シロツメクサの塗り絵

難易度:
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シロツメクサの特徴(とくちょう)

校庭(こうてい)いちめんに広(ひろ)がる、白(しろ)い花(はな)

シロツメクサは、校庭(こうてい)のすみや公園(こうえん)の芝生(しばふ)で、いちめんに広がっている草(くさ)だよ。春(はる)から秋(あき)にかけて、まるいまっ白(しろ)な花(はな)をたくさんさかせるんだ。
「クローバー」という呼び名のほうが、聞(き)きなれているかもしれないね。四つ葉(は)をさがしたことがある人(ひと)も多(おお)いんじゃないかな。あの草(くさ)が、シロツメクサなんだ。

名前(なまえ)は「詰(つ)め草(くさ)」からきている

シロツメクサを漢字(かんじ)で書(か)くと白詰草(しろつめくさ)。ふしぎな名前(なまえ)だよね。この「詰(つめ)」には、ちゃんとした理由(りゆう)があるんだ。
むかし、日本(にっぽん)にはヨーロッパからガラスの器(うつわ)が船(ふね)で運(はこ)ばれてきた。ガラスは割(わ)れやすいから、箱(ばこ)の中(なか)でゆれないように、すきまにやわらかいものを詰(つ)めていたんだ。そのクッションに使(つか)われていたのが、かわかしたクローバーだったんだよ。
記録(きろく)では1846年(ねん)、オランダから献上(けんじょう)されたガラス製品(せいひん)に詰(つ)められていたと伝(つた)わっているんだ。いまでいう、だんボールの中(なか)の梱包材(こんぽうざい)と同(おな)じ役目(やくめ)だね。
そこから「詰草(つめくさ)」という名前(なまえ)が生(う)まれて、白(しろ)い花(はな)がさくものを「白詰草(しろつめくさ)」とよぶようになったんだよ。ガラスを守(まも)るためにやってきた草(くさ)が、いまでは日本中(にっぽんちゅう)の校庭(こうてい)に広がっているなんて、おどろきだよね。

まるい花(はな)は、小(ちい)さな花(はな)のあつまり

白(しろ)いまるい花(はな)を、近(ちか)くでよく見(み)てみよう。ひとつの花(はな)に見(み)えるけれど、じつは小(ちい)さな花(はな)がたくさん集(あつ)まったものなんだ。
その数(すう)は10個(こ)から80個(こ)。大(おお)きさは直径(ちょっけい)1センチくらいだよ。塗(ぬ)り絵(え)でも、小(ちい)さな花(はな)をひとつずつ描(えが)いてあるから、数(かぞ)えてみてね。
おもしろいのはさく順番(じゅんばん)。上(うえ)のほうから先(さき)にさいて、さき終(お)わった花(はな)は下(した)を向(む)いて垂(た)れさがるんだ。だから、下(した)のほうに茶色(ちゃいろ)っぽい花(はな)がぶらさがっているものは、長(なが)くさいている花(はな)なんだよ。

三つ葉(は)についた、白(しろ)い模様(もよう)

葉(は)は3枚(まい)で1組(くみ)。これがシロツメクサのいちばんの目印(めじるし)だね。小葉(こば)はハートみたいな丸(まる)い形(かたち)をしていて、先(さき)が少(すこ)しくぼんでいるよ。
葉(は)をよく見(み)ると、白(しろ)っぽい「く」の字(じ)の模様(もよう)が入(はい)っているのが分(わ)かるかな。この模様(もよう)があるおかげで、遠(とお)くから見(み)ても「あ、クローバーだ」と分(わ)かるんだ。塗(ぬ)り絵(え)でも、この模様(もよう)を線(せん)で囲(かこ)んであるよ。

四つ葉(は)は、どうして生(う)まれるの

まれに、小葉(こば)が4枚(まい)になっているものがあるよね。これが四つ葉(は)のクローバー。世界中(せかいじゅう)で「幸(しあわ)せをよぶ」と言(い)われて、大切(たいせつ)にされてきたんだ。
四つ葉(は)は、葉(は)のもとになる部分(ぶぶん)ができるときのちょっとした変化(へんか)で生(う)まれるんだよ。だから、たくさん生(は)えている場所(ばしょ)ほど見(み)つかりやすいんだ。あわてずに、しゃがんで、葉(は)の重(かさ)なりを1枚(まい)ずつめくるようにさがしてみてね。

地面(じめん)をはって、どんどんふえる

シロツメクサは、上(うえ)に高(たか)くのびるかわりに、地面(じめん)をはうように茎(くき)をのばして広がっていくよ。この茎(くき)のあちこちから根(ね)を出(だ)して、そこからまた葉(は)と花(はな)が立(た)ち上(あ)がるんだ。
だからいちど生(は)えると、じゅうたんのように地面(じめん)をおおっていくんだよ。もとはヨーロッパの草(くさ)で、明治(めいじ)のころから牛(うし)や馬(うま)のエサ(牧草(ぼくそう))として日本(にっぽん)にたくさん植(う)えられ、そこから全国(ぜんこく)に広がっていったんだ。

シロツメクサの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

葉(は)の白(しろ)い模様(もよう)は、残(のこ)しておこう

この塗(ぬ)り絵(え)のいちばんの見(み)どころは、葉(は)についた白(しろ)い「く」の字(じ)の模様(もよう)。線(せん)で囲(かこ)んであるから、中(なか)は白(しろ)いまま残(のこ)して、まわりだけを緑(みどり)でぬってみて。
そうすると、模様(もよう)がぱっと浮(う)かび上(うえ)がって、ぐっとクローバーらしくなるんだ。全部(ぜんぶ)を同(おな)じ緑(みどり)でぬりつぶすと、この模様(もよう)が消(き)えてしまうから気(き)をつけてね。

