ゲンジボタルの塗り絵

難易度:
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ゲンジボタルの特徴(とくちょう)

名前(なまえ)の 由来(ゆらい)と 英語(えいご)での 呼(よ)び方(ほう)

ゲンジボタルは、日本(にほん)を 代表(あらわ)する とっても 有名(ゆうめい)な ホタルの 仲間(なかま)なんだ。名前(なまえ)の 由来(ゆらい)には 面白(おもし)い 伝説(でんせつ)が あって、大昔(おおむかし)の「源氏(げんじ)」と「平氏(へいし)」という 2つの 大(おお)きな 武士(ぶし)の グループの 戦(たたか)いが 関係(かんけい)していると言(い)われているよ。 体(からだ)が 大(おお)きくて 力強(ちからづよ)く 光(ひか)る 方(ほう)が「源氏(げんじ)(ゲンジボタル)」、一回(ひとまわ)り 小(ちい)さくて 控(ひか)えめに 光(ひか)る 方(ほう)が「平氏(へいし)(ヘイケボタル)」に 例(たと)えられたんだ。

英語(えいご)では 学名(がくめい)をもとに「Luciola cruciata」と呼ばれたり、世界(せかい)の人(ひと)からは「Genji firefly(ゲンジ・ファイアフライ)」や「Japanese firefly」と呼ばれて 親(した)しまれているよ。

いつの 時期(じき)に 見(み)れるの?

ゲンジボタルが 夜空(よぞら)を きれいに 乱舞(らんぶ)する姿(すがた)が 見られるのは、初夏(しょか)の5月(つき)の 終(お)わりごろから 7月(つき)の 初(はじ)めごろにかけてだよ。 特(とく)に、梅雨(つゆ)の 時期(じき)の「ムシムシして 風(かぜ)が ない夜(よる)」や「月(つき)明(あ)かりがなくて まわりが 真っ暗な夜(よる)」が 大好(だいす)きで、夜(よる)の 8時(じ)から 9時(じ)ごろに 一番(いちばん) たくさん 飛(と)び回(まわ)るんだ。

どこに 住(す)んでいるの? 見(み)れる 地域(ちいき)

ゲンジボタルは、実(じつ)は 日本(にほん)にしかいない日本固有(にっぽんこゆう)の 生(い)き物(もの)なんだよ。本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)の 綺麗(きれい)な 小川(おがわ)や 用水路(ようすいろ)の まわりに 住(す)んでいるんだ。 ホタルの 幼虫(ようちゅう)は 水(みず)の 中(なか)で 育(そだ)つから、水(みず)が 濁(にご)ったり 汚(よご)れたり すると 生(い)きていけなくなっちゃうんだ。だから、ゲンジボタルが たくさん 飛んでいる 場所(ばしょ)は、自然(しぜん)と 水(みず)が とっても 綺麗(きれい)な 場所(ばしょ)だという 証拠(しょうこ)なんだよ。

なにを 食(た)べているの? 大人(おとな)になると……

ゲンジボタルは、子(こ)どもの ときと 大人(おとな)に なってからで、ごはんの 食(た)べ方(ほう)が まったく 違(ちが)う 不思議(ふしぎ)な 昆虫(こんちゅう)なんだ。

  • 子(こ)どものとき(幼虫(ようちゅう)): 水(みず)の 中(なか)に 住(す)んでいて、「カワニナ」という 小(ちい)さな 巻き貝(かい)を ガシッと 捕(つか)まえて 食(た)べる 肉食(にくしょく)の ハンターなんだよ。

  • 大人(おとな)(成虫(せいちゅう)): 殻(から)を 脱(ぬ)いで 大人(おとな)に なると、なんと 口(くち)が 退化(たいか)して 食(た)べものが 食(た)べられなくなっちゃうんだ!だから、大人(おとな)の ホタルは 草(くさ)についた「夜露(よつゆ)(お水(みず))」を なめるだけで 生(い)きているんだよ。

どれくらい 生(い)きるの? 寿命(じゅみょう)

ホタルは「命(いのち)が 短(みじか)い」って よく聞(き)くよね。でも、実(じつ)は 生(う)まれてから 全体(ぜんたい)の 寿命(じゅみょう)を 考(かんが)えると、だいたい1年間(ねんかん)生(い)きているんだ。 ただし、その うちの ほとんどは 水(みず)の中(なか)の 幼虫(ようちゅう)として 過(す)ごす 時間(じかん)なんだよ。サナギから 脱皮(だっぴ)して、美(うつく)しい 羽(はね)を 広(ひろ)げて お空(そら)を 飛べるように なってからは、たったの1週間(しゅうかん)から2週間(しゅうかん)くらいしか 生(い)きられないんだ。短(みじか)い 時間(じかん)の 中(なか)で、一生懸命(いっしょうけんめい) 命(いのち)の 光(ひかり)を 輝(かがや)かせているんだね。

どうして 光(ひか)るの? 光(ひか)る 仕組(しく)みと 秘密(ひみつ)

