木星の塗り絵

難易度:

木星の特徴(とくちょう)

名前(なまえ)と英語名の由来(ゆらい)

木星はその輝きと重厚な動きから、洋の東西を問わず最高位(さいこうい)の存在に例(たと)えられてきました。

  • 英語名(Jupiter): ローマ神話における最高神「ユピテル(ジュピター)」に由来(ゆらい)します。ギリシャ神話のゼウスに相当し、夜空(よぞら)でひときわ明るく輝くその姿が、神々の王にふさわしいと考えられたためです。

  • 日本語名(にほんごめい)(木星): 古代中国(こだいちゅうごく)の「五行思想(ごぎょうしそう)(木・火・土・金・水)」に基づいています。木星は約(やく)12年かけて天球を一周するため、豊作(ほうさく)を司る「歳星(さいせい)」としても崇められてきました。

表面(ひょうめん)と過酷な環境の様子(ようす)

木星は地球のような岩石(がんせき)の地面(じめん)を持たない「巨大ガス惑星(わくせい)」です。

  • 大気の成分: 主に水素とヘリウムで構成されており、深部(しんぶ)に行くほど高圧(こうあつ)によって水素が液体、さらには金属(きんぞく)のような性質を持つようになります。

  • 大赤斑(だいせきはん)(だいせきはん): 木星の南半球(なんはんきゅう)に見られる巨大な渦巻きは、地球がまるごと入ってしまうほど巨大な高気圧の嵐です。数百年以上(いじょう)も消えることなく吹き荒れています。

  • 縞模様(しまもよう)の正体: 表面(ひょうめん)に見える美(うつく)しい帯状(たいじょう)の模様(もよう)は、アンモニアの氷の雲が猛烈なジェット気流によって引(ひ)き延ばされたものです。白(しろ)っぽい部分は「帯(ゾーン)」、茶色(ちゃいろ)っぽい部分は「帯(ベルト)」と呼ばれます。

発見(はっけん)の歴史(れきし)とガリレオの功績

木星は肉眼でも明るく見えるため、古代(こだい)バビロニアやマヤ文明など、先史時代(せんしじだい)からその存在は知られていました。

  • 1610年の大発見(はっけん): 天文学者(てんもんがくしゃ)ガリレオ・ガリレイが自作(じさく)の望遠鏡(ぼうえんきょう)で木星を観測し、その周りを回る4つの大(おお)きな衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)を発見(はっけん)しました。

  • 地動説(ちどうせつ)への足(あし)がかり: 「地球以外の天体(てんたい)を中心(ちゅうしん)に回る星(ほし)」の存在を証明したこの発見(はっけん)は、当時の天文学を根底から覆し、近代科学(きんだいかがく)の扉を開くきっかけとなりました。

木星の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

複雑(ふくざつ)な層状の模様(もよう)を表現(ひょうげん)する

木星のぬりえをリアルに仕上(しあ)げるには、平行(へいこう)に走(はし)る無数の縞模様(しまもよう)を丁寧(ていねい)に塗(ぬ)り分けることが重要です。

  • 色(いろ)の選択: ベースにはベージュやクリーム色(いろ)を使(つか)い、縞の部分にはオレンジ、茶色(ちゃいろ)、赤(あか)茶色(ちゃいろ)などを重(かさ)ねてみましょう。

  • 境界線(きょうかいせん)のぼかし: 模様(もよう)はくっきりした線(せん)ではなく、大気の流(なが)れをイメージして、色(いろ)が混(ま)ざり合(あ)うように境界をぼかすと、巨大惑星(きょだいわくせい)らしい迫力(はくりょく)が出ます。

大赤斑(だいせきはん)を主役にする

木星のアイデンティティともいえる大赤斑(だいせきはん)は、最も力(ちから)を入(い)れたいポイントです。

  • 存在感(そんざいかん)の演出: 周囲(しゅうい)の模様(もよう)よりも少(すこ)し濃(こ)い赤(あか)やレンガ色(いろ)を使(つか)い、円を描(か)くように色(いろ)を置くことで、猛烈な回転のエネルギーを表現(ひょうげん)できます。

  • 渦のディテール: ぬりえに描かれた細かな波打つラインを活かし、白(しろ)や薄(うす)いオレンジでハイライトを入(い)れると、立体的(りったいてき)な嵐の様子(ようす)が際立(た)ちます。

巨大な球体の立体感(りったいかん)を出す

平面的な絵(え)を立体的(りったいてき)な「球体」に見せるためのテクニックです。

  • 影(かげ)の付け方: 宇宙空間(うちゅうくうかん)に浮かぶ惑星(わくせい)をイメージして、左右どちらか一方を少(すこ)し暗(くら)いトーンで塗(ぬ)ってみましょう。縁に向かって徐々に暗くするグラデーションをかけると、奥(おく)に丸まっているような立体感(りったいかん)が生(う)まれます。

  • 大気のゆらぎ: 模様(もよう)のラインを完璧な直線ではなく、中心付近を太く、端に向かって少(すこ)し細く、かつカーブを描(か)くように意識(いしき)して塗(ぬ)ると、球体としての丸みがより強調されます。

木星の豆知識(まめちしき)

太陽系(たいようけい)でダントツの大(おお)きさ!

木星は、太陽(たいよう)の周りを回る惑星(わくせい)の中で「一番(いちばん)大(おお)きい」星(ほし)だよ。どれくらい大(おお)きいかというと、なんと木星の中に地球が約(やく)1300個もスッポリ入ってしまうくらい巨大なんだ。

しましま模様(もよう)の正体は?

木星の表面(ひょうめん)に見えるきれいなしましま模様(もよう)は、硬(かた)い地面(じめん)ではなく「ガスの雲」なんだ。木星は地球のような地面(じめん)がないガス惑星(わくせい)で、ものすごいスピードで吹いている強(つよ)い風が雲を引っぱって、しましま模様(もよう)を作っているんだよ。

大(おお)きな赤(あか)い目玉の秘密

木星をよく見(み)ると、まるで大(おお)きな赤(あか)い目玉のような「大赤斑(だいせきはん)(だいせきはん)」と呼ばれる模様(もよう)があるよ。実はこれ、何百年も吹き荒れている巨大な台風(たいふう)のような嵐なんだ。この嵐の渦だけでも、地球が入ってしまうくらいの大(おお)きさがあるよ。

たくさんの月を持っているよ

地球の周りを回っている「月」は1つだけれど、木星の引力(いんりょく)はとても強(つよ)いので、周りにはなんと「90個以上(いじょう)」もの月(衛星)が回っているんだ。氷に覆われた星(ほし)や火山がある星(ほし)など、個性豊(ゆた)かな月がたくさん集まっているよ。