厳島神社の大鳥居の塗り絵

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厳島神社の大鳥居の特徴(とくちょう)

海(うみ)の上(うえ)に立(た)つ神社(じんじゃ)

厳島神社(いつくしまじんじゃ)は広島県(ひろしまけん)の宮島(みやじま)にある神社(じんじゃ)だよ。いちばんの特(とく)ちょうは、社殿(しゃでん)が海(うみ)の上(うえ)に建(た)っていること。潮(しお)が満(み)ちると、建物(たてもの)も鳥居(とりい)も海(うみ)に浮(う)かんでいるように見(み)えるんだ。
なぜ海(うみ)の上(うえ)なのか。それは島(しま)そのものが神(かみ)さまとしてうやまわれてきたから。地面(じめん)を削(けず)ったり木(き)を切(き)ったりせずにおまつりするために、海(うみ)の上(うえ)に建てられたと言(い)われているよ。

大鳥居(おおとりい)は6本足(ぽんあし)

海(うみ)に立(た)つ朱色(しゅいろ)の大鳥居(おおとりい)は、両部鳥居(りょうぶとりい)という形(かたち)。太(ふと)い柱(はしら)が2本(ぽん)あり、その前(まえ)と後(うし)ろに細(ほそ)い控柱(ひかえばしら)が2本(ぽん)ずつつくので、柱(はしら)は全部(ぜんぶ)で6本(ぽん)あるんだ。ふつうの鳥居(とりい)は2本足(ぽんあし)だから、ここが大(おお)きなちがいだよ。
大(おお)きさは、いちばん上(うえ)までの高(たか)さが16.6メートル。ビルの5階(かい)くらいの高(たか)さだね。太(ふと)い2本(ぽん)の柱(はしら)はクスノキの自然(しぜん)の木(き)をそのまま使(つか)っていて、まっすぐではなく少(すこ)しうねっているんだ。

地面(じめん)にうまっていない

おどろくことに、この大鳥居(おおとりい)は海底(かいてい)にうめられていないんだ。海(うみ)の中(なか)に打(う)ちこんだたくさんのくいの上(うえ)に、ただ置(お)いてあるだけ。
それでも倒(たお)れないのは、全体(ぜんたい)の重(おも)さが約(やく)60トンもあるから。さらに、いちばん上(うえ)の島木(しまき)という部分(ぶぶん)は箱(ばこ)のようになっていて、中(なか)に石(いし)がぎっしり詰(つ)めてあるんだ。この重(おも)しが、大鳥居(おおとりい)を立たせているんだよ。

平清盛(たいらのきよもり)がつくった

今(いま)のような大(おお)きな社殿(しゃでん)にしたのは、平清盛(たいらのきよもり)という武将(ぶしょう)。1168年(ねん)ごろのことだよ。今(いま)残(のこ)っている建物(たてもの)の主要(しゅよう)な部分(ぶぶん)は、1241年(ねん)に建て直(なお)されたものなんだ。
本殿(ほんでん)や拝殿(はいでん)、回廊(かいろう)など6つの建物(たてもの)が国宝(こくほう)。1996年(ねん)には世界文化遺産(せかいぶんかいさん)にも登録(とうろく)されたよ。

なぜ朱色(しゅいろ)なのか

神社(じんじゃ)の鳥居(とりい)や社殿(しゃでん)が朱色(しゅいろ)にぬられているのには、わけがあると言(い)われているよ。ひとつは、朱色(しゅいろ)が悪(わる)いものを遠(とお)ざける色(いろ)と考(かんが)えられてきたこと。
もうひとつは実用的(じつようてき)な理由(りゆう)で、昔(むかし)つかわれていた朱色(しゅいろ)の塗料(とりょう)には木(き)を腐(くさ)りにくくするはたらきがあったとされているよ。海(うみ)の上(うえ)に建つ厳島神社(いつくしまじんじゃ)にとって、これはとても大事(だいじ)なことだったんだね。

時間(じかん)によって景色(けしき)が変(か)わる

厳島神社(いつくしまじんじゃ)のおもしろいところは、潮(しお)の満ち引(ひ)きで景色(けしき)がまったく変(か)わること。
潮(しお)が満ちているときは、鳥居(とりい)も社殿(しゃでん)も海(うみ)に浮(う)かんで見(み)えるよ。潮(しお)が引(ひ)くと海(うみ)の底(そこ)が現(あらわ)れて、大鳥居(おおとりい)の根元(ねもと)まで歩(ある)いて近(ちか)づけることもあるんだ。同(おな)じ場所(ばしょ)なのに、朝(あさ)と夕方(ゆうがた)で別(べつ)の景色(けしき)になるんだ。何度(なんど)も行(い)きたくなる場所(ばしょ)だね。

