キキョウの塗り絵

難易度:
~

キキョウの特徴(とくちょう)

秋(あき)の七草(ななくさ)の代表(だいひょう)!古(ふる)くから愛(あい)されるキキョウ

みんなは秋(あき)の七草(ななくさ)という、秋(あき)を代表(あらわ)する7つの美(うつく)しい草花(くさばな)の名前(なまえ)を知(し)っているかな?キキョウはその中(ちゅう)を代表(あらわ)する、とっても有名(ゆうめい)で美(うつく)しいお花(はな)なんだよ。大昔(おおむかし)の日本(にっぽん)のお歌(うた)のコレクションである万葉集(まんようしゅう)の中(ちゅう)では「朝貌(あさかお)」という名前(なまえ)で登場(とうじょう)していて、これは今(いま)のキキョウのことだと言(い)われているんだ。何千年(なんぜんねん)も前(まえ)から、日本(にっぽん)の人々(ひとびと)に「綺麗(きれい)だな」と愛(あい)され続(つづ)けてきた、とても歴史(れきし)のあるお花(はな)なんだね。

ふくらむつぼみはまるで風船(ふうせん)!「バルーンフラワー」の秘密(ひみつ)

キキョウのいちばん面白(おもしろ)くて可愛(かわい)い特徴(とくちょう)は、お花(はな)が咲(さ)く前(まえ)のつぼみの形(かたち)なんだ!

  • 花(はな)びらが開(ひら)く前(まえ)のつぼみは、中(ちゅう)に空気(くうき)がたくさん詰(つ)まったように、ぷっくりと丸(まる)く膨(ふく)らんでいるよ。

  • その姿(すがた)がまるで小(ちい)さな風船(ふうせん)のように見(み)えることから、英語(えいご)ではバルーンフラワー(Balloon flower)という、とってもポップで可愛(かわい)い名前(なまえ)で呼(よ)ばれているんだ。

  • 指(ゆび)で優(やさ)しくつんつんと触(さわ)りたくなるような、ユーモアたっぷりの形(かたち)をしているんだよ。

星(ほし)の形(かたち)をした美(うつく)しい花(はな)びら

ぷっくり膨(ふく)らんだつぼみがパッと開(ひら)くと、誰(だれ)もがうっとりするような美(うつく)しいお花(はな)が現(あらわ)れるよ。

  • キキョウの花(はな)びらは、先端(せんたん)が5つに綺麗(きれい)に分(わ)かれていて、まるで夜空(よぞら)にきらめくお星様(ほしさま)のような形(かたち)をしているんだ。

  • 5枚(まい)の花(はな)びらがバラバラになっているのではなく、根元(ねもと)の部分(ぶぶん)で1つに繋(つな)がっている「合弁花(ごうべんげ)」というお花(はな)の仕組(しく)みを持(も)っているのも大(おお)きな特徴(とくちょう)だよ。

どんな場所(ばしょ)に咲いているの?自生(じせい)するキキョウは絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)

お庭(にわ)や公園(こうえん)、お花屋(はなや)さんでよく見かけるキキョウだけど、実(じつ)は日本(にっぽん)の大自然(だいしぜん)に自生(じせい)している野生(やせい)のキキョウは、とっても珍(めずら)しい存在(そんざい)なんだ。

  • 本来(ほんらい)は、日当(ひあ)たりの良(よ)い山(やま)の中(ちゅう)や、草刈(くさか)りが行(い)き届(とど)いた明(あか)るい野原(のはら)が大好(だいす)きなお花(はな)だよ。

  • でも、最近(さいきん)はそんな日当(ひあ)たりの良(よ)い草地(くさち)が少(すく)なくなってしまったため、野生(やせい)のキキョウは絶滅(ぜつめつ)のピンチを迎(むか)えている絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)(絶滅危惧(きぐ)Ⅱ類)に指定(してい)されているんだ。みんなの身近(みじか)にあるキキョウは、人(ひと)の手(て)で大切(たいせつ)に育(そだ)てられた園芸用(えんげいよう)の品種(ひんしゅ)なんだね。

いつ咲(さ)くの?夏(なつ)から秋(あき)にかけての開花(かいか)シーズン

秋(あき)の七草(ななくさ)に選(えら)ばれているキキョウだけど、実(じつ)は秋(あき)が深(ふか)まる前(まえ)から元気(げんき)に咲き始(はじ)めているんだよ。

