさがもたらす結果けっかの違ちがいを教おしえてくれます。

• こぶたたち：それぞれ、わら、木き、レンガで家いえを建たてます。わらの家いえと木きの家いえはすぐに建たちますが、レンガの家いえは建たてるのに時間じかんがかかります。
• おおかみ：こぶたたちを食たべてしまおうとやってきて、わらの家いえと木きの家いえは簡単に壊こわしてしまいますが、レンガの家いえは壊こわせません。

あらすじ

三さんびきのこぶたがある日、お母さんから独立どくりつして、それぞれ自分の家いえを建たてることになりました。一番目いちばんめのこぶたは、一番早くできるわらで家いえを建たてました。二番目にばんめのこぶたは、少すこしだけ手間てまがかかる木きで家いえを建たてました。しかし、三番目さんばんめのこぶたは、一番時間がかかるけれど丈夫じょうぶなレンガで家いえを建たてました。そこへ、お腹はらを空そらかせたおおかみがやってきます。こぶたを追おいかけるおおかみと、逃にげるこぶたたちのスリリングな展開てんかいが繰くり広ひろげられます。最終的に、勤勉きんべんで賢かしこい三番目さんばんめのこぶたが、おおかみから身みを守まもり、みんなを助たすけるのです。

物語ものがたりが伝つたえたいこと

この物語ものがたりは、子供こどもたちに努力どりょくすることの大切たいせつさや、目先めさきの楽たばかりせず、将来しょうらいのことを考かんがえて物事ものごとに取とり組むことの重要性じゅうようせいを教おしえてくれます。また、知恵ちえや工夫次第で困難こんなんを乗のり越こえられることも示唆しさしています。

• 勤勉きんべんの重要性じゅうようせい：一生懸命努力することの大切たいせつさを教おしえます。
• 計画性けいかくせいと賢かしこさ：目先めさきの楽たではなく、将来しょうらいを見据みすえた計画けいかくや賢かしこい判断はんだんが重要じゅうようであることを伝つたえます。
• 安全あんぜんと準備じゅんび：危険きけんに備そなえることの大切たいせつさを教おしえます。

この塗ぬり絵えを楽たしむためのヒント

「三さんびきのこぶた」の塗ぬり絵えは、子供こどもたちが物語ものがたりの世界せかいを想像そうぞうしながら、自由じゆうに色いろを塗ぬって楽たしめる素晴らしい機会きかいです！以下いかのヒントを参考さんこうに、さらに塗ぬり絵えを楽たしみましょう。

