百舌(もず)の塗り絵
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百舌(もず)の特徴
どんな鳥?
モズは、スズメよりも少し大きい、かわいらしい顔をした小鳥だよ。でも、見た目とはちがい、とても勇敢で、自分よりも大きな鳥やヘビにも立ち向かう、とても強い鳥なんだ。日本には一年中いる鳥で、季節によってくらす場所を変えることもあるよ。
オスとメスのちがい
モズのオスとメスは、体の色(羽の色)が少しちがうよ。
- オスは、頭や背中が茶色、胸からおなかが白っぽい色で、目のまわりに**黒い線(アイライン)**があるのが特徴だよ。
- メスは、オスよりも全体的に色がやさしくて、目のまわりの黒い線がうすい茶色だったりするんだ。おなかのあたりに、うろこみたいなもようがあることもあるよ。
どちらも、しっぽが少し長くて、上下にふりながら歩いたり、とまったりする姿がかわいいね。
どんなところにいるの?
モズは、主に日本の畑や、草やぶが多い場所、公園、河川敷など、身近な場所で見かけることができるよ。見晴らしのいい木のてっぺんや、電線などにとまって、まわりをよく見ているんだ。
どんな鳴き声?
モズの鳴き声は、とても変わっていて、まるでほかの鳥の鳴きまねをしているみたいに聞こえるよ。
- 「キィキィキィ」と高い声で鳴いたり、「カチカチカチ」と早口で鳴いたりするよ。
- 春になると、オスは縄張りを守るために、もっといろんな鳴き声で、にぎやかにさえずるんだ。
- 面白いことに、ウグイスやホトトギスなど、ほかの鳥の鳴き声をまねして鳴くこともできるんだよ。だから、聞いた人が「あれ?いまウグイスが鳴いたかな?」と思うことがあるかもしれないね。
もずのはやにえ
モズには、「はやにえ」という、とても面白い習性があるよ。 捕まえた虫やカエル、トカゲなどを、木の枝やとげにさして保存しておくんだ。これは、あとで食べるためだと言われているよ。まるで、自然の中の「冷蔵庫」みたいだね。
百舌(もず)の色を塗るコツ
色の選び方:体の色をぬり分けよう!
モズの体の色は、シンプルだけど、場所によって色をぬり分けるのがポイントだよ。
- オスの色に塗る場合:
- 頭や背中、つばさは赤みがかった茶色で塗ってみよう。
- 目のまわりは、細い線をしっかり黒色で描いてあげると、りりしい顔になるよ。
- のどから胸にかけては、やさしいクリーム色や薄い灰色にしよう。
- メスの色に塗る場合:
- 全体をオスより少しやわらかい薄い茶色や灰色に塗ってみよう。
- 目のまわりの線は、茶色で描いてみてね。
- おなかのあたりに、うすい茶色でうろこみたいなもようを描き加えると、メスの特徴がよく出てくるよ。
立体感を出す塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
モズの丸い体を、立体的に見せる工夫をしてみよう。
- かげになる場所:おなかの下側や、つばさのへこんだ部分に、メインの色よりも少し濃い色を重ねて塗ると、体がふっくらして見えるよ。
- ひかりが当たる場所:頭や背中の丸い部分、胸のもりあがったところは、少し薄い色を塗ったり、色を塗らないでおくと、光って見えてきれいに見えるよ。
細かい部分も丁寧に塗ってみよう!
- 目は、とても大切だよ。小さくても、つぶらな瞳をしっかり黒く塗ると、生き生きとしてくるよ。
- くちばしや足は、黒やこげ茶色で、くっきりと描いてあげよう。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 自由に表現しよう!
- もし、もっと自由にぬりたいなら、きみだけのオリジナルな色でモズをぬってみてね。カラフルなモズも、きっとかっこいいよ。
- 背景を描き加えてみよう!
- モズは、木の枝にとまっていることが多いから、背景に木の枝や葉っぱを描いてみよう。すると、まるで本物のモズがとまっているみたいになるよ!
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百舌
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飛んでいる百舌