ダンゴムシの塗り絵

難易度:
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ダンゴムシの特徴(とくちょう)

名前(なまえ)の 由来(ゆらい)と 英語表記(えいごひょうき)

ダンゴムシという名前(なまえ)は、敵に襲(おそ)われた時や驚(おどろ)いた時に、体(からだ)を丸(まる)めて身(み)を守(まも)る姿(すがた)が「だんご」のように見えることから名付(なづ)けられました。 英語(えいご)では、その丸まる性質(せいしつ)から Pill bug(ピル・バグ) や、木材(もくざい)の近くにいることから Woodlouse(ウッドラウス) と呼ばれています。

実は 昆虫(こんちゅう)ではなく エビや カニの 仲間(なかま)!?

ダンゴムシは足(あし)が14本あり、分類上(ぶんるいじょう)は昆虫(こんちゅう)ではなく、エビやカニと同じ「甲殻類」の仲間(なかま)です。 そのため、昆虫(こんちゅう)のように空気中の酸素を吸うのではなく、湿(しめ)った場所(ばしょ)にある水分(すいぶん)を通して呼吸(こきゅう)をします。乾燥(かんそう)に弱(よわ)く、しめった場所(ばしょ)を好むのはそのためです。

どこに 住(す)んでいるの?(生息地(せいそくち))

日当たりの悪(わる)い、しめった場所(ばしょ)が大好(だいす)きです。

  • 庭にある植木鉢(うえきばち)の下(した)

  • 公園(こうえん)の落(お)ち葉(ば)の中

  • 大(おお)きな石(いし)の裏側(うらがわ)

  • 古(ふる)い木(き)の切(き)り株(かぶ)

都会(とかい)の住宅街(じゅうたくがい)から山(やま)の中まで、湿気(しっけ)のある場所(ばしょ)であればどこにでも生息(せいそく)しています。

いつ 見(み)られるの?(みられる季節(きせつ))

ダンゴムシは一年中(いちねんじゅう)見(み)ることができますが、もっとも活発(かっぱつ)に動(うご)くのは 春(はる)から秋(あき)(3月〜10月ごろ) です。 冬(ふゆ)の間(あいだ)は、落(お)ち葉(ば)の下(した)や土(つち)の中(なか)でじっとして寒さをしのいでいます。暖(あたた)かい日には冬(ふゆ)でも姿(すがた)を見(み)せることがあります。

何(なに)を 食(た)べているの?(食(た)べ物(もの))

ダンゴムシは、自然界の「お掃除屋(そうじや)さん」としての役割(やくわり)を持っています。

  • 枯(か)れた葉(は)っぱ

  • 腐(くさ)った木(き)

  • 虫(むし)の死骸(しがい)

これらを食(た)べて分解(ぶんかい)し、土(つち)を豊(ゆた)かにしてくれます。また、自分(じぶん)の体(からだ)を丈夫(じょうぶ)な殻(から)にするためのカルシウムを補給(ほきゅう)するために、コンクリートの粉を食(た)べることもあります。

オスと メスの 見分(みわ)け方(かた)

ダンゴムシを よく 観察(かんさつ)すると、オスと メスでは 背中(せなか)の 模様(もよう)に はっきりとした 違(ちが)いが あります。

  • オス:背中(せなか)の 色(いろ)が 全体的(ぜんたいてき)に 黒(くろ)っぽく、模様(もよう)が ほとんど ないのが 特徴(とくちょう)です 。一色(いっしょく)で 統一(とういつ)された クールな 印象(いんしょう)を 受けます。

  • メス:背中(せなか)に 黄色(きいろ)や 白(しろ)っぽい 小(ちい)さな 斑点模様(はんてんもよう)が 散(ち)らばって います 。この 斑点(はんてん)の 数や 配置(はいち)は 個体(こたい)によって 異なりますが、模様(もよう)が あれば メスだと 判断(はんだん)できます。 塗(ぬ)り絵(え)を する 時も、この 模様(もよう)を 描(か)き分(わ)けるだけで「どちらの 性別(せいべつ)か」を 表現(ひょうげん)できるので、ぜひ 試(ため)して みてください。

迷路(めいろ)も 解(と)ける? かしこい習性(しゅうせい)

ダンゴムシには「交替性転向反応(こうたいせいてんこうはんのう)」という面白(おもし)い習性(しゅうせい)があります。 これは、右(みぎ)に曲(ま)がった後は次は左(ひだり)に曲(ま)がる、というように、左右交互(さゆうこうご)に曲(ま)がる性質(せいしつ)のことです。この習性(しゅうせい)のおかげで、障害物(しょうがいぶつ)があっても元(もと)の道(みち)に戻(もど)ったり、行(い)き止(ど)まりから抜(ぬ)け出(だ)したりすることができます。この性質(せいしつ)を利用(りよう)して、迷路(めいろ)を解かせる実験(じっけん)なども有名(ゆうめい)です。