色いろの選えび方かた

• こぶたたち：こぶたはピンク色いろが一般的いっぱんてきですが、茶色ちゃいろや白しろっぽい色いろ、あるいは子供こどもたちの想像力そうぞうりょくで好すきな色いろに塗ぬっても面白おもしろいですね！
  • 一番目いちばんめのこぶた（わらの家いえ）：元気げんきでちょっとおっちょこちょいなイメージで、明あかるいピンク色いろやオレンジ色いろも似合にあいそうです。
  • 二番目にばんめのこぶた（木きの家いえ）：少すこし落おち着ついたイメージで、薄うすい茶色ちゃいろやベージュ色いろで表現ひょうげんしてみましょう。
  • 三番目さんばんめのこぶた（レンガの家いえ）：賢かしこくしっかり者なので、少すこし濃こいめのピンクや、落おち着ついた色合いろあいいが良よいかもしれません。服ふくの色いろで個性こせいを出てすのも楽たしいです。
• おおかみ：おおかみは灰色はいいろや茶色ちゃいろで塗ぬるのが定番ていばんですが、少すこし怖こわいイメージを強調きょうちょうするために、黒くろっぽい色いろや濃こい紫むらさきを使つかうのも良よいでしょう。鋭するどい目めつきを表現ひょうげんするために、目めは黒くろく塗ぬると引ひき締しまります。
• おうち：
  • わらの家いえ：わらなので、薄うすい黄色きいろや麦わら色いろで、少すこし茶色ちゃいろを混まぜるとリアルになります。屋根やねが風かぜでめくれている様子ようすを表現ひょうげんするために、明あかるい黄色きいろと影かげになる部分ぶぶんで濃こい黄色きいろを使つかい分わけるのも良よいでしょう。
  • 木きの家いえ：木きの色いろなので、茶色ちゃいろを基調きちょうに、板いたの目めが見みえるように濃淡のうたんをつけると立体的りったいてきになります。はしごも同おなじように塗ぬってみましょう。
  • レンガの家いえ：レンガの色いろは赤茶色あかちゃいろやオレンジ色いろが一般的いっぱんてきですが、色いろ々々な色いろのレンガを混まぜて、カラフルな家いえにするのも楽たしいアイデアです。煙突えんとつは黒くろや灰色はいいろで、煙けむりは白しろや薄うすい灰色はいいろで描かいてみましょう。
• 背景はいけい：
  • 空そら：晴はれた日なので、明あかるい青色あおいろで塗ぬりましょう。太陽たいようは黄色きいろやオレンジ色いろで、太陽たいようの光ひかりが放射状ほうしゃじょうに広ひろがっている様子ようすを表現ひょうげんすると、元気げんきな雰囲気ふんいきが出てます。雲くもは白しろで、少すこし灰色はいいろを混まぜると立体感りったいかんが出てます。
  • 木き：葉はっぱは緑色みどりいろで、新緑しんりょくの明あかるい緑みどりや、少すこし落おち着ついた緑みどりを混まぜると自然しぜんに見みえます。木きの種類しゅるいによって、葉はの色いろを少すこし変かえてみるのも面白おもしろいです。
  • 地面じめん：緑色みどりいろの草くさで、元気げんきな草原そうげんを表現ひょうげんしましょう。ところどころに、黄色きいろや白しろい小ちいさな花はなを描かき加くわえても可愛かわいらしいです。

塗ぬり方かたのヒント

• 影かげをつける：太陽たいようの光ひかりが当あたっている部分ぶぶんと、影かげになっている部分ぶぶんで色いろを使つかい分わけると、絵えに奥行おくゆきが出てます。例たとえばえば、こぶたのお腹はらの下したや、家いえの壁かべの影かげなどです。
• 質感しつかんの違ちがいを表現ひょうげんする：わらのザラザラした感かんじ、木きの木目、レンガのゴツゴツした感かんじなど、それぞれの素材そざいの質感しつかんを意識いしきして色いろを塗ぬると、よりリアルで面白おもしろい絵えになります。
• 表情豊ひょうじょうゆたかに：こぶたたちの楽たしそうな表情ひょうじょう、おおかみの怖こわい表情ひょうじょうなど、キャラクターの表情ひょうじょうを意識いしきして色いろを塗ぬると、物語ものがたりがより生いき生いきとしてきます。

塗ぬり絵えを楽たしむヒント

• 物語ものがたりを思おもい出てしながら：塗ぬり絵えをしながら、友達ともだちと「このこぶたはどんな気持ちかな？」、「おおかみはどこから来くたのかな？」など、物語ものがたりについて話はなし合あってみましょう。
• オリジナルの物語ものがたりを作つくる：この絵えに登場とうじょうしないキャラクターを想像そうぞうして描かき足たしたり、色いろ々々な展開てんかいを考かんがえてみたりするのも楽たしいです。例たとえばえば、こぶたがおおかみを撃退する、意外な展開てんかいの物語ものがたりなど。
• 色鉛筆いろえんぴつやクレヨンを使つかい分わける：色鉛筆いろえんぴつで細こまかい部分ぶぶんを塗ぬったり、クレヨンで大胆に色いろを塗ぬったりと、画材がざいを使つかい分わけることで、様さま々々な表現ひょうげんができます。

さあ、あなただけの「三さんびきのこぶた」の世界せかいを、色いろとりどりに彩ってください！