ホタルが お尻(しり)を ピカピカ 光(ひかり)らせるのは、暗(くら)い 夜(よる)の 中(なか)で 仲間(なかま)(オスと メス)が 出(で)会(あ)うための「愛(あい)のメッセージ」なんだよ。 主(おも)にお空(そら)を 飛(と)びながら 強(つよ)く 光(ひかり)っているのが オスで、草(くさ)の 上(うえ)に 止(と)まって 優(やさ)しく 応(こた)えるように 光(ひかり)っているのが メスなんだ。 お腹(なか)の 先(さき)っぽに ある「発光器(はっこうき)」という 場所(ばしょ)で、体(からだ)の中(なか)の 成分(せいぶん)と 酸素(さんそ)が 混(ま)ざり合(あ)うことで 光(ひかり)を 出(だ)しているんだ。電球(でんきゅう)と 違って、触(さわ)っても 全然(ぜんぜん) 熱(あつ)くならない「冷(つめ)たい光(ひかり)(冷光(れいこう))」なのも すごい 秘密(ひみつ)なんだよ。

地域(ちいき)で 光(ひか)る テンポが 違(ちが)う!?

とっても 面白(おもし)いことに、住(す)んでいる 地域(ちいき)によって 光(ひか)る リズムが 違(ちが)うんだ。

  • 東日本(ひがしにほん)(東京(とうきょう)など): だいたい「4秒(びょう)に 1回(かい)」の ゆっくりした テンポで 光(ひか)るよ。

  • 西日本(にしにっぽん)(大阪(おおさか)など): だいたい「2秒(びょう)に 1回(かい)」の 早(はや)い テンポで 元気(げんき)に 光(ひか)るんだ。 言葉(ことば)の 方言(ほうげん)みたいに、ホタルの 光(ひかり)の 合図(あいず)にも 地域(ちいき)ごとの 違(ちが)いが あるなんて びっくりだよね。

見た目(め)の 特徴(とくちょう):胸(むね)に ある 十字模様(じゅうじもよう)

形(かたち)を よく見てみると、カブトムシの ような 固(かた)い 羽(はね)を 持(も)っているのが わかるよ。 一番(いちばん)の 特徴(とくちょう)は、頭(あたま)の すぐ後(うし)ろ(前胸(ぜんきょう))の 部分(ぶぶん)が「きれいな ピンク色(いろ)(赤色(せきしょく))」をしていて、その 真ん中(なか)に「黒(くろ)い 十字架(じゅうじか)のような 模様(もよう)」が 入(はい)っていることなんだ。これで、似(に)ている ヘイケボタル(真ん中(なか)が 1本(ぽん)の 縦線(じゅうせん))と 簡単(かんたん)に見分(わ)けることが できるんだよ。

ゲンジボタルの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

チャームポイントの ピンクと 十字模様(じゅうじもよう)を 塗(ぬ)ろう

ゲンジボタルの お顔(かお)の 後(うし)ろに ある、トレードマークの 部分(ぶぶん)から 塗(ぬ)ってみよう。

  • ベースの色(いろ): まずは 全体(ぜんたい)を「鮮(あざ)やかな ピンク色(いろ)や 赤色(せきしょく)」で 丁寧(ていねい)に 塗(ぬ)ってみてね。

  • 十字(じゅうじ)の模様(もよう): 真ん中(なか)に 描(えが)かれている 模様(もよう)を、尖(とが)らせた「真っ黒(くろ)」の色鉛筆(いろえんぴつ)で くっきりと なぞるように 塗(ぬ)ろう。ここが はっきりすると、一気(いっき)に ゲンジボタルらしく なるよ!

黒(くろ)い 羽(はね)と 飛(と)ぶときの 質感(しつかん)の 出(だ)し方(ほう)

羽(はね)を 閉(と)じているときと、広(ひろ)げているときで 塗(ぬ)り方(ほう)を 変(か)えてみよう。

  • 閉(と)じている羽(はね): 体(からだ)を まもる 固(かた)い 羽(はね)は、「真っ黒(くろ)や 濃(こ)い 焦げ茶色(ちゃいろ)」で どっしり 重厚(じゅうこう)に 塗(ぬ)ろう。

  • 広(ひろ)げている羽(はね): 飛(と)び立(た)つ瞬間(しゅんかん)の 絵(え)を 塗(ぬ)るときは、上(うえ)にある 固(かた)い 羽(はね)は 黒(くろ)、その 下(した)から 広がっている 柔(やわ)らかい 後(うし)ろ羽(はね)は「薄(うす)い グレーや 焦げ茶色(ちゃいろ)」を 使(つか)って、透(す)き通(とお)っているように 優(やさ)しく 塗(ぬ)るのが コツだよ。羽(はね)の 筋(すじ)を 細(ほそ)い 線(せん)で 描いてあげると、すごく 上手(じょうず)に見えるよ!

