塗り壁の塗り絵
塗り壁の特徴
夜道にドーンと現れる!妖怪ぬりかべ!
ぬりかべは、日本の昔から伝わる妖怪の一種だよ。人が誰もいない夜道を歩いていると、目の前にとつぜん、巨大な壁として現れて、行く手をふさいでしまうんだ。人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」にもキャラクターとして登場する、有名で力持ちな妖怪だよ。
どんな姿をしているの?
ぬりかべは、その名の通り「塗られた壁」のような姿をしているんだ。のっぺりとした大きな体に、小さな目など、顔がついている姿で描かれることが多いよ。大きさは決まっていなくて、道を完全にふさぐくらい、とっても大きくなることができるんだ。
どこに現れるの?
人気のない、暗い夜道や山道に現れると言われているよ。普通に歩いていたはずなのに、なぜか目の前に壁ができて前に進めなくなったら、それは もしかしたら「ぬりかべ」のしわざかもしれないね。
通してほしいときは どうするの?
ぬりかべは、ただ道をふさぐだけで、人を襲ったりすることは あまりないと言われているんだ。もし出会ってしまったら、どうすればいいんだろう?
- 昔からの言い伝えでは、棒や杖で、ぬりかべの下の方を払うと、スッと消えてくれると言われているよ。
- 他にも、落ち着いてじっと待っていると、いつの間にか いなくなっている、なんて話もあるんだ。
力でむりやり押しても、びくともしないくらい頑丈だから、慌てないことが大切なんだね。
どんな性格の妖怪なの?
ぬりかべは、人を驚かせたり、困らせたりするのが好きな、ちょっとイタズラ好きな妖怪なのかもしれないね。でも、基本的にはおとなしくて、悪いことをする妖怪ではないと考えられているんだ。
塗り壁の色を塗るコツ
色の選び方
ぬりかべは「壁」の妖怪だから、壁みたいな色で塗るのが基本だよ。でも、きみの好きな色で塗るのが一番!
- 基本的な体の色:灰色や土色(茶色)、石みたいな色がぴったりだよ。少し緑色を混ぜて、コケが生えている感じにするのも面白いね。
- 目:体との違いがはっきりわかるように、黄色や白で塗ると、目がキョロっとしてかわいく見えるよ。黒目はしっかり黒く塗ろう。
- 背景がついている場合は、背景と馴染むように塗り壁を塗っても面白いね。
壁みたいな質感を表現しよう!
ただのっぺり塗るだけじゃなくて、本物の壁みたいにザラザラした感じを出してみよう。
- 色鉛筆で塗る場合:いろんな方向から短い線を重ねて塗ったり、少し強めに塗ってゴツゴツした感じを出したりしてみよう。壁のひび割れを線で描き加えてもかっこいいね。
- クレヨンで塗る場合:ぐるぐると円を描くように塗ると、土壁みたいなボコボコした感じが出せるよ。灰色の上から少しだけ黒や茶色を重ねると、深みが出せるよ。
立体感を出す塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
ぬりかべは、ただの平らな板じゃなくて、厚みのある巨大な壁だよ。その大きさと重さを表現してみよう。かげになる場所は、
- 地面に近い、ぬりかべの下の方
- 体の右側か左側、どちらか片方
こういう場所を少し濃い色で塗って、反対に、真ん中あたりやおでこを少し薄い色にすると、ドッシリとした立体感が出せるよ。
背景をこわ〜く、おもしろく描こう!
- 夜道:ぬりかべは夜に現れる妖怪だから、背景は濃い青や黒で夜空にしてみよう。黄色いお月様や、キラキラ光るお星さまを描くと、きれいだよ。
- 周りの風景:おばけやしきみたいな、枯れ木や、お墓を描き加えると、こわい雰囲気が出せるね。道ばたに咲くお花や、かわいい動物を描くと、優しいぬりかべの話になるね。
ぬりえを楽しむためのヒント!
「こんなぬりかべがいたらおもしろいな!」と考えて、自由に色を塗ってみよう。カラフルなレンガ模様のぬりかべや、お花畑模様のぬりかべがいても、とっても素敵だね!きみだけのオリジナルぬりかべを完成させよう!
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ぬりかべ
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ぬりかべ2
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ぬりかべ3
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ぬりかべ4