ナミテントウの塗り絵
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ナミテントウの特徴
いろんな 模様を持つ てんとう虫!
ナミテントウは、日本にいるてんとう虫の中で、いちばんよく見かける身近な昆虫です。おもしろいのは、同じ種類なのに、いろんな色や模様のナミテントウがいることです。まるで、みんながそれぞれちがう服を着ているみたいだね!
どんな 種類がいるの?
ナミテントウには、たくさんの模様の種類がいます。
- 二紋型:体全体が黒くて、そこに赤い点や黄色い点が2つあるタイプです。
- 四紋型:体が黒くて、赤い点や黄色い点が4つあります。
- 斑紋型:黒い体に、いろんな形の赤や黄色の模様が入っています。
- 紅型:体が赤色や黄色で、そこに黒い点がたくさんある、みんながよく知っているてんとう虫の模様です。なかには、模様がまったくない「赤無地」という珍しいタイプもいます。
どこに 住んでいるの?
ナミテントウは、日本のどこにでもいます。公園や畑、草むらなど、いろんな場所で見つけることができます。植物が好きな虫なので、葉っぱの上でよく見つけられます。
どんなものを 食べるの?
ナミテントウは、アブラムシという、植物の栄養を吸い取る小さな虫が大好きです。
- 1日に何十匹ものアブラムシを食べます。
- 畑やガーデニングをしている人にとっては、大切な作物を守ってくれる、とてもありがたい虫です。
一生は どのくらい?
ナミテントウは、たまごから幼虫、さなぎ、そして成虫になります。
- 幼虫のときは、トゲトゲしていて、ちょっぴりこわい見た目をしています。この幼虫も、アブラムシをたくさん食べます。
- 成虫になってからの寿命は、だいたい1年くらいです。冬になると、かたまって冬眠します。
ナミテントウの色を塗るコツ
色の選び方:好きな模様にチャレンジしよう!
ナミテントウの模様は、たくさんあるので、好きな模様を選んで塗ってみよう!
- 赤色と黒色:いちばん有名な組み合わせだね。赤色をメインに、黒の点を塗っていこう。
- 黒色と赤色:体全体を黒く塗って、背中の上のほうに赤や黄色の点を2つ、もしくは4つ入れてみよう。
- 黒色と黄色:黒い体に、黄色い点を描くと、かっこいい感じになるよ。
- カラフルに挑戦:本物のナミテントウにはない、自分だけのオリジナルな色の組み合わせで塗るのも楽しいよ!
丸みを出す 塗り方:「光」と「かげ」を意識しよう!
ナミテントウの体は、つるつるしていて丸いね。これを表現するために、「光」と「かげ」を考えてみよう。
- かげになる場所:体の下側や、羽のへこんでいる部分に、メインの色より少し濃い色(たとえば、赤色ならこげ茶色)を塗ると、丸みが出て立体的に見えるよ。
- 光が当たる場所:背中の真ん中の、一番盛り上がっている部分には、少し薄い色を塗ったり、色を塗らないまま残しておくと、光が当たっているように見えて、より本物っぽくなるよ。
羽の つやを 出そう!
ナミテントウの羽は、ピカピカと光っていて、つやがあります。
- 色鉛筆やクレヨンで塗るときに、力を入れて少しつるっとした感じに塗ると、つやが出ます。
- 絵の具を使うなら、水を少なめにして、少しだけ濃く塗るのもいいですね。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなナミテントウがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。水色のナミテントウや、ピンク色のナミテントウもきっとかわいいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- ナミテントウがとまっているのは、どんな葉っぱかな? もしかしたら、お花畑にいるかもしれないね! 背景を描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
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ナミテントウムシ 二紋型
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ナミテントウムシ 四紋型
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ナミテントウムシ 斑紋型
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ナミテントウムシ 紅型
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ナミテントウムシ 幼虫
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ナミテントウムシ さなぎ