日光東照宮の陽明門の塗り絵

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日光東照宮の陽明門の特徴(とくちょう)

日本一(にっぽんいち)かざりの多(おお)い門(もん)

陽明門(ようめいもん)は栃木県日光市(とちぎけんにっこうし)にある日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)の門(もん)だよ。日本(にっぽん)でいちばん彫刻(ちょうこく)の多(おお)い門(もん)といっていいね。
門(もん)の表面(ひょうめん)は、上(うえ)から下(した)までびっしりと彫刻(ちょうこく)でうめつくされているんだ。その数(すう)はなんと508体(たい)。龍(りゅう)、唐獅子(からじし)、中国(ちゅうごく)の子(こ)どもたち、牡丹(ぼたん)の花(はな)。どこを見(み)ても何(なん)かが彫(ほ)られているよ。

「日暮(ひぐらし)の門(もん)」と呼(よ)ばれる

陽明門(ようめいもん)には日暮御門(ひぐらしごもん)という別名(べつめい)があるんだ。
彫刻(ちょうこく)をひとつずつ見(み)ていくと、一日中見(いちにちちゅうみ)ていても飽(あ)きず、気(き)づけば日(ひ)が暮(く)れてしまうんだ。そこからついた呼び名だよ。実際(じっさい)に訪(おとず)れた人(ひと)の多くが、門(もん)の前(まえ)で長(なが)いあいだ立(た)ち止(ど)まってしまうんだ。

大(おお)きさは意外(いがい)とコンパクト

これだけ有名(ゆうめい)な門(もん)だけれど、大(おお)きさそのものは意外(いがい)と小(ちい)さいんだ。
間口(まぐち)が約(やく)7メートル、奥行(おくゆ)きが約(やく)4メートル、高(たか)さは約(やく)11メートル。学校(がっこう)の教室(きょうしつ)の横幅(よこはば)より少(すこ)し広(ひろ)いくらいだよ。小(ちい)さな門(もん)に、これでもかと彫刻(ちょうこく)をつめこんだのが陽明門(ようめいもん)なんだ。

12本(ぽん)の柱(はしら)と、1本(ぽん)だけの秘密(ひみつ)

門(もん)を支(ささ)えているのは12本(ぽん)の白(しろ)い柱(はしら)。柱(はしら)には渦(うず)を巻(ま)いた模様(もよう)が縦(たて)に彫(ほ)られているよ。
ところが、そのうち1本(ぽん)だけ、模様(もよう)が上下(じょうげ)逆(さか)さまになっているんだ。これは魔除(まよ)けの逆柱(さかばしら)と呼(よ)ばれているよ。うっかり間違(まちが)えたのではなく、わざとそうしてあるんだよ。理由(りゆう)は豆知識(まめちしき)で紹介(しょうかい)するね。

徳川家康(とくがわいえやす)をまつる神社(じんじゃ)

日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)は、江戸幕府(えどばくふ)をひらいた徳川家康(とくがわいえやす)をまつる神社(じんじゃ)だよ。
今(いま)の陽明門(ようめいもん)ができたのは1636年(ねん)。家康(いえやす)の孫(まご)にあたる3代将軍(だいしょうぐん)・徳川家光(とくがわいえみつ)が、日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)を今(いま)の豪華(ごうか)な姿(すがた)に建(た)て替(か)えたときのものなんだ。陽明門(ようめいもん)は国宝(こくほう)に指定(してい)されているよ。

世界遺産(せかいいさん)「日光(にっこう)の社寺(しゃじ)」

陽明門(ようめいもん)をふくむ日光(にっこう)の建物(たてもの)は、1999年(ねん)に世界文化遺産(せかいぶんかいさん)に登録(とうろく)されたよ。
登録名(とうろくめい)は「日光(にっこう)の社寺(しゃじ)」。東照宮(とうしょうぐう)だけでなく、となりの二荒山神社(にあらやまじんじゃ)と輪王寺(りんのうじ)もふくめた103棟(むね)がまとめて登録(とうろく)されているんだ。まわりの杉(すぎ)の森(もり)もふくめて、ひとつの遺産(いさん)とされているよ。
ちなみに日光(にっこう)の杉並木(すぎなみき)は、江戸時代(えどじだい)に植(う)えられたものが今(いま)も残(のこ)っていて、参道(さんどう)には高(たか)さ数十(すうじゅう)メートルの大木(たいぼく)がならんでいるんだ。門(もん)の背景(はいけい)に描(えが)かれている木(き)がそれだよ。

日光東照宮の陽明門の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

白(しろ)・金(きん)・黒(くろ)の3色(いろ)で決(き)まる

陽明門(ようめいもん)の本物(ほんもの)は、とてもたくさんの色(いろ)が使(つか)われているよ。でも塗(ぬ)り絵(え)では、大(おお)きく3つに分(わ)けて考(かんが)えるとうまくいくんだ。

  • 柱(はしら)と壁(かべ)|白(しろ)いまま残(のこ)す。ここが白(しろ)いと門全体(もんぜんたい)が引(ひ)き締(し)まる
  • 彫刻(ちょうこく)とかざり|金色(きんいろ)(黄土色(おうどいろ)+茶色(ちゃいろ))
  • 屋根(やね)|青(あお)みがかったグレー

