像(ゾウ)の塗り絵
難易度:
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像(ゾウ)の特徴
大きな体と長い鼻! ゾウ!
ゾウは、地球上で一番大きな陸上の動物です。大きな耳と、とても長い鼻、そして太くて立派な足が特徴です。草食動物で、長い鼻を使って食べ物を食べたり、水を飲んだりします。とても頭が良くて、優しい動物です。
どんなところにいるの?
ゾウは、主にアフリカ大陸と、インドや東南アジアに住んでいます。広大な草原やサバンナ、森の中などで、たくさんの仲間と群れを作って暮らします。群れのリーダーは、一番経験を積んだおばあさんゾウが務めることがほとんどです。
長い鼻の秘密
ゾウの鼻は、ただ長いだけではありません。とても器用で、色々なことができます。
- 呼吸:水の中に潜った時も、鼻を水面から出して、息をすることができます。
- 食べ物を運ぶ:地面に生えている草を鼻でつかんで、口に運びます。高い場所にある木の葉っぱも、鼻を伸ばして食べることができます。
- 水を飲む:鼻に水を吸い込んで、口に運びます。体を洗う時も、鼻で水をかけて、シャワーのように使います。
- コミュニケーション:鼻を動かして、仲間と挨拶したり、触れ合ったりします。
ゾウの種類と特徴
ゾウには、大きく分けて3つの種類がいます。
- アフリカゾウ
- 特徴:地球上で一番大きなゾウです。耳がとても大きくて、アフリカ大陸の形に似ています。オスもメスも、長くて立派なキバを持っています。体の色は灰色で、シワがたくさんあります。サバンナや草原に住んでいます。
- アジアゾウ
- 特徴:アフリカゾウよりも少し体が小さいです。耳も小さくて、丸い形をしています。オスだけにキバが生えていることが多く、メスにはあまり生えません。インドやタイなどのアジアの森に住んでいます。性格はアフリカゾウよりも穏やかで、人に慣れやすいと言われています。
- マルミミゾウ
- 特徴:アフリカゾウの仲間ですが、耳が丸くて小さいのが特徴です。体も小さくて、森の中に住んでいます。森のゾウとも呼ばれ、アフリカの密林でひっそり暮らしています。キバが細くて、まっすぐ下に伸びています。
食べ物と生活
ゾウは、草食動物なので、草や木の葉っぱ、木の皮などをたくさん食べます。一日に食べるご飯の量は、人間の何倍にもなります。ゾウは、お互いに助け合いながら生活しています。子どもをみんなで守ったり、年をとったゾウを支えたりする、優しい心を持っています。
像(ゾウ)の色を塗るコツ
色の選び方:大きな体の質感を表現しよう!
ゾウのぬりえでは、その大きな体と、たくさんのシワ、そして優しい表情を表現することがポイントです。ただ灰色で塗りつぶすのではなく、光が当たっているところや、影になっているところを工夫して塗ると、もっと本物らしくなります。
- 体の色:
- 基本は灰色で塗ります。少しだけ水色や薄い茶色を混ぜて塗ると、深みが出ます。
- ゾウの皮膚はザラザラしていてシワがたくさんあります。色鉛筆の先で短い線をたくさん描くように塗ったり、色の濃さを変えながら塗ったりすると、質感が出ます。
- 光が当たっている背中や、頭のてっぺんは、少しだけ白や薄い灰色を残しておきましょう。
- 影になっているお腹の下側や、足の内側は、濃い灰色や黒色を重ねて塗ると、体がもっこりした立体的な感じになります。
- キバの色:
- キバは、クリーム色や薄い黄色で塗ります。ツルツルした感じを出すために、光が当たっているところに白い線を書き加えても良いです。
- 目の色:
- ゾウの目は、優しくて可愛らしいです。黒色で、少し大きめに塗りましょう。光が当たっているように、白い点をチョンと書き加えると、生き生きして見えます。
- 背景の色:
- ゾウがいるのは、アフリカやアジアの草原、森です。緑色、黄色、茶色などを組み合わせて、自然の中のゾウを表現できます。
- 青い空や白い雲、木などを描き加えても楽しいです。
立体感を出す塗り方:「濃淡」と「影」を意識しよう!
ゾウの体は、丸くて大きいです。この「濃淡」と「影」を上手に表現すると、ぬりえがもっと生き生きして見えます。
- 濃淡を出す場所:
- 体の丸い部分に、光が当たっているところを想像して、少し薄い色を残しておきましょう。
- シワの溝の部分は、少し濃い灰色で線を引くように塗ると、たくさんのシワが表現できます。
- 影を出す場所:
- 体のくびれている部分や、足の内側、耳の後ろなどは、影になります。
- こういったところに、濃い色や黒色を塗ると、体がもっこりした立体的な感じになります。
絵の具や色鉛筆、画材のコツ!
- 色鉛筆:
- 力を入れて濃く塗ったり、力を抜いて薄く塗ったりすることで、濃淡を表現しやすいです。
- 灰色の上に、他の色(黒や白など)を重ねて塗ると、深みのある色になります。
- クレヨン:
- クレヨンで塗ると、ザラザラした感じを出しやすいです。指でこすって色をぼかすこともできます。
- 絵の具:
- 灰色に少しだけ水を混ぜて、薄い灰色を作り、光が当たっている部分に塗ってみましょう。乾いてから、もう一度濃い灰色を重ねて塗ると、深みが出ます。
きみの想像力と、自由な発想で、世界に一つだけの素敵なゾウのぬりえを完成させてください!
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アジアゾウ
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アフリカゾウ
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マルミミゾウ
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水浴びしているゾウ