ムクドリの塗り絵

街まちの中なかの身近な鳥とり！ ムクドリ！

ムクドリは、頭あたまと尾おが黒くろくて、体からだが茶色ちゃいろい、とても身近な鳥とりです。特に、冬ふゆになると、夕方ゆうがたの空そらにたくさんのムクドリが集あつまって、群むれで飛とんでいる姿すがたをよく見みかけます。鳴なき声こえが少すこし騒さわがしく感かんじることもありますが、実じつはとても賢かしこくて、面白おもしろい行動こうどうをたくさんする鳥とりです。

どんなところにいるの？

ムクドリは、日本全国に住すんでいます。もともとは、農耕地のうこうちや草地くさち、森もりなどに住すんでいましたが、最近では、街まちの中なかや住宅地じゅうたくちでも暮くらすようになりました。街まちの中なかにある街路樹がいろじゅや電線でんせんに止とまって、仲間なかまと集あつまっています。

鳴なき声こえ

ムクドリの鳴なき声こえは、とても特徴的とくちょうてきです。「ギャーギャー」や「キューキュー」というような、少すこし濁にごったような声こえで鳴なきます。ムクドリは、他たの鳥とりの鳴なき声こえや、カエルの鳴なき声こえ、救急車のサイレンなどを真似まねすることが得意とくいです。とてもおしゃべりで、色いろ々な声こえで鳴なきながら、仲間なかまとコミュニケーションをとります。

狩かりの仕方しかた

ムクドリは、地面じめんを歩あきながら、主おもに昆虫こんちゅうを食たべます。

• 地面じめんで探さがす：地面じめんを歩あきながら、ミミズやバッタなどの昆虫こんちゅうを探さがして食たべます。
• 群むれで狩かりをする：たくさんのムクドリが群むれになって狩かりをすることで、一匹いっぴきでいる時よりもたくさんの食たべ物ものを見みつけることができます。

食たべ物もの

ムクドリは、雑食性ざっしょくせいなので、色いろ々なものを食たべます。

• 昆虫こんちゅう：ミミズやバッタ、アオムシなどの昆虫こんちゅうが主おもな食たべ物ものです。
• 木の実じつや果実かじつ：秋あきや冬ふゆには、サクラやカキなどの木の実じつや果実かじつも食たべます。
• 人ひとの食たべ残のこし：街まちの中なかに住すんでいるムクドリは、人ひとの食たべ残のこしも食たべることがあります。

色いろの選えび方ほう：ふわふわした羽はねの色いろを表現ひょうげんしよう！

ムクドリのぬりえでは、その可愛かわいらしい姿すがたと、落おち着ついた色合いろあいいを表現ひょうげんすることがポイントです。茶色ちゃいろや黒色くろいろを使つかいながら、光ひかりが当あたっているところや、影かげになっているところを工夫くふうして塗ぬると、もっと本物ほんものらしくなります。

• 体からだの色いろ：
  • 頭あたまと尾お：頭あたまと尾おは、黒色くろいろで塗ぬります。少すこしだけ濃こい灰色はいいろを混まぜて塗ぬると、深ふかみが出でます。
  • 体からだ：体からだは、茶色ちゃいろで塗ぬります。羽はねには、白しろい小ちいさな点々てんてんの模様もようがあるので、白しろい色いろを少すこし残のこしておきましょう。
  • 光ひかりが当あたっている背中せなかや、お腹はらの上側うえがわは、少すこしだけ薄うすい茶色ちゃいろを残のこしておきましょう。
  • 影かげになっているお腹はらの下側したがわや、足あしの内側うちがわは、濃こい茶色ちゃいろや黒色くろいろを重かさねて塗ぬると、体からだがもっこりした立体的りったいな感かんじになります。
• 目めの色いろ：
  • ムクドリの目めは、丸まるくて可愛かわいらしい黒色くろいろです。光ひかりが当あたっているように、白しろい点てんをチョンと描かき加くわえると、生いき生いきして見みえます。
• クチバシと足あしの色いろ：
  • クチバシと足あしは、黄色きいろやオレンジ色いろで、細ほそく塗ぬりましょう。
• 背景はいけいの色いろ：
  • ムクドリは、街まちの中なかや電線でんせんにいることが多おおいです。背景はいけいは、空色そらいろや、街並みを描かき加くわえても楽たのしいです。

立体感りったいかんを出です塗ぬり方ほう：「濃淡のうたん」と「影かげ」を意識いしきしよう！

ムクドリの体からだは、小ちいさくて丸まるいです。この「濃淡のうたん」と「影かげ」を上手じょうずに表現ひょうげんすると、ぬりえがもっと生いき生いきして見みえます。

• 濃淡のうたんを出です場所ばしょ：
  • 体からだの丸まるい部分ぶぶんに、光ひかりが当あたっているところを想像そうぞうして、少すこし薄うすい色いろを残のこしておきましょう。
  • 羽はねの模様もようは、濃こい色いろと薄うすい色いろで塗ぬり分わけると、よりリアルになります。
• 影かげを出です場所ばしょ：
  • 首くびの下した、お腹はらの下側したがわ、足あしの内側うちがわなどは、影かげになります。
  • こういったところに、濃こい茶色ちゃいろや黒色くろいろを塗ぬると、体からだがもっこりした立体的りったいな感かんじになります。

絵えの具ぐや色鉛筆いろえんぴつ、画材がざいのコツ！

• 色鉛筆いろえんぴつ：
  • 力ちからを入いれて濃こく塗ぬったり、力ちからを抜ぬいて薄うすく塗ぬったりすることで、濃淡のうたんを表現ひょうげんしやすいです。
  • 茶色ちゃいろの上うえに、他たの色いろ（黒くろや白しろなど）を重かさねて塗ぬると、深ふかみのある色いろになります。
• クレヨン：
  • クレヨンで塗ぬると、ふわふわした感かんじを出でしやすいです。指ゆびでこすって色いろをぼかすこともできます。
• 絵えの具ぐ：
  • 薄うすい茶色ちゃいろで全体ぜんたいを塗ぬり、乾かわいてから濃こい茶色ちゃいろで羽はねの模様もようを描かき加くわえると、きれいに塗ぬり分わけられます。

きみの想像力そうぞうりょくと、自由じゆうな発想はっそうで、世界せかいに一ひとつだけの素敵すてきなムクドリのぬりえを完成かんせいさせてください！