牛の塗り絵

難易度：

哺乳類

最終更新日：2025.10.27

牛の特徴とくちょう

人間にんげんの暮くらしを支ささえる大おおきくて優やさしい動物どうぶつ

牛うしは、古ふるくから世界中で人間にんげんと深ふかく関かわってきた大切な家畜だよ。大おおきな体たいと優やさしい性格を持もち、牛乳やお肉にくといった恵めぐみを与あたえてくれる、私わたしたちにとって最もっとも身近な動物どうぶつの一いちつだね。

どんな性質と象徴？

牛うしは、力強ちからづよさ、忍耐、そして豊ゆたかさを象徴する、縁起の良よい動物どうぶつだよ。

勤勉と忍耐：重おもい荷物を引ひいたり、田畑を耕たがしたりと、地道で粘ねんり強つよい努力を続つづけることから、勤勉さや忍耐力の象徴とされているよ。
豊ゆたかな恵めぐみ：牛乳や食料しょくりょうとして、私わたしたちの生活を豊ゆたかにしてくれるため、豊ゆたかさや実じつりのシンボルでもあるんだ。
干支の二番目：十二支では二番目にあたり、着実に一歩一歩進むことから、発展の願ねがいが込こめられているよ。

牛うしの体たいの秘密ひみつ

牛うしの体たいには、草くさを食たべるために進化した不思議な仕組みがたくさんあるよ。

胃いが四よつ！：牛うしの胃いは、実じつは四よつに分わかれているんだ。一度食べた草くさを何度なんども口くちに戻もどして噛かみ直なおすという「反芻」をすることで、硬かたい草くさの栄養をしっかり消化しているんだよ。
大おおきな瞳ひとみ：牛うしの目めは、横よこについていて、広ひろい範囲を見みることができるよ。これは、敵てきが近ちかづいてくるのをいち早はやく見みつけるためなんだ。
鼻鏡：牛うしの鼻はなの先さきは、少すこし湿しめっていてツルツルしているね。この部分ぶぶんは「鼻鏡」と呼よばれ、牛うしの指紋のようなもので、一頭ずつ模様もようが違ちがうんだ。

牛うしの大おおきな２つの役割

牛うしは、役割によって、体型や模様もようが大おおきく違ちがうよ。

乳牛（牛乳）：牛乳をたくさん出です牛うしで、体たいが細ほそくてスマートだよ。最もっとも有名ゆうめいなホルスタイン種たねは、白しろと黒くろのブチ模様もようが特徴とくちょうだね。
肉牛（お肉にく）：主にお肉にくになる牛うしで、体たいが大おおきくずんぐりしていて、筋肉質きんにくしつだよ。日本の和牛（黒毛和牛など）は、全身が黒くろい色いろをしているのが特徴とくちょうだね。

牛の色いろを塗ぬるコツ

色いろの選えび方かた：牧場ぼくじょうの緑みどりと牛うしの優やさしい色いろを使つかおう！

牛うしのぬりえは、体たいの丸まるみと、牧場ぼくじょうののどかな雰囲気ふんいきが伝つたわる色いろを選えぼう。

基本きほんの色いろ：白しろ、黒くろ、茶色ちゃいろ、緑みどり（草くさ）、青あお（空そら）、ピンク（鼻はな）、薄うすい肌色（乳房）を中心ちゅうしんに選えぼう。

モチーフごとの色いろ：

ホルスタイン種たね（乳牛）：白しろをベースに、黒色で大おおきなブチ模様もようを塗ぬろう。模様もようの線せんを活いかして、丁寧ていねいに塗ぬり分わけると牛うしらしくなるよ。
顔かおと鼻はな：鼻はなは、薄うすいピンク色いろで塗ぬると、優やさしく穏おだやかな表情になるよ。
牧場ぼくじょうの草くさ：手前の草くさは明あかるい黄緑色、遠とおくの草くさは濃こい緑色みどりいろなど、色いろを使つかい分わけると、遠近感が出でて、広大こうだいな牧場ぼくじょうに見みえるよ。
空そら：水色みずいろや薄うすい灰色はいいろで、のどかな空そらを表現ひょうげんしよう。

立体感りったいかんを出です塗ぬり方かた：体たいの大おおきさと丸まるみを表現ひょうげん！

牛うしの大おおきな体たいの丸まるみと、筋肉の力強ちからづよさを表現ひょうげんするために、「かげ」と「ひかり」を意識いしきしよう。かげになる場所ばしょ：

足の付つけ根ね、おなかの下側したがわ、角つのの根元ねもとなど、光ひかりが当あたらない部分ぶぶんに、メインの色いろよりも濃こい色いろで「かげ」をつけて、体たいの丸まるみと力強ちからづよさを出でそう。

ひかりが当あたる場所ばしょ：

背中せなかの真まん中なかや額ひたい、おっぱいの表面ひょうめんなど、光ひかりが当あたる部分ぶぶんを明あかるい色いろや白しろい色いろを残のこすように塗ぬると、ツヤツヤして丸まるく見みえるよ。

質感しつかんを出でそう！

色鉛筆いろえんぴつ：牛うしの毛けは短みじかく均一なので、色いろをムラなく塗ぬると、なめらかな質感しつかんが表現ひょうげんできるよ。草くさ：手前の草くさの線せんを一本一本いっぽんいっぽん、黄緑きみどりや濃こい緑みどりで塗ぬると、生いき生いきとした牧草ぼくそうの様子ようすが表現ひょうげんできるよ。