  • 主(おも)な開花(かいか)シーズンは、本格的(ほんかくてき)な夏(なつ)が始まる前(まえ)の6月(がつ)から、秋風(あきかぜ)が心地(ここち)よく吹(ふ)く10月頃(がつころ)まで。

  • 暑(あつ)い夏(なつ)の太陽(たいよう)の下(もと)でも、涼(すず)しげな紫色(むらさきいろ)の花(はな)を咲かせてみんなの目(め)を楽(たの)しませてくれる、とってもタフで頼(たの)もしいお花(はな)なんだね。

お薬(くすり)としても大活躍(だいかつやく)するキキョウの根(ね)っこ

キキョウはただ見て楽(たの)しむだけでなく、人間(にんげん)の体(からだ)を助(たす)けてくれる凄(すご)いパワーを秘(ひ)めているんだ。

  • 地面(じめん)の中(ちゅう)に深く伸(の)びている太(ふと)い根(ね)っこは、桔梗根(ききょうね)と呼(よ)ばれていて、漢方薬(かんぽうやく)(お薬(くすり))の原料(げんりょう)として大昔(おおむかし)から使(つか)われているよ。

  • ゴホゴホと出(で)るつらい咳(せき)を止(と)めたり、喉(のど)のヒリヒリした痛(いた)みを和(やわ)らげたりする効果(こうか)があって、みんなが喉(のど)が痛(いた)いときに舐(な)める喉飴(のどあめ)にも、キキョウのエキスが入(はい)っていることがあるんだよ。

戦国武将(せんごくぶしょう)も大好(だいす)き!家紋(かもん)に使(つか)われたキキョウ

歴史(れきし)が大好(だいす)きなお友達(ともだち)なら、このお花(はな)のデザインをどこかで見たことがあるかもしれないね。

  • キキョウの端正(たんせい)で美(うつく)しい星型(ほしがた)の形(かたち)は、戦国時代(せんごくじだい)の有名(ゆうめい)な武将(ぶしょう)たちのシンボルマークである家紋(かもん)(桔梗紋(ききょうもん))として大人気(だいにんき)だったんだ。

  • 歴史(れきし)の教科書(きょうかしょ)に出てくる明智光秀(あけちみつひで)や、お城(しろ)づくりの天才(てんさい)である加藤清正(かとうきよまさ)などが、このキキョウの家紋(かもん)を旗(はた)やヨロイに描(えが)いて、戦(たたか)いの中(ちゅう)で自分(じぶん)の誇(ほこ)りとして掲(かか)げていたんだよ。

お花(はな)の色(しょく)はいろいろ!紫(むらさき)だけじゃないカラフルな仲間(なかま)たち

キキョウといえば、吸(す)い込(こ)まれそうな美(うつく)しい紫色(むらさきいろ)が有名(ゆうめい)だけど、実(じつ)はお庭(にわ)を華(はな)やかに彩(いろど)るいろんなカラーの仲間(なかま)たちがいるんだ。

  • 一番(いちばん)お馴染(なじ)みの高貴(こうき)な紫色(むらさきいろ)(青紫色(あおむらさきいろ))。

  • まるで雪(ゆき)の結晶(けっしょう)のように清楚(せいそ)で美(うつく)しい白色(はくしょく)。

  • ほんのり優(やさ)しくて可愛(かわい)いピンク色(しょく)。

  • 花(はな)びらが2重(じゅう)に重(かさ)なって、バラのようにゴージャスに咲(さ)く「八重咲き」という珍(めずら)しい種類(しゅるい)もあるんだよ。

お花(はな)の中(ちゅう)の不思議(ふしぎ)な仕組(しく)み!おしべとめしべの時間差(じかんさ)

キキョウのお花(はな)の中(ちゅう)をのぞいてみると、植物(しょくぶつ)が元気(げんき)に子孫(しそん)を残(のこ)すための、驚(おどろ)きの知恵(ちえ)が隠(かく)されているよ。

  • お花(はな)が咲いたばかりのときは、たくさんのおしべが元気(げんき)いっぱいに花粉(かふん)を出(だ)しているけれど、真ん中(ちゅう)にあるめしべの先(さき)っぽはまだ閉(と)じたままなんだ。

  • おしべが花粉(かふん)を出(だ)し終(お)えてしおれると、今度(こんど)は交代(こうたい)するように、めしべの先(さき)っぽが星型(ほしがた)にパカッと5つに開いて、他(た)のキキョウの花粉(かふん)をキャッチできるようになるんだよ。

