煤払いの塗り絵

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煤払いの塗り絵

煤払いの特徴とくちょう

一年の よごれを とし、年神様を むかえる 準備じゅんび

煤払すすはらいは、年末ねんまつの特に十二月十三日ころおこなわれる、一年のあいだにたまったホコリやすすはらい、いえ建物たてもの隅々すみずみまできれいにする大掃除おおそうじのことだよ。

どんな 性質と 象徴しょうちょう

煤払すすはらいには、あたらしいねんきよらかにむかえるための、大切なねがいがめられているよ。

  • 年神様をむかえるいえきよめることで、お正月ってやってくる年神様気持きもちよくむかえるための準備じゅんびという意味があるよ。
  • 厄払やくはら:ホコリやすすと一緒にわるいものはらとす、厄払やくはらいの儀式ぎしきとしての意味もっていたんだ。
  • あたらしいはじまりふるねんよごれやなやをすべてはらい、清々すがすがしい気持きもあたらしいねんむかえようという、希望きぼう象徴しょうちょうだよ。

煤払すすはらいの 起源きげん

煤払すすはらいの習慣しゅうかんは、とてもむかしからおこなわれていたんだ。

  • はじまり:もともとは、一年のあいだに仏壇や囲炉裏にたまったすすはらという仏教ぶっきょうの行事からはじまったと言われているよ。
  • 江戸時代:特に江戸時代には、江戸城えどじょう十二月十三日煤払すすはらいの日」められておこなわれ、この習慣しゅうかん庶民しょみんいえにもひろまっていったんだ。

煤払すすはらいの 過ごしほう

煤払すすはらいは、天井てんじょうたか場所ばしょなど、普段はとどかないところもきれいにするのが特徴とくちょうだよ。

  • 全員参加ぜんいんさんかむかしは、家族かぞく家中のひとが、みんなで協力きょうりょくして、一斉いっせい煤払すすはらいをしたんだ。
  • なが道具どうぐにもあるように、ながたけさきのついたえだほうきなどをつけて、天井てんじょうのホコリはらとすんだ。

煤払いのいろるコツ

いろほう清々すがすがしい 空気くうきと 伝統的な いろ使つかおう!

煤払すすはらいのぬりえは、いえきよめる清々すがすがしい空気くうきと、伝統的な建物たてもの着物きものいろかして、きのあるあかるいいろをたくさん使つかおう。

  • 基本きほんいろ茶色ちゃいろ木材もくざい)、みどりまつたけ)、しろ(ホコリやかべ)、いたいろ着物きもの)を中心ちゅうしんぼう。

モチーフごとのいろ

  • 木材もくざいはりはしら日本にほん家屋かおくはりはしらは、茶色ちゃいろうすいろで、あたたかい雰囲気ふんいきすようにろう。
  • 着物きものはたら人々ひとびとている着物きものは、紺色こんいろいたみどり茶色ちゃいろなど、うごきやすいいろをベースにり、がら部分ぶうあかるいいろすこ使つかうと、はなやかさがるよ。
  • ホコリ天井てんじょうからちてくるホコリやすすは、うす灰色はいいろしろで、ふんわりとしたかんすようにろう。

立体感りったいかんほう建物たてもの奥行おくゆききと 質感しつかん

建物たてもの奥行おくゆきと、着物きもののひだ質感しつかん表現ひょうげんするために、「かげ」と「ひかり」を意識いしきしよう。 かげになる場所ばしょ

  • 天井てんじょうはりはりあいだふすまのおく人物じんぶつ背中側せなかごなど、ひかりたらない部分ぶうに、メインのいろよりも茶色ちゃいろ灰色はいいろで「かげ」をつけて、建物たてもの奥行おくゆきそう。

ひかりがたる場所ばしょ

  • ゆかふすまの表面ひょうめんなど、ひかりたる部分ぶうあかるいいろると、きれいになった清々すがすがしさ表現ひょうげんできるよ。

質感しつかんそう!

色鉛筆いろえんぴつはりは、茶色ちゃいろたてせんると、表現ひょうげんできてかた質感しつかんるよ。 着物きもの着物きものこまかいがらは、色鉛筆いろえんぴつさき使つかって丁寧ていねいけると、伝統的なうつくしさが際立つよ。

ぬりえをたのしむためのヒント!

  • 清々すがすがしさを 表現ひょうげん
    • っているあいだホコリをはらえたあとの、きれいになった部屋へや清々すがすがしい空気くうき想像そうぞうしながら、あかるいいろってみよう!
  • 大掃除おおそうじ チーム
    • 家族かぞく仲間なかまたちがみんなで協力きょうりょくして掃除そうじしている様子ようすを、それぞれのふくたのしく、カラフルけて表現ひょうげんしてみよう!