川越の時の鐘と蔵造りの町並みの塗り絵
川越の時の鐘と蔵造りの町並みの特徴
小江戸・川越のシンボル
埼玉県川越市には、黒い壁の蔵造りの店がずらりとならぶ町並みがあるよ。
その町並みの中に立つ、木でできた3階建てのやぐらが時の鐘なんだ。
川越は、江戸と川の船で結ばれてさかえた町で、江戸の雰囲気をいまに残していることから、「小江戸」とよばれているよ。
400年ちかく時を知らせてきた鐘
時の鐘は、江戸時代のはじめ、1627年から1634年のあいだに、川越のお殿さまの酒井忠勝が建てたのが最初だと言われているよ。
いまの時の鐘は、1893年の大火事のあと、次の年に建て直されたものなんだ。高さは約16メートルあるよ。
いまも、朝6時、お昼の12時、午後3時、夕方6時の1日4回、鐘が鳴っているんだ。
いまは人がついているのではなく、機械で自動で鳴らしているよ。
大火事から生まれた蔵造りの町
1893年、川越では町の多くが焼けてしまう大火事が起きたんだ。
そのとき、火に強い蔵造りの家が焼け残ったんだよ。
それを見た商人たちは、あらそうように蔵造りの店を建てたんだ。こうして、いまの黒い蔵の町並みができあがったよ。
この町並みは、1999年に国の重要伝統的建造物群保存地区にえらばれたんだ。
黒い壁と、大きな鬼瓦
川越の蔵造りの壁は、黒いしっくいでぬられているよ。白い壁の蔵よりも、手間もお金もかかる、ぜいたくなつくりなんだ。
屋根のてっぺんには、厚いかべのような箱棟がのり、その両はしに、大きな鬼瓦がどっしりと置かれているよ。
白壁の倉敷の蔵とくらべると、同じ蔵でも色がまったくちがうね。
2階の窓は、観音開きの分厚い扉
蔵造りの店の2階をよく見ると、窓に観音開きの分厚い扉がついているよ。
火事のときにはこの扉をしめて、火が中に入らないようにするんだ。
1階は、品物をならべる店先になっていて、のれんがかかっているよ。
2枚目の塗り絵は、大きな鬼瓦と観音開きの扉がある、蔵造りの店を描いているよ。3枚目は、時の鐘と町並みをいっしょに描いているんだ。
川越の時の鐘と蔵造りの町並みの色を塗るコツ
蔵の壁は、黒をいかして
川越の蔵造りの壁は黒だよ。
ぜんぶを真っ黒にぬるより、こい灰色でぬってから、かげになるところだけ黒を重ねると、黒い壁のつやが出るんだ。
のれんや看板の枠に、赤や青、白を入れると、黒い蔵の町が明るくなるよ。
鬼瓦と屋根は、灰色で
屋根の瓦と鬼瓦は、灰色でぬってみよう。
鬼瓦のうずまきのもようは、少しこい灰色でなぞると、立体的に見えるよ。
時の鐘は、こげ茶色の木
時の鐘のやぐらは、こげ茶色の木でできているよ。
3つの屋根は灰色、いちばん上の鐘は緑がかった青銅の色にしてみよう。
木の板のすじにそって色えんぴつを動かすと、木のやぐららしい感じが出るよ。
空を青くして、やぐらを引き立てる
時の鐘の絵は、空を明るい青でぬると、こげ茶色のやぐらがくっきりうかび上がるんだ。
雲を白く残せば、晴れた日の川越の町になるよ。
観音開きの扉は、段ごとに色を変えて
2階の窓の分厚い扉は、ふちが何段にもなっているよ。
外側の段をこい灰色、内側の段を少しうすい灰色にすると、扉の厚みが出るんだ。
のれんは、こい紺色や茶色にすると、黒い蔵とよく合うよ。
道と空で、町の明るさを
道はうすい灰色、空は明るい青にすると、黒い蔵の町並みがすっきり見えるよ。
川越の時の鐘と蔵造りの町並みの豆知識
音風景100選にえらばれた鐘の音
時の鐘の音は、1996年に、国の「残したい日本の音風景100選」にえらばれたよ。
400年ちかく、町の人たちに時を知らせてきた音が、いまも大切に守られているんだ。
「栗よりうまい十三里」
川越は、さつまいもで有名な町でもあるよ。
江戸時代、江戸で焼きいもが大はやりしたとき、おいしい川越のさつまいもが、船でたくさん運ばれたんだ。
焼きいも屋さんは、「栗より うまい 十三里」という看板を出して売っていたよ。「栗」を「九里」、「より」を「四里」にかけて、九と四をたすと十三になる、しゃれた言葉あそびなんだ。
駄菓子屋がならぶ菓子屋横丁
蔵造りの町並みの近くには、菓子屋横丁という通りがあるよ。
石だたみの道の両側に、昔なつかしい駄菓子屋さんがならんでいるんだ。
2001年には、「かおり風景100選」にもえらばれたよ。お菓子の甘いかおりがただよう町なんだね。
黒い蔵は、お金持ちのしるし
黒いしっくいは、白いしっくいより手間がかかり、ねだんも高かったんだ。
黒い蔵を建てることは、商人にとって自分の店の力を見せるしるしでもあったよ。
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川越の時の鐘
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蔵造りの店
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時の鐘と蔵造りの町並み(細密)
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