厳島神社の大鳥居の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

朱色(しゅいろ)は「赤(あか)」じゃない

大鳥居(おおとりい)の色(いろ)は朱色(しゅいろ)。ふつうの赤(あか)より少(すこ)しオレンジがかった色(いろ)だよ。赤(あか)1本(ぽん)で塗(ぬ)ると、重(おも)くて暗(くら)い色(いろ)になってしまうんだ。
コツは先(さき)にオレンジをうすく塗(ぬ)って、その上(うえ)から赤(あか)を重(かさ)ねること。これだけで朱色(しゅいろ)に近づくよ。柱(はしら)の日(ひ)かげになる側(がわ)は、こげ茶をほんの少(すこ)し足(た)すと丸(まる)みが出(で)るよ。

屋根(やね)は緑色(みどりいろ)にする

いちばん上(うえ)の屋根(やね)には銅(どう)の板(いた)が使われていて、青(あお)みがかった緑色(みどりいろ)をしているよ。銅(どう)は時間(じかん)がたつとこの色(いろ)になるんだ。
朱色(しゅいろ)と緑(みどり)はとても目立(めだ)つ組み合わせだよ。ここを塗(ぬ)り分(わ)けると、一気(いっき)に本物(ほんもの)らしくなるんだ。屋根(やね)の下側(したがわ)は木(き)の色(いろ)(茶色(ちゃいろ))なので、上(うえ)と下(した)で分けて塗(ぬ)ってね。

木目(きめ)は塗(ぬ)りつぶさない

太(ふと)い柱(はしら)には木目(きめ)の線(せん)が入(はい)っているね。この線(せん)をこげ茶でなぞるだけにして、まわりは朱色(しゅいろ)のままにしよう。
線(せん)と線(せん)のあいだまで濃(こ)く塗(ぬ)ってしまうと、柱(はしら)が真っ黒(くろ)に見えてしまうんだ。線(せん)を残して、うすく塗(ぬ)るのがコツだよ。

海(うみ)は塗(ぬ)りすぎない

海(うみ)を全部青くぬると、絵(え)が重(おも)くなってしまうよ。おすすめは水色(みずいろ)をうすく、横方向(よこほうこう)にだけ塗(ぬ)るやり方(かた)だよ。
波(なみ)の線(せん)のところは紙(かみ)の白(しろ)を残(のこ)すと、光(ひか)っている水面(すいめん)に見(み)えるよ。鳥居(とりい)の下(した)のあたりだけ少(すこ)し濃(こ)くすると、影(かげ)が映(うつ)っているように見(み)えるよ。

おくの山(やま)と社殿(しゃでん)はうすく

遠くにある山(やま)や、左(ひだり)おくの社殿(しゃでん)は手前(てまえ)より必(かなら)ずうすく塗(ぬ)ろう。手前(てまえ)の大鳥居(おおとりい)を濃(こ)く、おくをうすく。それだけでおくゆきが出(で)るよ。
山(やま)は緑一色(りゅーいーそう)ではなく、黄緑(きみどり)と青緑(あおみどり)を混(ま)ぜて塗(ぬ)ると森(もり)らしくなるよ。

厳島神社の大鳥居の豆知識(まめちしき)

石(いし)を詰(つ)めて重(おも)しにしている

大鳥居(おおとりい)のいちばん上(うえ)、島木(しまき)という横木(おうぼく)は箱(ばこ)のような形(かたち)をしていて、中(なか)に小(ちい)さな石(いし)がぎっしり詰(つ)めてあるんだ。この石(いし)が重(おも)しになって、鳥居(とりい)を安定(あんてい)させているんだ。
海底(かいてい)には木(き)のくいがたくさん打(う)ちこまれていて、その上(うえ)に鳥居(とりい)が置かれているんだ。うめこまずに、約(やく)60トンの重(おも)さだけで立っているんだよ。

今(いま)の鳥居(とりい)は8代目(だいめ)

大鳥居(おおとりい)は、これまでに何度(なんど)も建て直(なお)されてきた。今立っているものは、平清盛(たいらのきよもり)がつくったときから数(かぞ)えて8代目(だいめ)だと言(い)われているよ。
建てられたのは1875年(ねん)。150年(ねん)ちかく、潮風(しおかぜ)と波(なみ)にさらされながら立(た)ち続(つづ)けているんだ。

床(ゆか)の板(いた)にすき間がある

社殿(しゃでん)の床(ゆか)をよく見(み)ると、板(いた)と板(いた)のあいだに細(ほそ)いすき間があいているよ。これはこわれているのではなく、わざとそうしてあるんだ。
台風(たいふう)や高潮(たかしお)で海(うみ)の水(みず)が下(した)から押(お)し上(あ)げてきたとき、すき間から水(みず)を逃(に)がして床(ゆか)がこわれないようにするための工夫(くふう)。海(うみ)の上(うえ)に建てるからこその知恵(ちえ)だね。

まつられているのは三姉妹(さんしまい)の神(かみ)さま

厳島神社(いつくしまじんじゃ)にまつられているのは、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)をはじめとする三柱(さんはしら)の女神(めがみ)さま。三人(さんにん)は姉妹(しまい)とされていて、海(うみ)をわたる人(ひと)を守(まも)る神(かみ)さまとして信(しん)じられてきたよ。
だから厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、昔(むかし)から船(ふね)で海(うみ)をわたる人(ひと)たちの守り神(かみ)としてたいせつにされてきたんだ。