キャリアカー(車両運搬車)の塗り絵

難易度:

キャリアカー(車両運搬車)の特徴(とくちょう)

自動車(じどうしゃ)を 運ぶための 特別な トラック

キャリアカー(車両運搬車)は、複数(ふくすう)の自動車(じどうしゃ)を一度に運ぶために設計された、特殊な構造を持つトラックです。自動車工場で作られたばかりの新車を販売店へ届けたり、中古車をオークション会場や別の県へ移動させたりする際に欠かせない、物流の主役といえる存在です。街中で見かけると、その迫力(はくりょく)ある姿に子(こ)どもたちが釘付けになる、大人気の「はたらく車」の一つです。

効率的な 2段積みの 仕組み

キャリアカーの最大の特徴(とくちょう)は、積載スペースが2階建てのような「2段積み」構造になっていることです。

  • 上(うえ)の段と下(した)の段に、ぎっしりと車を詰め込むことができます。

  • 日本(にっぽん)の一般的なキャリアカーでは、2台から6台程度の乗用車を同時に運ぶことが可能です。さらに大(おお)きなタイプでは、もっと多くの台数を運べるものもあります。

  • 走行中に載せている車が動かないよう、タイヤを専用のベルトや鎖でフレームにしっかりと固定する仕組みが備わっています。

ダイナミックな 積み降ろしの 仕掛け

車が自走して乗(の)り降(お)りできるように、キャリアカーには可動式のスロープ(道)が備わっています。

  • 車を載せる時は、後方のゲートが斜めに降りて地面(じめん)とつながり、車が登れるスロープになります。

  • 2段目の床も、車が通りやすいように油圧の力(ちから)で斜めに傾くなどの複雑な動きをします。

  • 非常(ひじょう)に狭(せま)い足場の上(うえ)を、脱輪しないように正確に運転して車を配置する作業には、プロのドライバーの高度な技術が必要です。

巨大で 長(なが)い 車体

たくさんの車を載せるため、キャリアカーは通常のトラックよりも非常(ひじょう)に長(なが)い車体をしています。

  • 全長(ぜんちょう)が17メートルから19メートルに達する大型の車両も存在し、交差点を曲(ま)がる際などは細心の注意(ちゅうい)を払って運転されます。

  • 運転席(キャビン)の頭上にまで積載スペースが張り出(だ)しているタイプもあり、スペースを限界まで有効活用する工夫(くふう)が見られます。

  • 重い車を何台も支えるために、車体全体(ぜんたい)が頑丈な鉄のフレームで構成されており、多くのタイヤでその重さを支えています。

キャリアカー(車両運搬車)の色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

トラック本体と フレームの 塗(ぬ)り分け

キャリアカーは、車を載せるためのフレーム(枠組み)が複雑に組み合わさっています。

  • 本体部分には、赤(あか)や青(あお)、黄色(きいろ)といった鮮やかな色(いろ)を使(つか)うと、はたらく車らしい力強さと華やかさが表現(ひょうげん)できます。

  • フレーム部分は、鉄の質感(しつかん)が出るグレーやシルバー、あるいは落(お)ち着いた黒(くろ)などで塗(ぬ)ると、機械的な格好良さが際立(た)ちます。

  • 枠組みの隙間から、向こう側(がわ)の景色や背景が見えるように意識(いしき)して塗(ぬ)ると、絵(え)に奥行きが出て、より立体的(りったいてき)な仕上がりになります。

積載された 車を カラフルに 仕上(しあ)げる

キャリアカーのぬりえで最も楽(たの)しいのが、載せている車を1台ずつ異なる色(いろ)で塗(ぬ)ることです。

  • 赤(あか)、青(あお)、白(しろ)、シルバーなど、バリエーション豊(ゆた)かな色(いろ)を使って「たくさんの車を運んでいる最中」の賑やかさを演出(だ)しましょう。

  • 窓ガラスを薄(うす)い水色(みずいろ)で、ヘッドライトやテールランプを明るい黄色(きいろ)や赤(あか)で塗(ぬ)り分けると、一気に本物(ほんもの)らしくなります。

  • 載せている車をすべて同じ色(いろ)にすると、工場から出荷されたばかりの新車を運んでいるような雰囲気(ふんいき)になります。

金属(きんぞく)や ゴムの 質感(しつかん)を 表現(ひょうげん)する

鉄でできた強固なボディを表現(ひょうげん)するために、「影(かげ)」と「光(ひかり)」を意識(いしき)してみましょう。

  • フレームの下側(したがわ)や、車が載っている床板の裏側(うらがわ)など、光(ひかり)が当たりにくい場所(ばしょ)を少(すこ)し濃(こ)いグレーで塗(ぬ)ると、重厚な質感(しつかん)が生(う)まれます。

  • タイヤの部分は真っ黒(くろ)で塗(ぬ)りつぶさず、少(すこ)しグレーを混(ま)ぜることで、ゴムらしい適度な質感(しつかん)を出すことができます。

  • フロントガラスやバンパーなどのパーツに、あえて色(いろ)を塗らずに白(しろ)く残(のこ)す部分(ハイライト)を作ると、太陽(たいよう)の光(ひかり)を反射してキラリと輝いているように見えます。

背景を 描(か)き込んで 世界観を 広げる

キャリアカーがどこを走っているのか、想像(そうぞう)して周りの景色を自由(じゆう)に描(か)き込んでみましょう。

  • 高速道路を走っている様子(ようす)なら、アスファルトの道や道路標識を描(か)き加(くわ)えるとスピード感が出ます。

  • 山道や港の近くを走っている風景にすると、遠くの街まで大切(たいせつ)な車を運ぶ力強さが伝わります。

  • 空(そら)を広く青色(あおいろ)で塗(ぬ)り、大(おお)きな太陽(たいよう)を描(か)くと、ぴかぴかの車たちがさらに輝いて見え、完成(かんせい)した時の達成感も大(おお)きくなります。

キャリアカー(車両運搬車)の豆知識(まめちしき)

車を運ぶための特別なトラック

キャリアカーは、工場で作られたばかりの「新(あたら)しい車」や、お店で売られる車をまとめて運ぶための特別なトラックだよ。一度にたくさんの車を乗せられるように、まるで2階建てのベッドのようなかっこいい作りになっているんだ。

一度に何台の車を運べるの?

一番大(おお)きなサイズのキャリアカー(トレーラータイプ)だと、なんと一度に「最大で6台」もの車を乗せて走(はし)ることができるんだよ。軽自動車(じどうしゃ)などの小(ちい)さな車ならもっとたくさん積めることもある、まさに道路の力持ちだね。

どうやって車を乗せるの?

キャリアカーの後(うし)ろには「動(うご)くスロープ(坂道)」がついていて、車を一台ずつ運転して積み込んでいくんだ。上(うえ)の段がいっぱいになったら、機械の力(ちから)でガチャンと床を持ち上(うえ)げて、下(した)の段にも車を乗せていくすごい仕組みを持っているよ。

運転手さんは運転の達人!

キャリアカーに車を積み込むときは、とっても狭(せま)いすき間に車をぴったりと止めないといけないから、運転手さんは「すごい運転のテクニック」を持っているんだ。さらに、重たい車をたくさん乗せた長くて大(おお)きなトラックを安全(あんぜん)に運転するプロフェッショナルなんだよ。