桃(もも)の塗り絵
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桃(もも)の特徴
甘くてジューシー! 桃!
桃は、丸くて可愛らしい形と、薄いピンク色の産毛が生えた皮が特徴的な果物です。甘くてジューシーな果肉がとても美味しいので、そのまま食べるのはもちろん、ジュースやゼリー、コンポートなど、色々なものに使われます。夏が旬の果物として、みんなに人気があります。
桃の起源
桃は、今からおよそ2,000年以上前に、中国の黄河の上流あたりで生まれたと言われています。古代中国では、桃は不老長寿の縁起の良い食べ物とされていました。その後、シルクロードを通ってヨーロッパに伝わり、世界中に広まりました。日本には、弥生時代の遺跡からも桃の種が見つかっていることから、とても古い時代から食べられていたと考えられています。
どんなところにできるの?
桃は、温暖な気候の地域で育ちます。日本では、山梨県や長野県、福島県などが、桃がたくさん作られている場所として有名です。太陽の光をたくさん浴びて、風通しの良い場所で育つと、美味しくて甘い桃になります。
桃ができるまで
桃は、春になるとピンク色の可愛らしい花を咲かせます。この花が、ミツバチなどの昆虫によって受粉すると、だんだんと小さな実に変わっていきます。最初は緑色ですが、太陽の光を浴びて、だんだんと美味しそうなピンク色に熟していきます。
桃の色々な種類
日本には、たくさんの種類の桃があります。
- 白鳳:果肉が柔らかく、果汁がたくさんあって、甘みが強いのが特徴です。
- あかつき:果肉がしっかりしていて、甘みが強い人気の桃です。
- 黄金桃:果肉が黄色い桃です。マンゴーのような、濃厚な甘みと香りが楽しめます。
栄養満点!
桃には、体に良い栄養がたくさん入っています。
- カリウム:体の中のいらないものを出して、血圧を下げるのを助けるカリウムが豊富です。
- 食物繊維:お腹の調子を整えるための食物繊維も入っています。
桃(もも)の色を塗るコツ
色の選び方:ふわふわの産毛を表現しよう!
桃のぬりえでは、その美味しそうなピンク色と、ふわふわした産毛を表現することがポイントです。ピンク色や黄色を使いながら、光が当たっているところや、影になっているところを工夫して塗ると、もっと本物らしくなります。
- 桃の色の種類:
- ピンク色:桃といえば、薄いピンク色が思い浮かびます。ピンク色を基本に塗ります。少しだけオレンジ色や黄色を混ぜて塗ると、優しい感じが出ます。
- ミックスカラー:ピンク色と黄色が混ざったような桃を塗る場合は、複数の色を組み合わせて、色の境目をぼかすように塗ると、本物らしくなります。
- ふわふわした産毛:
- 桃の皮には、産毛がたくさん生えています。塗りつぶすのではなく、色鉛筆の先で、短い線をたくさん描くように塗ると、ふわふわした感じが出ます。
- つるつるした光沢:
- 桃の皮は、つるつるしていて光っています。光が当たっているところは、少しだけ白や薄い色を残しておきましょう。
- 濃いピンク色を塗った上から、白い色鉛筆でスッと線を引いてみるのも、つやを出す方法です。
- 影の色:
- 桃のくぼんでいる部分や、下の部分は、影になります。
- こういったところに、少し濃いピンク色や茶色を重ねて塗ると、立体的に見えます。
- 葉っぱと枝の色:
- 桃についている葉っぱは、緑色で、枝は茶色で塗りましょう。
- 背景の色:
- 桃がなっているのは、桃園です。緑色や水色などを組み合わせて、自然の中で育っている桃を表現してみましょう。
立体感を出す塗り方:「濃淡」と「影」を意識しよう!
桃の形は、丸くて可愛らしいです。この「濃淡」と「影」を上手に表現すると、ぬりえがもっと生き生きして見えます。
- 濃淡を出す場所:
- 桃の丸い部分に、光が当たっているところを想像して、少し薄い色を残しておきましょう。
- 濃い色を塗った上から、白い色鉛筆でスッと線を引いてみるのも、つやを出す方法です。
- 影を出す場所:
- 桃のくぼんでいる部分や、ヘタの下側は、影になります。
- こういったところに、少し濃い色や茶色を塗ると、本物らしくなります。
絵の具や色鉛筆、画材のコツ!
- 色鉛筆:
- 力を入れて濃く塗ったり、力を抜いて薄く塗ったりすることで、濃淡を表現しやすいです。
- ピンク色の上に、他の色(黄色や茶色など)を重ねて塗ると、深みのある色になります。
- クレヨン:
- クレヨンで塗ると、つるつるした感じを出しやすいです。指でこすって色をぼかすこともできます。
- 絵の具:
- ピンク色に少しだけ水を混ぜて、薄いピンク色を作り、光が当たっている部分に塗ってみましょう。乾いてから、もう一度濃いピンク色を重ねて塗ると、深みが出ます。
きみの想像力と、自由な発想で、世界に一つだけの素敵な桃のぬりえを完成させてください!
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