お寺や神社、美しい庭園など、日本の歴史と伝統文化が息づく古都・京都。しっとりとした大人の街というイメージがありますが、実は子どもたちの好奇心と創造力を爆発させる、面白くて楽しいアートスポットの宝庫でもあるんです。
「子どもと京都に行っても、お寺ばかりだと飽きちゃうかも…」「親子で楽しめる場所ってあるのかな?」 そんなパパさん、ママさん、ご安心ください!今回ご紹介するのは、静かに作品を鑑賞するだけではない、最高の体験と遊びにあふれた場所ばかりです。
マンガの聖地で一日中寝転がって本を読んだり、本物のSLに乗ったり、お侍さんや忍者になりきって映画の世界を探検したり。子どもたちの「楽しい!」という歓声が聞こえてくるような、最高の休日が待っています。
本物のアートにふれる体験は、子どもたちの心に「すごい!」「おもしり!」「きれい!」という素直な感動を芽生えさせます。それは、まっさらなぬりえの紙に、心ときめく色を発見する喜びに似ています。さあ、古都・京都のアートな冒険へ出かけましょう!
目次
1. 芝生でマンガ!一日中いられる「京都国際マンガミュージアム」
国内外のマンガ資料を収集・展示する、日本最大のマンガの総合拠点。元・小学校の校舎を改築したレトロな建物の中には、壁一面にマンガがずらり!その数なんと約5万冊。まるでマンガの図書館と美術館が融合したような場所です。
親子におすすめのポイント
このミュージアムの最大の魅力は、館内のマンガを、屋外の広大な芝生に持ち出して自由に読めること。天気の良い日には、親子で寝転がりながらマンガの世界に没頭する、至福の時間を過ごせます。絵本や海外のマンガ、紙芝居の実演もあり、小さなお子さんから大人まで一日中楽しめます。
施設情報
- 住所: 〒604-0846 京都府京都市中京区烏丸通御池上ル
- 公式サイト: https://www.kyotomm.jp/
2. 本物のSLに大興奮!「京都鉄道博物館」
蒸気機関車から新幹線まで、54両もの貴重な車両を収蔵する、日本最大級の鉄道博物館。美しく磨かれた車両がずらりと並ぶ様子は、まさに日本の“工業デザインのアート”の殿堂です。見るだけでなく、乗って、さわって、体験できる仕掛けが満載です。
親子におすすめのポイント
本物の蒸気機関車が牽引する客車に乗れる「SLスチーム号」は、子どもたちに大人気!運転シミュレータ(抽選・有料)や、精巧で巨大な鉄道ジオラマなど、鉄道好きにはたまらない展示が盛りだくさん。屋上の展望デッキからは、走る新幹線や在来線を眺めることもできます。
施設情報
- 住所: 〒600-8835 京都府京都市下京区観喜寺町
- 公式サイト: https://www.kyotorailwaymuseum.jp/
3. 映画の世界で大変身!「東映太秦映画村」
日本の時代劇を支えてきた、本物の撮影所を一般公開しているテーマパーク。江戸時代の町並みが広がるオープンセットは、それ自体が巨大なアート作品。一歩足を踏み入れれば、まるで時代劇の世界にタイムスリップしたかのようです。
親子におすすめのポイント
一番の魅力は、お侍さんやお姫様、忍者などに変身できる「扮装体験」。本格的な衣装を着て、江戸の町を歩けば、気分はすっかり映画の主人公です。迫力満点の忍者ショーや、からくり忍者屋敷、お化け屋敷など、アトラクションもいっぱい。映画という総合芸術の舞台裏を、遊びながら体感できます。
施設情報
- 住所: 〒616-8586 京都府京都市右京区太秦東蜂岡町10
- 公式サイト: https://www.toei-eigamura.com/
4. 公園の中の美しい美術館「京都市京セラ美術館」
平安神宮や動物園などが集まる岡崎公園の中核をなす、西日本を代表する美術館です。2020年に大規模なリニューアルを経て、歴史的な建築の趣と、現代的なデザインが融合した美しい空間に生まれ変わりました。
親子におすすめのポイント
広々とした館内はベビーカーでも鑑賞しやすく、屋上には東山の景色を一望できる「東山キューブテラス」があり、開放感抜群。美術館の目の前は広大な公園なので、アート鑑賞の後はピクニックをしたり、走り回ったりと、のびのび過ごせます。アートと遊びをバランス良く楽しめる、理想的なスポットです。
施設情報
- 住所: 〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
- 公式サイト: https://kyotocity-kyocera.museum/
5. 嵐山の絶景と日本画にであう「福田美術館」
京都を代表する景勝地・嵐山に2019年にオープンした、新しい美術館。江戸時代から近代にかけての日本画を中心に、約1,800点を所蔵しています。ガラス張りのモダンな建物からは、渡月橋や桂川の美しい景色を眺めることができます。
親子におすすめのポイント
美術館のコンセプトは「100年後も愛される美術館」。子どもたちにもアートを身近に感じてもらえるよう、作品は低い位置に展示され、分かりやすい解説が添えられています。一番のおすすめは、渡月橋を一枚の絵画のように楽しめるリバービューのカフェ。美しい景色とアートの余韻に親子でひたれます。
施設情報
- 住所: 〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
- 公式サイト: https://fukuda-art-museum.jp/
まとめ
親子で楽しむ京都府のおすすめ美術館5選、いかがでしたでしょうか?
マンガや鉄道、映画の世界に没頭できる場所から、公園の中でアートにふれる場所、そして嵐山の絶景と一体になった美術館まで、古都・京都には子どもたちの感性のスイッチを押してくれる、多種多様なアートスポットが満載です。
アートは決して難しいものではありません。親子で一緒に心を動かし、会話を楽しむ時間こそが、子どもの感性を豊かに育む最高の栄養になります。
次の休日は、魅力いっぱいの京都で、アートな発見の旅に出かけてみませんか?きっと、家族みんなの笑顔が輝く、創造的な一日が待っていますよ。