ダンゴムシの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

リアルな 灰色(はいいろ)を 表現(ひょうげん)しよう

ダンゴムシの体(からだ)の色(いろ)は、単純な一色(いっしょく)ではありません。

  • まずは全体(ぜんたい)を 薄(うす)い灰色(はいいろ) で塗(ぬ)ります。

  • その上(うえ)から、濃(こ)い灰色(はいいろ)や茶色(ちゃいろ) を部分的に重(かさ)ねてみましょう。

  • 鉛筆(えんぴつ)の横(よこ)を使って薄くぼかすように塗(ぬ)ると、独特のマットな質感(しつかん)が表現(ひょうげん)できます。

背中(せなか)の 模様(もよう)や 節(ふし)を 意識(いしき)する

ダンゴムシの背中(せなか)は、たくさんの「節(ふし)」に分かれています。

  • 節(ふし)の境目(さかいめ)の線(せん)を少(すこ)し濃(こ)い色(いろ)でなぞると、硬(かた)い殻(から)の感(かん)じが出ます。

  • よく観察(かんさつ)すると、背中(せなか)に黄色(きいろ)い小(ちい)さな点々(てんてん)があるものもいます。これはメスのダンゴムシに多(おお)い模様(もよう)なので、黄色(きいろ)を少(すこ)し混(ま)ぜると個性的(こせいてき)になります。

丸(まる)まった 姿(すがた)の 立体感(りったいかん)を 出す

丸(まる)まったダンゴムシを塗(ぬ)る時は、光(ひかり)の当(あ)たり方(かた)を意識(いしき)しましょう。

  • ボールのように丸(まる)いので、中心(ちゅうしん)を明るく、外側(そとがわ)に向かって濃(こ)い色(いろ)で影(かげ)をつけると、コロッとした立体感(りったいかん)が生(う)まれます。

  • 節(ふし)と節(ふし)が重なり合っている部分を濃く塗(ぬ)ると、より複雑(ふくざつ)な構造(こうぞう)が際立(きわだ)ちます。

背景(はいけい)を 描(か)いて 臨場感(りんじょうかん)を 高(たか)める

ダンゴムシだけではなく、周りの景色(けしき)も想像(そうぞう)してみましょう。

  • 足元(あしもと)に 茶色(ちゃいろ)い落(お)ち葉(ば) や 湿(しめ)った土(つち) を描(か)く。

  • グレーの大(おお)きな石(いし) の横(よこ)に配置(はいち)する。

  • コンクリートの壁の隅っこにいる様子(ようす)を描(か)く。

ダンゴムシの豆知識(まめちしき)

実は「昆虫(こんちゅう)」じゃない!?

足(あし)がたくさんあって虫(むし)のように見えるけれど、実は昆虫(こんちゅう)ではなく「エビやカニ」と同じ甲殻類の仲間(なかま)なんだ。だから、カブトムシなどとは違って、呼吸(こきゅう)をするための「エラ」をお腹(なか)に持っているんだよ。

どうして丸くなるの?

敵が来たときに身(み)を守(まも)るために丸くなるのはもちろんだけれど、もう一つ大切(たいせつ)な理由(りゆう)があるんだ。それは、お腹(なか)にあるエラが「乾燥(かんそう)しないように」するためだよ。丸くなることで、生(い)きていくのに必要(ひつよう)な大切(たいせつ)な水分(すいぶん)を逃(に)がさないようにしているんだ。

森(もり)の優秀(ゆうしゅう)なお掃除屋(そうじや)さん

ダンゴムシの大好物(だいこうぶつ)は、地面(じめん)に落(お)ちている「枯(か)れ葉(は)」なんだ。枯(か)れ葉(は)をモシャモシャとたくさん食(た)べてウンチをすると、それが栄養(えいよう)たっぷりの土(つち)に変(か)わるから、自然(しぜん)の豊(ゆた)かさを守(まも)るとっても大切(たいせつ)なお掃除屋(そうじや)さんなんだよ。

コンクリートを食(た)べるって本当(ほんとう)?

ダンゴムシの硬(かた)い殻(から)を作(つく)るためには、「カルシウム」という栄養(えいよう)がたくさん必要(ひつよう)になるんだ。だから、落(お)ち葉(ば)だけでなく、街中(まちなか)にあるブロック塀(へい)やコンクリートをかじってカルシウムを補給(ほきゅう)することがあるんだよ。