  • 自分(じぶん)の花粉(かふん)で種(しゅ)を作(つく)らないように、時間(じかん)をずらしてお互(たが)いを発達(はったつ)させる「雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)」という賢(かしこ)い仕組(しく)みを持(も)っているんだね。

キキョウの花言葉(はなことば)と素敵(すてき)なメッセージ

キキョウには、その凛(りん)とした姿(すがた)にぴったりの、とっても素敵(すてき)な花言葉(はなことば)がたくさんつけられているよ。

  • 永遠(えいえん)の愛:大切(たいせつ)な人(ひと)をずっとずっと想(おも)い続(つづ)ける、温(あたた)かい心(こころ)を表(あらわ)しているよ。

  • 誠実(せいじつ):嘘(うそ)をつかず、いつも一生懸命(いっしょうけんめい)で素直(すなお)な気持(きも)ち。

  • 気品(きひん):誰(だれ)から見ても美(うつく)しくて、上品(じょうひん)でかっこいい様子(ようす)。

  • お友達(ともだち)や、大好(だいす)きなお父(とう)さん・お母(かあ)さんにプレゼントするのにも、最高(さいこう)にぴったりの素晴(すば)らしいメッセージが詰(つ)まったお花(はな)なんだね。

キキョウの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

色(しょく)の選び方(ほう):伝統的(でんとうてき)な「桔梗色(ききょういろ)」とカラフルなバリエーション

お花(はな)を本物(ほんもの)らしく、そしてきらびやかに仕上(しあ)げるための、一番大切(いちばんたいせつ)な色(しょく)の選び方(ほう)を教(おし)えるね。

  • 伝統的(でんとうてき)な桔梗色(ききょういろ): キキョウの紫色(むらさきいろ)は、少(すこ)し青(あお)みがかった高貴(こうき)な色(しょく)をしているよ。まずは全体(ぜんたい)を「明(あか)るい紫色(むらさきいろ)」や「青紫色(あおむらさきいろ)」で優(やさ)しく塗(ぬ)ってみよう。お花(はな)の中央(ちゅうおう)や、花(はな)びらの奥(おく)の方(ほう)に向(む)かって、少(すこ)しだけ「濃(こ)い青色(あおいろ)」や「ネイビー」を重(かさ)ねて塗(ぬ)ってあげると、まるでシルクのドレスのように上品(じょうひん)な深みのある紫色(むらさきいろ)が表現(ひょうげん)できるよ!

  • 清楚(せいそ)な白色(はくしょく)のキキョウ: 白(しろ)いキキョウを塗(ぬ)るときは、花(はな)びらの白(しろ)いスペースをたくさん残しておくのが最大(さいだい)の秘密(ひみつ)。影(かげ)になる部分(ぶぶん)にだけ、ごく薄(うす)い「ライトグレー」や「淡(あわ)い水色(みずいろ)」をそっと乗(の)せてあげよう。これだけで、白(しろ)い花(はな)びらがパッと引(ひ)き立(た)って、透(す)き通(とお)るような白(しろ)さが大成功(だいせいこう)するよ。

  • お花(はな)の中心(ちゅうしん): 花(はな)の真ん中(ちゅう)にあるおしべとめしべは、「薄(うす)い黄色(きいろ)」や「クリーム色(しょく)」で優(やさ)しく塗(ぬ)ってあげよう。白(しろ)い花(はな)びらや紫色(むらさきいろ)の花(はな)びらの中(ちゅう)で、真ん中(ちゅう)の黄色(きいろ)がピカッと光(ひか)って、とっても生(い)き生(い)きとして見(み)えるんだ。

風船(ふうせん)のようなつぼみの立体感(りったいかん)を出す塗(ぬ)り方(ほう)

丸(まる)くて可愛(かわい)い、バルーンのようなつぼみを立体的(りったいてき)にぷっくり見せるプロのテクニックだよ。

  • お日様の光(ひかり)を意識(いしき)しよう: つぼみのいちばん膨(ふく)らんでいるてっぺんの丸(まる)い部分(ぶぶん)は、あえて色(しょく)を塗らずに「白(しろ)い紙(かみ)の色(しょく)」をそのまま丸(まる)く残しておくか、ごく薄(うす)い色(しょく)を塗(ぬ)るだけにしておこう。

