飛騨高山の古い町並みの塗り絵
飛騨高山の古い町並みの特徴
江戸時代の商人の町
飛騨高山は、岐阜県の北のほう、山にかこまれた高山市にある町だよ。
戦国時代のおわりに、金森長近という武将がこの地をおさめて、城下町をつくったんだ。
高いところに武士の家、一段ひくいところに商人の町が置かれたよ。この商人の町が、いまの古い町並みなんだ。
上一之町・上二之町・上三之町などの通りは、1979年に国の重要伝統的建造物群保存地区にえらばれたよ。
ひくい軒と、ずらりとならぶ格子
高山の町家は、屋根の高さが4.5メートルほどとひくいのが特徴だよ。
間口がせまくて、奥にふかい家が、すきまなくならんでいるんだ。
家の正面には、細い縦の木をならべた出格子がずらりと続いているよ。格子は、むかしの赤い塗料「ベンガラ」で赤茶色にぬられていることが多いんだ。
軒の下の、軒をささえる短い木(腕木)は、白くぬられているよ。
軒下を流れる用水
町並みの道の両わき、家のすぐ前には、細い用水が流れているよ。
家に入るには、用水にかけた小さな板の橋をわたるんだ。
2枚目と3枚目の塗り絵にも、道にそった用水と板の橋が描かれているよ。さがしてみてね。
「飛騨の小京都」
高山は、「飛騨の小京都」とよばれることがあるよ。
京都のように東の山ぞいにお寺をならべ、古い町並みが京都のような落ちついたふんいきを残しているからなんだ。
岐阜県には、世界遺産の白川郷の合掌造りもあるよ。高山と白川郷は、いっしょにたずねる人が多い観光地なんだ。
1枚目は、杉玉のある造り酒屋
1枚目の塗り絵は、軒下に大きな杉玉をつるした、造り酒屋の町家を1けんだけ描いているよ。
2階の正面には細い格子の窓がずらりとならび、1階には格子の戸や、大きな木の戸があるね。
軒の下には、軒をささえる腕木が等間隔にならんでいるよ。屋根のはしには、雨水を流す雨どいもついているんだ。
格子の本数をかぞえながら、ていねいにぬってみてね。
朝市でにぎわう宮川
古い町並みのすぐそばを流れる宮川のほとりでは、毎朝朝市が開かれているよ。
野菜や花、手作りのおかしなどが、川ぞいにずらりとならぶんだ。
宮川には、朱色のらんかんの中橋という橋がかかっていて、高山のシンボルになっているよ。
飛騨高山の古い町並みの色を塗るコツ
格子は赤茶色、腕木は白
高山の町家の格子は、赤茶色やこげ茶色だよ。
格子を1本ずつぬるのは大変だから、まず格子全体を赤茶色でさっとぬって、あとから格子のすきまの奥だけを少しこくすると、立体的に見えるよ。
軒の下の腕木は白いまま残しておくと、本物の町家らしくなるんだ。
杉玉は、緑か茶色
軒下につるされた丸い杉玉は、杉の葉を丸めて作ったものだよ。
つるしたばかりの杉玉はあざやかな緑で、時間がたつと茶色に変わっていくんだ。
緑にするか、茶色にするか、自分で決めてぬってみてね。表面の葉のかたまりごとに、少しずつ色のこさを変えると、ふんわりした丸い形が出るよ。
町並みの絵は、手前をこく
3枚目の町並みの絵は、手前の家をこい色、奥の家をうすい色でぬると、道がずっと奥まで続いているように見えるよ。
道はうすい灰色、用水の水は水色、うしろの山は緑。
外灯を黄色にすると、夕方の町並みのような、あたたかいふんいきになるんだ。
植木鉢と花で、明るい町並みに
町家の前にならぶ植木鉢の植物は、黄緑や緑でぬってみよう。
黄色やオレンジの花を足すと、こげ茶色の町並みの中で、花がぱっと目立つよ。
植木鉢は、テラコッタのオレンジ色や、青い色にしてもかわいいね。
飛騨高山の古い町並みの豆知識
杉玉は、新しいお酒のしるし
酒蔵の軒先につるされた杉玉は、「新しいお酒ができましたよ」というしるしなんだ。
新酒ができるころに緑の杉玉をつるし、杉玉がだんだん茶色になっていくと、お酒もじゅくしておいしくなっていくと言われているよ。
高山の古い町並みには、いまも造り酒屋が何けんもあるんだ。
世界にみとめられた高山祭
高山では、春と秋に高山祭が開かれるよ。
春は4月14日・15日の山王祭、秋は10月9日・10日の八幡祭。豪華な彫刻やからくり人形のついた屋台が町をねり歩くんだ。
2016年には、「山・鉾・屋台行事」の1つとして、ユネスコの無形文化遺産になったよ。
さるぼぼは、猿の赤ちゃん
高山のおみやげで有名なさるぼぼは、赤い布で作った人形だよ。
飛騨の言葉で「猿の赤ちゃん」という意味なんだ。
むかし、お母さんが子どもや娘のしあわせをねがって作ってあげた人形だと言われているよ。
雪の多い山の町
高山は、まわりを高い山にかこまれた町で、冬には雪がつもるよ。
ひくくて深い軒は、雪や雨から家の入口を守るためのくふうなんだ。
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杉玉のある高山の町家
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飛騨高山の町並み
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上三之町の通り(細密)
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