エチゼンクラゲの塗り絵

難易度:

エチゼンクラゲの特徴(とくちょう)

世界最大級(せかいさいだいきゅう)の超巨大(ちょうきょだい)クラゲ!

みんなは海(かい)の中(なか)にすんでいるクラゲを見(み)たことがあるかな。水族館(すいぞくかん)でゆらゆら泳(およ)ぐ小(ちい)さなクラゲも可愛(かわい)いけれど、世界(せかい)には人間(にんげん)よりも遥(はる)かに大(おお)きい超巨大(ちょうきょだい)なクラゲがいるんだよ。それが今回紹介(こんかいしょうかい)するエチゼンクラゲなんだ。海(かい)の中(なか)で出(で)会(あ)ったら思(おも)わず声(こえ)を上(あ)げてしまうくらい圧倒的(あっとうてき)な存在感(そんざいかん)を持(も)っていて、世界最大級(せかいさいだいきゅう)のクラゲとして世界中(せかいじゅう)で知(し)られているんだよ。

名前(なまえ)の由来(ゆらい)と英名(えいめい)!越前(えちぜん)の海(かい)と野村(のむら)さん?

エチゼンクラゲという和名(わめい)は、日本(にっぽん)の昔(むかし)の地域名(ちいきめい)である越前国(えちぜんのくに)(現在(げんざい)の福井県付近(ふくいけんふきん))の沖合(おきあい)で大量(たいりょう)に見(み)つかったことや、最初(さいしょ)に研究(けんきゅう)された産地(さんち)にちなんで名付(なづ)けられたと言(い)われているんだ。英語(えいご)ではNomura’s jellyfish(ノムラズ・ジェリーフィッシュ)と呼(よ)ばれているよ。これは今(いま)から100年以上前(ねんいじょうまえ)の1922年(ねん)に、福井県(ふくいけん)の試育場(しいくじょう)から送(おく)られてきた標本(ひょうほん)をもとにこの巨大(きょだい)クラゲを詳(くわ)しく調(しら)べて世界(せかい)に発表(はっぴょう)した学者(がくしゃ)、野村哲造(のむらてつぞう)さんの名前(なまえ)から取(と)られた学名(がくめい)に由来(ゆらい)しているんだよ。

人間(にんげん)より大(おお)きい!?圧倒的(あっとうてき)なスケール感(かん)

エチゼンクラゲの一番(いちばん)の驚(おどろ)きは、なんといってもその規格外(きかくがい)の大(おお)きさなんだ。大人(おとな)のエチゼンクラゲになると、傘(かさ)の直径(ちょっけい)だけで1メートルから2メートル近(ちか)くにも達(たっ)するんだよ。これは背(せ)の高(たか)い大人(おとな)の人間(にんげん)がすっぽり隠(かく)れてしまうくらいの大(おお)きさなんだ。さらに重(おも)さはなんと150キログラムから200キログラムにもなって、力持(ちからも)ちの大人(おとな)が2〜3人(ひと)がかりで抱(かか)えないと持ち上(うえ)がらないくらいの重量感(じゅうりょうかん)があるんだよ。

ドームのような巨大(きょだい)な傘(かさ)のひみつ

エチゼンクラゲの頭(あたま)のような部分(ぶぶん)は傘(かさ)と呼(よ)ばれていて、まるで巨大(きょだい)な中華鍋(ちゅうかなべ)やパラシュート、ドーム建築(けんちく)のような丸(まる)い形(かたち)をしているんだ。この傘(かさ)は主(おも)に綺麗(きれい)な水分(すいぶん)とコラーゲンでできていて、ぷるぷるとした弾力(だんりょく)があるんだよ。傘(かさ)のフチをキュッと縮(ちぢ)めたりふわっと広(ひろ)げたりを繰(く)り返(かえ)すことで、大量(たいりょう)のお水(みず)を押(お)し出(だ)してゆっくりと海(かい)の中(なか)を泳いでいくんだね。

フリルのような無数(むすう)の口腕(くちうで)ともじゃもじゃの触手(しょくしゅ)

傘(かさ)の下(した)を覗(のぞ)き込(こ)むと、まるでドレスのフリルや葡萄(ぶどう)の房(ふさ)のように複雑(ふくざつ)に絡(から)み合(あ)った大(おお)きな口腕(くちうで)と、細長(ほそなが)く伸(の)びるたくさんの触手(しょくしゅ)が生(は)えているよ。ぬりえの絵(え)でも描(えが)かれているように、もじゃもじゃと密集(みっしゅう)した口腕(くちうで)には無数(むすう)の小(ちい)さな口(くち)が開(ひら)いていて、ここからエサを吸(す)い込(こ)むんだ。触手(しょくしゅ)は長(なが)いものだと数(すう)メートルにも及(およ)び、海中(かいちゅう)で網(あみ)のように広(ひろ)げて獲物(えもの)を捕(つか)まえるんだよ。

どんなものを食(た)べて大(おお)きくなるの?