  • 溝(みぞ)に影(かげ)を入(い)れる: つぼみが合(あ)わさっている縦(たて)の筋(すじ)(線(せん)の部分(ぶぶん))や、茎(くき)に近(ちか)い下側(したがわ)の部分(ぶぶん)に、お花(はな)に塗(ぬ)った紫(むらさき)よりも少(すこ)し濃(こ)い紫色(むらさきいろ)や焦げ茶色(ちゃいろ)を、色鉛筆(いろえんぴつ)の先を細(ほそ)く尖(とが)らせて細(ほそ)く薄く重(かさ)ねてみよう。

  • ぷっくり感(かん)がアップ: 光(ひかり)が当(あ)たっているところと影(かげ)のコントラストができることで、おまんじゅうのように丸(まる)く膨(ふく)らんだ、今(いま)にもパチンと弾(はじ)けて咲きそうなつぼみの質感(しつかん)がきれいに浮(う)かび上(あ)がってくるよ!

星形(ほしがた)の花(はな)びらをさらに美(うつく)しく!グラデーションのテクニック

星(ほし)のようにピンと尖った美(うつく)しい花(はな)びらを、さらに豪華(ごうか)に見せるグラデーションのやり方(ほう)だよ。

  • 筋(すじ)に沿(そ)って塗(ぬ)る: キキョウの花(はな)びらには、中央(ちゅうおう)から外側(そとがわ)に向(む)かって細(ほそ)いすじ(脈(みゃく))が美(うつく)しく通(かよ)っているよね。この線(せん)の向きに合わせて、色鉛筆(いろえんぴつ)をシャッシャッと滑(すべ)らせるように優(やさ)しく動(うご)かして塗(ぬ)っていこう。

  • 中心(ちゅうしん)から外側(そとがわ)へのグラデーション: お花(はな)のいちばん中心部(ちゅうしんぶ)(奥深(おくふか)くなっているところ)を、いちばん濃(こ)い青紫色(あおむらさきいろ)で力強(ちからづよ)く塗(ぬ)り、花(はな)びらの先端(せんたん)に向(む)かってだんだん色(しょく)が薄く明るくなるようにグラデーションをつけてみてね。これだけで、お花(はな)の中(ちゅう)に奥行(おくゆ)きが生(う)まれ、まるで本物(ほんもの)のキキョウの花(はな)びらが水滴(すいてき)を浴(あ)びてしっとり輝(かがや)いているような、素晴(すば)らしいクオリティになるんだ。

すっきりと伸(の)びた茎(くき)とギザギザした葉(は)っぱの表現(ひょうげん)

キキョウの上品(じょうひん)さを支(ささ)えている、まっすぐでスマートな緑色(みどりいろ)のパーツを綺麗(きれい)に仕上(しあ)げるヒントだよ。

  • 茎(くき)の真っ直ぐな線(せん): キキョウの茎(くき)は細(ほそ)くてとってもスマート。ここは「定規(じょうぎ)」を使(つか)うようにゆっくり丁寧(ていねい)に、「明(あか)るい黄緑色(きみどりいろ)」でシュッと一直線(いっちょくせん)になぞってあげてね。

  • ギザギザした葉(は)っぱ: 葉(は)っぱのふちには、小(ちい)さなギザギザ(鋸歯(きょし))がたくさん並(なら)んでいるね。葉(は)っぱ全体(ぜんたい)を緑色(みどりいろ)で塗(ぬ)る前(まえ)に、まずはこのギザギザの線(せん)のところを、尖(とが)らせた「深緑色(しんりょくしょく)」や「エメラルドグリーン」でクッキリなぞって強調(きょうちょう)しておこう。そのあと、葉(は)っぱの内側(うちがわ)を少(すこ)し薄(うす)い緑色(みどりいろ)で塗(ぬ)ると、キキョウ特有(とくゆう)の葉(は)っぱのシャープな形(かたち)が綺麗(きれい)に引(ひ)き立つよ。

自由(じゆう)に表現(ひょうげん)しよう!背景(はいけい)を描(か)き加(くわ)えて秋(あき)の野原(のはら)を作ろう

ぬりえの世界(せかい)には正解(せいかい)なんてないから、きみの自由(じゆう)なアイデアで楽(たの)しく塗(ぬ)ることがいちばん大切(たいせつ)なんだ。

  • 自由(じゆう)に表現(ひょうげん)しよう! 本物(ほんもの)のキキョウの色(しょく)にとらわれず、金色(きんいろ)に光(ひかり)るキキョウや、虹色(にじいろ)のキキョウにしてみるのも、とっても素敵(すてき)なアートだね。きみの好(す)きな色鉛筆(いろえんぴつ)やクレヨンを、フルパワーで動(うご)かしてみよう!

