フォークリフトの塗り絵

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フォークリフトの特徴(とくちょう)

ツメで持(も)ち上(あ)げて、運(はこ)ぶ

フォークリフトは、工場(こうじょう)や倉庫(そうこ)、市場(しじょう)ではたらく車(くるま)だよ。
いちばんの特徴(とくちょう)は、車体(しゃたい)の前(まえ)についた2本(ぽん)の平(ひら)たいツメ。これをフォークといって、名前(なまえ)の由来(ゆらい)にもなっているんだ。
このツメを荷物(にもつ)の下(した)にすべりこませて、そのまま持(も)ち上(あ)げる。人(ひと)が何人(なんにん)がかりでも動(うご)かせない重(おも)い荷物(にもつ)を、たった1台(だい)でひょいと運んでしまうよ。

荷物(にもつ)は「パレット」にのせる

フォークリフトが持(も)ち上(あ)げているのは、荷物(にもつ)そのものではないんだ。
荷物(にもつ)はパレットという木(き)やプラスチックの台(だい)にのせてあるんだ。パレットの側面(そくめん)にはすきまが開(ひら)いていて、そこへフォークを差(さ)しこむしくみだよ。
日本(にっぽん)でよく使(つか)われるパレットは、たて1100ミリ・よこ1100ミリの正方形(せいほうけい)。「T11型(がた)」とよばれ、現場(げんば)では「いちいちパレット」と呼(よ)ばれているんだ。
同(おな)じ大(おお)きさにそろえておけば、どの倉庫(そうこ)でも、どのトラックでも、そのまま積(つ)みかえられるからだよ。

後(うし)ろが重(おも)いのには、理由(りゆう)がある

フォークリフトを横(よこ)から見(み)ると、車体(しゃたい)のいちばん後(うし)ろが、角(かく)ばって重そうな形(かたち)をしているのに気(き)づくかな。
これはカウンターウェイトというおもりだよ。
前(まえ)のツメに重(おも)い荷物(にもつ)をのせると、ふつうなら前(まえ)へつんのめってしまうよね。それを後(うし)ろのおもりで釣(つ)り合(あ)わせているんだ。
シーソーと同(おな)じで、前輪(ぜんりん)が支点(してん)になっているんだ。だから小(ちい)さな車体(しゃたい)でも、何(なん)トンもの荷物(にもつ)を持(も)ち上(あ)げられるんだよ。

後(うし)ろのタイヤで曲(ま)がる

もう1つ、ふつうの自動車(じどうしゃ)と大(おお)きくちがうところがあるよ。
自動車(じどうしゃ)は前(まえ)のタイヤで曲(ま)がるけれど、フォークリフトは後(うし)ろのタイヤで曲(ま)がるんだ。
だから、その場(ば)でくるりと向(む)きを変(か)えられるくらい小回(こまわ)りがきく。せまい倉庫(そうこ)の通路(つうろ)でも自由(じゆう)に動けるのは、このおかげだよ。
そのかわり、曲(ま)がるときに車体(しゃたい)の後(うし)ろが大(おお)きくふくらむ。運転(うんてん)する人(ひと)は、いつも後(うし)ろに気をつけているんだ。

屋根(やね)には、ガラスが入(はい)っていない

運転席(うんてんせき)の上(うえ)にある四角(しかく)い屋根(やね)をヘッドガードというよ。
よく見(み)ると、ガラスは入(はい)っていなくて、太(ふと)い桟(さん)がならんでいるだけ。雨(あま)よけではないんだ。
これは、高(たか)く積んだ荷物(にもつ)がくずれて落(お)ちてきたときに、運転(うんてん)する人(ひと)を守(まも)るための屋根(やね)だよ。
桟(さん)のすきまから上(うえ)を見上(あ)げられるので、高(たか)いところの荷物(にもつ)を見ながら作業(さぎょう)できる、という意味(いみ)もあるんだ。

フォークリフトの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

車体(しゃたい)はオレンジか黄色(きいろ)

フォークリフトの車体(しゃたい)は、倉庫(そうこ)の中(なか)でもすぐ気づけるように、目立(めだ)つ色(いろ)で塗(ぬ)られているよ。
オレンジ、黄色(きいろ)、赤(あか)が多(おお)い。どれを選(えら)んでも本物(ほんもの)らしくなるよ。
そのかわり、マストとフォークは灰色(はいいろ)か黒(くろ)にしてね。鉄(てつ)がむき出(だ)しの部分(ぶぶん)だから、車体(しゃたい)の色(いろ)とは分(わ)けると、しくみが分かりやすくなるんだ。

