オンブバッタの塗り絵
難易度:

オンブバッタの特徴
親子みたいに 重なる おもしろい バッタ!
オンブバッタは、名前の通り、体の小さなバッタが、大きなバッタの背中に乗っている(おんぶしている)姿がよく見られるバッタです。実は、背中に乗っているのはオスで、乗せている大きなバッタはメスです。とてもおとなしくて、のんびりした性格をしています。
体の 模様は どんな感じ?
オンブバッタは、体が細長くて、三角形の頭をしているのが特徴です。
- 緑色か茶色のどちらか一色のバッタが多いです。生えている草の色に合わせて体の色が変わります。
- メスのほうがオスよりも体がずっと大きく(約2倍くらい)、オスはメスの半分くらいの大きさしかありません。
- 長い触角(しょっかく)と、力強い後ろ足を持っています。
どこに 住んでいるの?
オンブバッタは、背の低い草むらや、公園の植え込み、家の庭などでよく見られます。
- ほかのバッタのように、広い草原よりも、身近な場所でたくさん見つけることができます。
- とくに、クズの葉やアザミの葉など、葉っぱの広い植物の上で見つかることが多いです。
どんなものを 食べるの?
オンブバッタは、草の葉っぱを食べます。
- ほかのバッタと違って、いろんな種類の植物の葉を食べます。
- 畑の野菜の葉っぱを食べることもあるため、農家の人にとっては、ちょっと困った虫とされることもあります。
一生は どのくらい?
オンブバッタは、たまごから生まれて、幼虫になり、成虫になります。
- 幼虫のときは、体の色が鮮やかな緑色をしています。
- 成虫になってからの寿命は、だいたい数か月で、秋にたまごを産んで一生を終えます。
オンブバッタの色を塗るコツ
色の選び方:シンプルに 2つの色を 表現しよう!
オンブバッタは、緑色か茶色かのどちらかの色なので、シンプルに色を選んでみましょう。
- 緑色のバッタ:明るい緑色をメインに、お腹や足のへこんでいる部分には濃い緑色を塗ると、立体感が出ます。
- 茶色のバッタ:うすい茶色や黄土色をメインに、こげ茶色でかげをつけてみましょう。
- オスとメスの色:オスとメスを同じ色に塗るのが一般的ですが、オスを緑色、メスを茶色にするなど、好きな組み合わせで塗るのも面白いよ!
- 目の部分:黒色や茶色で、くりくりと塗ってあげると、生きている感じが出るよ。
立体感を出す 塗り方:「光」と「かげ」を意識しよう!
オンブバッタの体は、細長いけれど、丸みがあります。これを表現するために、「光」と「かげ」を考えてみよう。
- かげになる場所:体の下側や、足の内側など、へこんでいる部分に、メインの色より少し濃い色を塗ると、体が立体的になるよ。
- 光が当たる場所:背中や頭の丸い部分に、明るい色を残しておくと、光が当たっているように見えるよ。
ぬりえを 楽しむための ヒント!
- 自由に表現しよう!
- 本物の色にこだわらず、きみの「こんなオンブバッタがいたらいいな!」と思う色に塗っていいんだよ。たとえば、ピンク色と水色のペアなど、カラフルな親子(オスとメス)も楽しいね!
- 背景を描き加えてみよう!
- オンブバッタがとまっているのは、どんな葉っぱかな? 大きな緑の葉っぱや、秋の枯れた草を描き加えると、もっと絵が生き生きするよ!
-
オンブバッタ