花(はな)は、ぬらずに白(しろ)いまま

シロツメクサの花(はな)はまっ白(しろ)。だから、思(おも)いきってぬらずに白(しろ)いまま残(のこ)すのがいちばんきれいなんだ。
それだとさびしいと感(かん)じたら、小(ちい)さな花(はな)のひとつひとつのふちだけを、うすい灰色(はいいろ)や水色(みずいろ)でなぞるといいよ。白(しろ)い花(はな)が立体的(りったいてき)に見(み)えてくるんだ。
花(はな)の根元(ねもと)のほうは、うすい黄緑(きみどり)にすると自然(しぜん)に見(み)えるよ。

さき終(お)わった花(はな)は、茶色(ちゃいろ)っぽく

花(はな)のかたまりの下(した)のほうに、下(した)を向(む)いて垂(た)れている花(はな)があるよね。これはさき終(お)わった花(はな)なんだ。
ここをうすい茶色(ちゃいろ)やベージュでぬると、「上(うえ)はさいたばかり、下(した)はもう終(お)わった」という時間(じかん)の流(なが)れが絵(え)の中(なか)に出(で)てくるよ。ちょっと大人(おとな)っぽい塗(ぬ)り方(かた)なんだ。

葉(は)は3色(しょく)を使(つか)い分ける

クローバーの葉(は)は、手前(てまえ)ほど明(あか)るく、重なった下(した)のほうほど深(ふか)い緑(みどり)に見(み)えるよ。黄(き)みどり・緑(みどり)・深緑(しんりょく)の3色(しょく)を、手前(てまえ)から奥(おく)へ順(じゅん)に使っていくと、じゅうたんのように重なっている感(かん)じが出(で)せるんだ。
2枚目(まいめ)の群(む)れの絵(え)では、これがとくに効(き)くよ。地面(じめん)と小石(こいし)はうすいベージュにして、草(くさ)をしっかりぬると、主役(しゅやく)が浮(う)かび上(あ)がるんだ。

自分(じぶん)だけの四つ葉(は)を描(か)き足(た)そう

ここからは遊(あそ)びだよ。この塗(ぬ)り絵(え)の中(なか)の三つ葉(は)を1つ選(えら)んで、小葉(こば)をもう1枚(まい)描(か)き足(あし)して四つ葉(は)にしてみて。
どこにかくすかは、きみしだい。ぬり終(お)わったら、だれかに「四つ葉(は)はどこでしょう」と出題(しゅつだい)してみるのも楽(たの)しいね。そのあとは、この絵(え)を持(も)って校庭(こうてい)へ。本物(ほんもの)の四つ葉(は)がきっと待(ま)っているよ。

シロツメクサの豆知識(まめちしき)

ガラスのクッションとして日本(にっぽん)に来(き)た

シロツメクサが日本(にっぽん)にやってきたのは、江戸時代(えどじだい)の終(お)わりごろ。1846年(ねん)、オランダから献上(けんじょう)されたガラス製品(せいひん)の箱(ばこ)に、かわかしたクローバーが緩衝材(かんしょうざい)として詰(つ)められていたと伝(つた)わっているんだ。
つまり、はじめは「植物(しょくぶつ)」としてではなく、荷物(にもつ)のすきまをうめる材料(ざいりょう)として海(うみ)をわたってきたんだね。その一部(いちぶ)が日本(にっぽん)の土(つち)でめを出(だ)して、いまでは全国(ぜんこく)の校庭(こうてい)で見(み)られる草(くさ)になった。名前(なまえ)の「詰草(つめくさ)」は、そのときの記憶(きおく)をいまも残(のこ)しているんだよ。

花(はな)のかたまりには、80個(こ)の花(はな)がある

白(しろ)いまるいかたまりは、ひとつの花(はな)ではないよ。10個(こ)から80個(こ)もの小(ちい)さな花(はな)が集(あつ)まって、直径(ちょっけい)1センチほどの球(たま)になっているんだ。
ひとつひとつの花(はな)は、マメの仲間(なかま)らしいちょうちょのような形(かたち)をしているよ。虫(むし)めがねでのぞくと、小(ちい)さなスイートピーがぎっしりならんでいるように見(み)えるんだ。

花(はな)かんむりが作(つく)れる草(くさ)

シロツメクサは、むかしから草(くさ)遊(あそ)びの材料(ざいりょう)として親(した)しまれてきたよ。長(なが)い茎(くき)を編(あ)んでいくと、花(はな)かんむりや首(くび)かざり、うでわが作(つく)れるんだ。
コツは、なるべく茎(くき)の長(なが)い花(はな)を選(えら)ぶこと。茎(くき)の途中(とちゅう)に切(き)りこみを入(い)れて、そこに次(つぎ)の花(はな)の茎(くき)を通(とお)していくと、するするとつながっていくよ。校庭(こうてい)でたくさん見(み)つけたら、ためしてみてね。

じつは、牛(うし)や馬(うま)のごちそう

シロツメクサはもともとヨーロッパの草(くさ)で、明治(めいじ)のころから日本(にっぽん)でさかんに植(う)えられたんだ。目的(もくてき)は牧草(ぼくそう)。牛(うし)や馬(うま)にとって、栄養(えいよう)たっぷりのごちそうだったんだよ。
そのうえマメの仲間(なかま)なので、根(ね)で土(つち)を豊(ゆた)かにするはたらきもあるんだ。校庭(こうてい)のすみでふまれている草(くさ)が、じつは家畜(かちく)を育(そだ)て、土(つち)まで元気(げんき)にしてきた草(くさ)だなんて、ちょっと見(み)る目(め)が変(か)わるよね。