  • 背景(はいけい)を描(か)き加(くわ)えてみよう! キキョウが咲いているまわりの空白(くうはく)のスペースに、やさしく流(なが)れる「秋(あき)のそよ風の線(せん)」を薄(うす)い水色(みずいろ)で描(えが)いたり、お空(そら)を飛(と)ぶ「赤(あか)い赤(あか)とんぼ」や、夜空(よぞら)に輝く「黄色(きいろ)いお月様(つきさま)」を自分(じぶん)で描(か)き足(た)してみよう。さらに、秋(あき)の七草(ななくさ)の仲間(なかま)である「ススキ」の穂(ほ)をさらさらと描(か)き加(くわ)えてみるのも素敵(すてき)だね。きみの豊(ゆた)かな想像力(そうぞうりょく)で楽(たの)しく塗れば、もっと絵(え)が生(い)き生(い)きするよ!世界(せかい)に一(ひと)つだけの、最高(さいこう)の秋(あき)の絵(え)の具(ぐ)箱(ばこ)のようなぬりえを完成(かんせい)させてね。

キキョウの豆知識(まめちしき)

つぼみは膨らむ「お花(はな)の風船(ふうせん)」!

キキョウのつぼみをよく見(み)ると、丸(まる)くてぷっくりとした不思議(ふしぎ)な形(かたち)をしているんだ。咲(さ)く直前(ちょくぜん)になると花(はな)びらが合(あ)わさったまま中(ちゅう)に空気(くうき)がたまり、まるで風船(ふうせん)のように大(おお)きく膨らむユニークな特徴(とくちょう)があるよ。この可愛(かわい)い姿(すがた)から、英語(えいご)では「バルーンフラワー」という素敵(すてき)な名前(なまえ)で呼(よ)ばれているんだね。

夏(なつ)に咲(さ)くのに「秋(あき)の七草(ななくさ)」の不思議(ふしぎ)

キキョウは主に6月(がつ)から夏(なつ)の間(あいだ)に元気(げんき)に咲(さ)くお花(はな)だけれど、実(じつ)は大昔(おおむかし)から「秋(あき)の七草(ななくさ)」の一(ひと)つとして愛(あい)されてきたんだ。昔(むかし)の日本(にっぽん)のカレンダー(旧暦(きゅうれき))では、キキョウが咲き始(はじ)める時期(じき)はすでに秋(あき)の始まりだったから、今(いま)でも秋(あき)を代表(あらわ)する美(うつく)しいお花(はな)として親(した)しまれているんだよ。

戦国武将(せんごくぶしょう)「明智光秀(あけちみつひで)」も愛した家紋(かもん)

日本(にっぽん)の歴史(れきし)の中(ちゅう)でも、キキョウはその美(うつく)しさからとても人気(にんき)があるんだ。戦国時代(せんごくじだい)に活躍(かつやく)した有名(ゆうめい)な武将(ぶしょう)「明智光秀(あけちみつひで)」は、このキキョウの花(はな)をデザインしたマーク(桔梗紋(ききょうもん))を自分(じぶん)の家紋(かもん)にしていたんだよ。青紫(あおむらさき)にきらめくキキョウは、武士(ぶし)たちにとっても憧(あこが)れの格好(かっこう)いいお花(はな)だったんだね。

のどの痛(いた)みを優(やさ)しく癒(い)やす「お根(ね)っこ」

キキョウはただ見て楽(たの)しむだけでなく、大昔(おおむかし)から「お薬(くすり)(漢方薬(かんぽうやく))」の材料(ざいりょう)としても大活躍(だいかつやく)してきたんだ。特(とく)に土(つち)の中(ちゅう)にある太(ふと)い根(ね)っこを乾燥(かんそう)させたものは、のどの痛(いた)みや咳(せき)を鎮(しず)めるためのとても優秀(ゆうしゅう)なお薬(くすり)として、今(いま)でも多(おお)くののど飴や風邪薬(かぜぐすり)に使(つか)われているんだよ。