まずこの3つを塗(ぬ)ってから、細(こま)かい色(いろ)を足(た)していこう。

彫刻(ちょうこく)は全部(ぜんぶ)ぬらない

508体(たい)の彫刻(ちょうこく)を1つずつ塗(ぬ)り分(わ)けようとすると、途中(とちゅう)でいやになってしまうよ。
おすすめは、目立(めだ)つものだけ色(いろ)を変(か)えるやり方(かた)。龍(りゅう)、唐獅子(からじし)、子(こ)どもたち。この3種類(しゅるい)だけ色(いろ)をつけて、ほかはうすい黄土色(おうどいろ)でまとめて塗(ぬ)る。それだけで豪華(ごうか)に見(み)えるんだ。

金色(きんいろ)は塗(ぬ)り残しをつくる

金色(きんいろ)をぬるときは、黄土色(おうどいろ)をぬってから、かげになる側(がわ)だけ茶色(ちゃいろ)を重(かさ)ねる。
いちばん光(ひか)っているところは紙(かみ)の白(しろ)のまま残(のこ)すのを忘(わす)れずに。彫刻(ちょうこく)はでこぼこしているので、出(で)っぱったところを白(しろ)く残(のこ)すと立体的(りったいてき)に見(み)えるよ。

屋根(やね)のカーブに沿(そ)って

屋根(やね)は四隅(よすみ)が大(おお)きく反(そ)り上(あ)がっているね。ぬるときはそのカーブに沿(そ)って色(いろ)えんぴつを動(うご)かそう。
まん中の山形(やまがた)に持(も)ち上(あ)がった部分(ぶぶん)は、この門(もん)のいちばん目立(めだ)つ形(かたち)だよ。ここだけ少(すこ)し濃(こ)くすると、絵(え)がしまるんだ。

杉(すぎ)の木(き)は濃(こ)い緑(みどり)で

背景(はいけい)の杉(すぎ)は、日光(にっこう)を代表(あらわ)する木(き)だよ。濃(こ)い緑(みどり)でしっかりぬろう。
金色(きんいろ)と白(しろ)の門(もん)のうしろに濃(こ)い緑(みどり)があると、門(もん)がぐっと引(ひ)き立つんだ。手前(てまえ)を濃(こ)く、奥(おく)をうすくすれば、森(もり)の奥(おく)ゆきも出るよ。

日光東照宮の陽明門の豆知識(まめちしき)

わざと逆(さか)さまにした柱(はしら)

陽明門(ようめいもん)の12本(ぽん)の柱(はしら)のうち、1本(ぽん)だけ模様(もよう)が上下(じょうげ)逆(さか)さまになっているんだ。これは魔除(まよ)けの逆柱(さかばしら)と呼(よ)ばれているよ。
なぜわざと間違(まちが)えたのか。「建物(たてもの)は完成(かんせい)した瞬間(しゅんかん)から こわれ始(はじ)める」という考えがあり、わざと未完成(みかんせい)の部分(ぶぶん)を残(のこ)すことで、災(わざわ)いを避(さ)けようとしたと言(い)われているんだ。完璧(かんぺき)を目指(めざ)さないことが、いちばん長もちする方法(ほうほう)だったんだね。

508体(たい)の彫刻(ちょうこく)

陽明門(ようめいもん)にある彫刻(ちょうこく)は508体(たい)。東照宮全体(とうしょうぐうぜんたい)では5000体(たい)を超(こ)えるよ。
彫(ほ)られているのは、龍(りゅう)、唐獅子(からじし)、牡丹(ぼたん)、そして中国(ちゅうごく)の物語(ものがたり)に出てくる子(こ)どもたち。中国(ちゅうごく)の学問(がくもん)や道徳(どうとく)の教(おし)えをかたどったものが多(おお)いんだ。門(もん)そのものが1冊(さつ)の絵本(えほん)のようになっているということだね。

三猿(さんえん)と眠り猫は別(べつ)の場所(ばしょ)

日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)といえば「見(み)ざる言(い)わざる聞(き)かざる」の三猿(さんえん)と、眠り猫が有名(ゆうめい)だね。でも、どちらも陽明門(ようめいもん)にはいないんだ。
三猿(さんえん)がいるのは神厩舎(かみきゅうしゃ)という馬小屋(うまごや)の建物(たてもの)、眠り猫がいるのは東回廊(ひがしかいろう)の入口(いりぐち)の上(うえ)。陽明門(ようめいもん)とは別(べつ)の場所(ばしょ)だよ。日光(にっこう)を訪(おとず)れたときは、それぞれ探(さが)してみてね。

4年(ねん)かけた平成(へいせい)の大修理(だいしゅうり)

陽明門(ようめいもん)は2013年(ねん)から2017年(ねん)まで、4年(ねん)をかけた大がかりな修理(しゅうり)を受(う)けたよ。
彫刻(ちょうこく)をひとつずつ外(はず)し、金(きん)ぱくを貼(は)り直(なお)し、色(いろ)を塗(ぬ)り直(なお)した。修理(しゅうり)のあいだ、門(もん)はすっぽりと工事用(こうじよう)の建物(たてもの)でおおわれていたんだ。今(いま)のかがやきは、このときによみがえったものなんだよ。