こんなに体(からだ)が大(おお)きなエチゼンクラゲだけど、一体何(いったいなん)を食(た)べて200キログラム近(ちか)くまで大(おお)きくなると思(おも)うかな。実(じつ)は、お口(くち)に入(はい)らないような大(おお)きな魚(さかな)をバクリと食(た)べるわけではなく、海(かい)の中(なか)に漂(ただよ)っている目(め)に見(み)えないくらい小(ちい)さなプランクトンを食(た)べているんだよ。複雑(ふくざつ)に入(はい)り組(く)んだ口腕(くちうで)にある無数(むすう)の吸入口(きゅうにゅうくち)から、お水(みず)と一緒(いっしょ)に小(ちい)さなプランクトンを休(やす)むことなく大量(たいりょう)に吸(す)い込(こ)み続(つづ)けて、あの巨大(きょだい)な体(からだ)を維持(いじ)しているんだね。

どこからやってくるの?長(なが)い海(かい)の旅(たび)

エチゼンクラゲは最初(さいしょ)から日本(にっぽん)の海(かい)で生(う)まれるわけではないんだ。主(おも)に中国(ちゅうごく)や朝鮮半島(ちょうせんはんとう)の近(ちか)くにある黄海(こうかい)や東(ひがし)シナ海(かい)という暖(あたた)かくて浅(あさ)い海(かい)で生(う)まれてすくすくと育(そだ)つんだよ。成長(せいちょう)して大(おお)きくなると、海(かい)の中(なか)を流(なが)れる大(おお)きな黒潮(くろしお)や対馬暖流(つしまだんりゅう)という海流(かいりゅう)に乗(の)って、はるばる日本海(にっぽんかい)や日本(にっぽん)の沿岸(えんがん)へと長旅(ながたび)をしてやってくるんだ。年(ねん)によっては何億匹(なんおくひき)ものエチゼンクラゲが押(お)し寄(よ)せてくることもあるんだよ。

漁師(りょうし)さんも困(こま)らせる!?巨大(きょだい)クラゲのパワー

エチゼンクラゲが大量(たいりょう)に日本(にっぽん)の海(かい)へやってくると、海(かい)で働(はたら)く漁師(りょうし)さんたちはとっても大変(たいへん)な思いをするんだ。魚(さかな)を捕(つか)まえるための大(おお)きな網(あみ)の中(なか)に、200キログラムもあるエチゼンクラゲが何十匹(なんじゅうひき)も一気(いっき)に詰(つ)まってしまうと、重(おも)さに耐(た)えきれずに大事(だいじ)な漁網(ぎょもう)が破(やぶ)けてしまったり、網(あみ)の中(なか)で捕まった魚(さかな)がつぶれて傷(きず)ついてしまったりするんだよ。海(かい)を泳(およ)ぐ力強(ちからづよ)い巨人(きょじん)でもあるんだね。

刺(さ)されると痛(いた)い?エチゼンクラゲの毒(どく)

クラゲといえば気(き)になるのが毒(どく)だけど、エチゼンクラゲも触手(しょくしゅ)や口腕(くちうで)に刺胞(しほう)という小(ちい)さな毒針(どくばり)カプセルを持(も)っているんだ。獲物(えもの)を捕まえたり身(み)を守(まも)ったりするときにこの毒針(どくばり)を飛(と)ばすんだよ。ハブクラゲなどの猛毒(もうどく)クラゲほど命(いのち)に関(かか)わるような強(つよ)い毒(どく)ではないけれど、刺(さ)されるとピリッと電気(でんき)が走(はし)ったような痛みを感(かん)じてお肌(はだ)が赤(あか)く腫(は)れてしまうから、海(かい)で見(み)かけても絶対(ぜったい)に触(さわ)っちゃダメなんだよ。

食(た)べて撃退(げきたい)!?エチゼンクラゲの活用法(かつようほう)

大(おお)きくて漁師(りょうし)さんを困(こま)らせてしまうエチゼンクラゲだけど、最近(さいきん)ではこの巨大(きょだい)な体(からだ)を何(なん)かに役立(やくだ)てようという面白(おもし)い研究(けんきゅう)が進(すす)んでいるんだよ。体(からだ)を乾燥(かんそう)させて美味(おい)しい中華料理(ちゅうかりょうり)の食材(しょくざい)として加工(かこう)したり、体(からだ)からコラーゲンを抽出(だ)して化粧品(けしょうひん)や医薬品(いやくひん)に使(つか)ったり、細(こま)かく砕(くだ)いて畑(はたけ)の肥(こ)やし(肥料(ひりょう))にしたりする試(こころ)みがされているんだ。厄介者(やっかいもの)を資源(しげん)に変(か)える人間(にんげん)の知恵(ちえ)ってすごいよね。

