キイロテントウの塗り絵
難易度:
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キイロテントウの特徴
うどんこ病の 菌を 食べる 珍しい テントウムシ
キイロテントウは、テントウムシの仲間だよ。普通のテントウムシがアブラムシという害虫を食べるのに対して、キイロテントウは、「うどんこ病」という植物の病気の原因になるカビ(菌)を食べる、とても珍しい習性を持っているんだ。農家さんにとっては、植物の病気を食べてくれる「益虫」とされているよ。
名前と 英語名の 由来
キイロテントウの名前は、その体の色に由来しているよ。
- 名前の由来:和名の「キイロテントウ」は、その名のとおり、体が鮮やかな黄色をしていることから、この名前が付いたよ。
- 英語名:英語では「Yellow Fungus Lady Beetle」と呼ばれているよ。「Fungus」は菌類やカビを意味していて、カビを食べる黄色いテントウムシという習性を表した名前なんだ。
どんな 性質と 生態?
キイロテントウは、カビを食べるという、ユニークな食性を持っているよ。
- 食性:うどんこ病などで白くなった葉っぱの上でよく見つかるよ。うどんこ病の菌を食べて、植物の病気の広がりを防いでくれるんだ。
- 体の特徴:体は光沢のある鮮やかな黄色で、模様がない、またはごくわずかな黒い点があるだけだよ。このツルツルした丸い体が、テントウムシらしいね。
- 幼虫の姿:幼虫は、体が黒っぽくてトゲトゲしていて、イモムシのような姿をしているよ。成虫とは全く違う姿だね。
観察できる 時期と 生息場所
- 見られる時期:主に春から秋にかけて見られるよ。
- 生息場所:ウリ科の植物やキク科の植物など、うどんこ病になりやすい植物の葉っぱの上などでよく見つかるよ。
キイロテントウの色を塗るコツ
色の選び方:鮮やかな 黄色と ツヤツヤの 丸みを 使おう!
キイロテントウのぬりえは、丸い体と鮮やかな黄色という、シンプルで美しい色を主役に塗ろう。
- 基本の色:鮮やかな黄色、レモン色、黒(点々、足)、薄い肌色(幼虫の体)を中心に選ぼう。
モチーフごとの色:
- 体の色:背中の部分は、明るく鮮やかな黄色やレモン色をベースに塗ろう。一色でムラなく塗ると、ツルツルした質感が出るよ。
- 頭と足:頭と足、触角は、黒や濃い茶色で、シャープな印象になるように塗ろう。
- 幼虫の体:幼虫は、黒っぽい色と薄い茶色を使い、トゲトゲした模様を丁寧に塗り分けると、成虫との違いが際立つよ。
- 光沢:体はツルツルした光沢があるね。光が当たる部分を明るい黄色や白い線で塗ると、ツヤツヤした質感が出るよ。
立体感を出す塗り方:丸みと 輝きを 表現!
テントウムシの丸い体と、ツヤツヤした光沢を表現するために、「かげとひかり**を意識しよう。 かげになる場所:
- 体の下側、頭の下など、光が当たらない部分に、メインの色よりも濃い黄色や薄い茶色で「かげ」をつけて、体の丸みを出そう。
ひかりが当たる場所:
- 背中の真ん中など、光が当たる部分を一番明るい黄色や白い点で塗ると、ツルツルした輝きが表現できるよ。
質感を 出そう!
色鉛筆:色をムラなく、均一に塗ると、テントウムシのツルツルした質感が表現できるよ。 塗り方:黄色の上に薄いオレンジを軽く重ねて塗ると、深みのある自然な黄色になるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 植物の 救世主!
- 背景に白いカビのついた緑の葉っぱを塗り加えると、キイロテントウが病気を食べている様子が想像できて、面白いね!
- 変身を 楽しむ!
- 成虫の黄色と幼虫のトゲトゲした黒を、対照的に塗ってみて、昆虫の変身の不思議さを体験してみよう!
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キイロテントウ 成虫
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キイロテントウ さなぎ