フォークの先(さき)は白(しろ)く残(のこ)す

2本(ぽん)のツメは、荷物(にもつ)とこすれるので、先(さき)のほうがピカピカにみがかれているよ。
だから根(ね)もとをこい灰色(はいいろ)、先(さき)を白(しろ)いままにすると、使(つか)いこまれた感(かん)じが出(で)るよ。
ツメの上(うえ)の面(めん)だけ白(しろ)く残(のこ)すのもいいよ。光(ひか)っているように見えてくるんだ。

パレットは木(き)の色(いろ)で

荷物(にもつ)をのせている台(だい)のパレットは、うすい茶色(ちゃいろ)で塗(ぬ)ってみて。
板(いた)の1枚(まい)ごとに、ほんの少(すこ)しずつ色(いろ)の濃(こ)さを変(か)えると、木(き)を組(く)み合(あ)わせて作(つく)ってあることが伝(つた)わるよ。
段ボール箱(ばこ)は、うすい茶色(ちゃいろ)か黄土色(おうどいろ)。テープの線(せん)のところだけ白(しろ)く残(のこ)すと、ふたを閉(と)じてあるのが分かるんだ。

倉庫(そうこ)の棚(たな)は青(あお)か灰色(はいいろ)

後(うし)ろにならぶ鉄(てつ)の棚(たな)は、青(あお)か灰色(はいいろ)にすると倉庫(そうこ)らしくなるよ。本物(ほんもの)の倉庫(そうこ)の棚(たな)も、この色(いろ)が多(おお)いんだ。
奥(おく)の棚(たな)をうすく、手前(てまえ)の棚(たな)をこく塗(ぬ)ると、倉庫(そうこ)の広(ひろ)さが出(で)るよ。
ヘルメットは白(しろ)か黄色(きいろ)。床(ゆか)は白(しろ)いまま残しておくと、明(あか)るい倉庫(そうこ)に見えるよ。

フォークリフトの豆知識(まめちしき)

1トンを境(さかい)に、資格(しかく)が変(か)わる

フォークリフトを動(うご)かすには資格(しかく)がいるよ。しかも、持(も)ち上(あ)げられる重さで資格(しかく)が2つに分かれるんだ。
最大荷重(さいだいかじゅう)が1トン未満(みまん)なら「特別教育(とくべつきょういく)」、1トン以上(いじょう)なら「技能講習(ぎのうこうしゅう)」を受(う)けなければならないと、法律(ほうりつ)で決(き)められているんだ。
技能講習(ぎのうこうしゅう)のほうは日数(にっすう)も長(なが)く、学科(がっか)と実技(じつぎ)の試験(しけん)もあるよ。
工場(こうじょう)ではたらく大人(おとな)にとって、フォークリフトの資格(しかく)は「持っていると仕事(しごと)の幅(はば)が広(ひろ)がる」代表的(だいひょうてき)な資格(しかく)のひとつなんだ。

倉庫(そうこ)の中(なか)は、電気(でんき)で動(うご)く

フォークリフトには、エンジンで動(うご)くものと、バッテリーで動(うご)くものがあるよ。
屋外(おくがい)の工事現場(こうじげんば)や港(みなと)では、力(ちから)の強(つよ)いエンジン式(しき)が活躍(かつやく)するよ。
いっぽう、食品(しょくひん)や薬(くすり)をあつかう倉庫(そうこ)の中(なか)では、バッテリー式(しき)が使(つか)われる。排気(はいき)ガスが出ず、音(おと)も静(しず)かだからだよ。
塗(ぬ)り絵(え)の倉庫(そうこ)の場面(ばめん)をよく見(み)ると、まわりに荷物(にもつ)がぎっしり。こういう場所(ばしょ)では、空気(くうき)をよごさないことが何(なん)より大事(だいじ)なんだ。

フォークの先(さき)は、なぜ細(ほそ)い?

2本(ぽん)のツメをよく見(み)ると、根(ね)もとが厚(あつ)く、先(さき)へいくほどうすくなっているのに気(き)づくかな。
先(さき)が細(ほそ)いのは、パレットのすきまへ、すっと差(さ)しこみやすくするためだよ。
根(ね)もとが厚いのは、そこにいちばん力(ちから)がかかるから。曲(ま)がったり折(お)れたりしないように、太くしてあるんだ。
1本(ぽん)の金属(きんぞく)のかたまりなのに、場所(ばしょ)によって役目(やくめ)がちがう。よくできた形(かたち)なんだよ。