エチゼンクラゲの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

色(いろ)の選(えら)び方(かた):半透明(はんとうめい)な茶褐色(ちゃかっしょく)と海(かい)のグラデーション

エチゼンクラゲをリアルで美(うつく)しく仕上(しあ)げるための色(いろ)選(えら)びについて解説(かいせつ)するよ。本物(ほんもの)のエチゼンクラゲの体(からだ)は、透(す)き通(とお)るような白(しろ)や淡(あわ)いピンクがかったクリーム色(いろ)をベースに、傘(かさ)のフチや複雑(ふくざつ)な口腕(くちうで)の部分(ぶぶん)が淡(あわ)い茶褐色(ちゃかっしょく)(赤茶色(あかちゃいろ)やベージュ)をしているんだ。メインの傘(かさ)にはうすいクリーム色(いろ)や淡(あわ)いピンクを使(つか)い、細(こま)かくもじゃもじゃした口腕(くちうで)や触手(しょくしゅ)の部分(ぶぶん)には赤茶色(あかちゃいろ)やこげ茶色(ちゃいろ)、橙色(だいだいいろ)を使(つか)って塗(ぬ)り分(わ)けてみよう。背景(はいけい)の海(かい)にはコバルトブルーやエメラルドグリーンを使(つか)うと、エチゼンクラゲの淡(あわ)い体(からだ)が綺麗(きれい)に浮(う)き出(で)るよ。

巨大(きょだい)なドーム状(じょう)の傘(かさ)を立体的(りったいてき)に見(み)せる塗(ぬ)り方(かた)

エチゼンクラゲの一番(いちばん)大(おお)きなパーツである傘(かさ)の部分(ぶぶん)は、ペタッと一色(いっしょく)で塗(ぬ)ってしまうと平面的(へいめんてき)に見(み)えてしまうんだ。丸みのあるドーム型(がた)を立体的(りったいてき)に見(み)せるためには、光(ひかり)が当(あ)たる上(うえ)の膨(ふく)らんだ部分(ぶぶん)を何(なん)も塗らずに白(しろ)い紙(かみ)の色(いろ)を残(のこ)す(ハイライト)のがコツだよ。そして、傘(かさ)の下側(したがわ)のフチや内側(うちがわ)の影(かげ)になる部分(ぶぶん)に向(む)かって、うすいグレーや淡(あわ)い水色(みずいろ)、薄紫色(うすむらさきいろ)をふんわりと重(かさ)ねてみよう。こうすることで、水(みず)を含(ふく)んでぷるぷるに膨(ふく)らんだ立体的(りったいてき)な巨大(きょだい)な傘(かさ)が完成(かんせい)するよ。

もじゃもじゃした口腕(くちうで)と複雑(ふくざつ)な線(せん)を塗(ぬ)り分(わ)けるコツ

ぬりえの絵(え)を見(み)ると、傘(かさ)の下(した)に密集(みっしゅう)している口腕(くちうで)や触手(しょくしゅ)がとても細(こま)かく描(か)き込まれているよね。この複雑(ふくざつ)なラインを活(い)かしてかっこよく塗(ぬ)るには、色鉛筆(いろえんぴつ)の先(さき)をピンと尖(とが)らせることが大切(たいせつ)なんだ。入(はい)り組(く)んだ線(せん)の隙間(すきま)や奥(おく)まっている部分(ぶぶん)に濃(こ)い茶色(ちゃいろ)や焦げ茶色(ちゃいろ)で影(かげ)を入(い)れ、手前(てまえ)に出(で)ているフリルの表面(ひょうめん)には明(あか)るいベージュやオレンジ色(いろ)を乗せてみよう。手前(てまえ)と奥(おく)で色(いろ)の濃さを変(か)えることで、何重(なんじゅう)にも重(おも)なり合(あ)った豪華(ごうか)な口腕(くちうで)のボリューム感(かん)が一気(いっき)に表現(ひょうげん)できるよ。

光(ひかり)と影(かげ)を意識(いしき)した「ぷるぷる感(かん)」の表現技法(ひょうげんぎほう)

クラゲ特有(とくゆう)の水分(すいぶん)たっぷりで柔(やわ)らかな「ぷるぷる感(かん)」を出(で)すためには、コントラスト(光(ひかり)と影(かげ)の差(さ))をうまく使(つか)うのが一番(いちばん)の近道(ちかみち)だよ。傘(かさ)の内側(うちがわ)に描(えが)かれているヒダの模様(もよう)や、触手(しょくしゅ)が重(おも)なり合(あ)うポイントに、淡(あわ)い水色(みずいろ)や薄(うす)いパープルを隠し味としてそっと潜(ひそ)ませてみよう。暖色系(だんしょくけい)の茶色(ちゃいろ)やピンクの中(なか)に、冷(つめ)たい印象(いんしょう)を与(あた)える水色(みずいろ)や紫色(むらさきいろ)が少(すこ)し混(ま)ざることで、まるで水族館(すいぞくかん)のライトを浴(あ)びて体内(たいない)が透けて光(ひか)っているような神秘的(しんぴてき)な透明感(とうめいかん)が生(う)まれるんだよ。

画材(がざい)ごとのアドバイスと自由(じゆう)な海底世界(かいていせかい)の表現(ひょうげん)

色鉛筆(いろえんぴつ)を使(つか)うときは、手(て)の力(ちから)を抜(ぬ)いて優(やさ)しく円(えん)を描(か)くように塗(ぬ)ると、クラゲの柔(やわ)らかいグラデーションが綺麗(きれい)に作(つく)れるよ。細かい触手(しょくしゅ)の線(せん)を描(か)くときだけ力(ちから)を込めてクッキリと描こう。水彩絵の具(ぐ)を使(つか)う場合(ばあい)は、お水(みず)を多(おお)めにして色(いろ)を薄く伸ばし、色(いろ)が乾(かわ)く前(まえ)に隣(となり)の色(いろ)を少(すこ)し滲(にじ)ませる「にじみ技法(ぎほう)」を使(つか)うと、本物(ほんもの)そっくりの幻想的(げんそうてき)なクラゲが描けるんだ。本物(ほんもの)の色(いろ)にこだわらず虹色(にじいろ)のアートクラゲに塗ったり、周(まわ)りにポコポコと浮かぶ水(みず)の泡や深海(しんかい)の小魚(こざかな)を自分(じぶん)で描(か)き足(た)したりして、世界(せかい)に一(ひと)つだけの最高(さいこう)のぬりえ作品(さくひん)を完成(かんせい)させてね。

エチゼンクラゲの豆知識(まめちしき)

人(ひと)よりも大(おお)きな世界最大級(せかいさいだいきゅう)のクラゲ

エチゼンクラゲは、傘(かさ)の大(おお)きさが2メートル以上(いじょう)、重(おも)さが150〜200キログラムにも達(たっ)する世界最大級(せかいさいだいきゅう)のクラゲだよ。大人(おとな)の人間(にんげん)よりもはるかに大(おお)きく、海(かい)の中(なか)で出会うとそのスケールの大(おお)きさに驚かされるんだ。

名前(なまえ)の由来(ゆらい)は福井県(ふくいけん)の「越前(えちぜん)」

「エチゼンクラゲ」という名前(なまえ)は、明治時代(めいじじだい)に福井県(ふくいけん)の旧国名(きゅうこくめい)である「越前(えちぜん)」沿岸(えんがん)で大(おお)きなクラゲが発見(はっけん)され、研究(けんきゅう)されたことに由来(ゆらい)しているんだ。

海外(かいがい)から海流(かいりゅう)に乗(の)って旅(たび)をしてくる

エチゼンクラゲの赤(あか)ちゃんは、主(おも)に中国(ちゅうごく)や韓国(かんこく)の近(ちか)くの海(かい)で生(う)まれるんだ。海(かい)の中(なか)を漂いながら小(ちい)さなお魚(さかな)やプランクトンを食(た)べて急速(きゅうそく)に大(おお)きくなり、対馬暖流(つしまだんりゅう)(海(かい)の大(おお)きな流(なが)れ)に乗(の)って日本(にっぽん)へ移動(いどう)してやってくるんだ。

歯(は)ごたえが人気(にんき)の美味(おい)しい食材(しょくざい)

実(じつ)はエチゼンクラゲは、中華料理(ちゅうかりょうり)などで使われている「食用(しょくよう)クラゲ」の仲間(なかま)でもあるんだ。分厚(ぶあつ)い身(み)を塩漬(しおづ)けにして加工(かこう)するとコリコリとした独特(どくとく)の歯(は)ごたえが生(う)まれ、中華和え物(もの)や様々(さまざま)な料理(りょうり)に活用(かつよう)されているんだ。

触ると危険(きけん)!毒(どく)のある長(なが)い触手(しょくしゅ)

傘(かさ)の下(した)にはたくさんの触手(しょくしゅ)が生(は)えており、これには獲物(えもの)を痺(しび)れさせる毒針(どくばり)(刺胞(しほう))があるんだ。海(かい)で見(み)かけても絶対(ぜったい)に触(さわ)ってはいけないんだ。漁師(りょうし)さんの網(あみ)にかかると網(あみ)を破ってしまうほどの重(おも)さになり、海(かい)の厄介者(やっかいもの)としても知(し)られているんだ。