命(いのち)の 光(ひかり)! お腹(なか)を ピカピカに 光(ひかり)らせる 魔法(まほう)

一番(いちばん)の 見せ場である、お尻(しり)の 発光器(はっこうき)を リアルに 光(ひかり)らせる テクニックだよ。

  • 発光器(はっこうき)の色(いろ): お腹(なか)の 先(さき)っぽの 部分(ぶぶん)を、まずは「明(あか)るい 黄色(きいろ)や 黄緑色(きみどりいろ)」で 強(つよ)く 塗(ぬ)ろう。

  • 光(ひかり)が 広がる 演出(えんしゅつ): そのまわり(お尻(しり)の 外側(そとがわ))に向(む)かって、「薄(うす)い 黄色(きいろ)」を ふんわりと ぼかすように 丸(まる)く 広(ひろ)げて 塗(ぬ)ってみてね。背景(はいけい)を 塗ったあとに、消(け)しゴムで お尻(しり)の まわりを 丸(まる)く 薄く 消(け)して あげるのも、本当(ほんとう)に 光(ひかり)が ぽわんとお空(そら)に 広がっているように 見えて 最高(さいこう)に カッコよく なるよ!

暗(くら)い 夜(よる)の 背景(はいけい)で ホタルを 主役(しゅやく)に しよう

ホタルの 美(うつく)しい 光(ひかり)を 一番(いちばん) 目立(めだ)たせるためには、背景(はいけい)の 色(いろ)が とても 大事(だいじ)なんだ。

  • 夜空(よぞら)の色(いろ): まわりを「深(ふか)い 紺色(こんいろ)」や「真っ黒(くろ)」で しっかり 塗(ぬ)りつぶしてみよう。背景(はいけい)が 暗ければ 暗(くら)いほど、ホタルの ピンク色(いろ)の 体(からだ)と 黄色(きいろ)い 光(ひかり)が パッと 浮(う)き出(で)てくるよ。

  • 川(かわ)の景色(けしき): 足元(あしもと)に 綺麗(きれい)な 川(かわ)の 水面(すいめん)を「深(ふか)い 青(あお)」で 描(か)き、まわりの 草(くさ)むらを「深緑色(しんりょくしょく)」で 塗(ぬ)ってみよう。

  • まわりの光(ひかり): ホタルの まわりの 空白(くうはく)の 場所(ばしょ)に、黄色(きいろ)い 色鉛筆(いろえんぴつ)で 小(ちい)さな「光(ひかり)の点(てん)」を ぽんぽんと たくさん 描(か)き足(た)すと、たくさんの 仲間(なかま)たちが 一緒(いっしょ)に 乱舞(らんぶ)している、幻想的(げんそうてき)な 初夏(しょか)の 夜(よる)の 世界(せかい)が 完成(かんせい)するよ!

ゲンジボタルの豆知識(まめちしき)

東日本(ひがしにほん)と西日本(にしにっぽん)で光(ひか)るリズムが違(ちが)う?

ゲンジボタルは、住(す)んでいる地域(ちいき)によって光(ひか)る点滅(てんめつ)の間隔(かんかく)が違(ちが)うんだ。東日本(ひがしにほん)にいるホタルは4秒(びょう)に1回(かい)、西日本(にしにっぽん)にいるホタルは2秒(びょう)に1回(かい)のリズムで光(ひか)るよ。西日本(にしにっぽん)のホタルのほうが、少(すこ)しテンポが速(はや)くて賑(にぎ)やかに見えるんだね。

大人(おとな)になると何(なん)も食(た)べない!

キレイに光(ひかり)って飛(と)び回(まわ)る大人(おとな)のホタルだけれど、実(じつ)は成虫(せいちゅう)になるとご飯を一切(いっさい)食(た)べないんだ。口(くち)の形(かたち)が退化(たいか)していて、飲(の)むのは葉(は)っぱについたきれいな夜露(よつゆ)(水分(すいぶん))だけ。幼虫(ようちゅう)のときに体(からだ)にためた栄養(えいよう)だけで生(い)きているんだよ。

幼虫(ようちゅう)のときは水(みず)の中(なか)で暮(く)らすよ

世界中(せかいじゅう)には約(やく)2000種類(しゅるい)ものホタルがいるけれど、実(じつ)は多(おお)くのホタルは陸(りく)の上(うえ)で育(そだ)つんだ。ゲンジボタルのように幼虫(ようちゅう)の時期(じき)を水(みず)の中(なか)で過(す)ごすホタルは、世界的(せかいてき)に見てもとても珍(めずら)しい貴重(きちょう)な存在(そんざい)なんだよ。

水(みず)の中(なか)では「カワニナ」が大好物(だいこうぶつ)

水(みず)の中(なか)にいる幼虫(ようちゅう)のときは、カワニナという巻貝(まきがい)をたくさん食(た)べて大(おお)きくなるんだ。だから、ゲンジボタルが元気(げんき)に育(そだ)つためには、エサとなる貝(かい)がたくさん住める豊(ゆた)かできれいな川(かわ)が必要(ひつよう)なんだよ。

飛(と)び回(かい)っているのは「オス」ばかり

夜(よる)に川(かわ)のまわりをフワフワと飛(と)び回(かい)っているホタルは、ほとんどがオスなんだ。オスは自分(じぶん)の光(ひかり)を強(つよ)くアピールしながら飛(と)び回(かい)り、草(くさ)の上(うえ)でじっと静(しず)かに優(やさ)しく光(ひかり)っているメスを探(さが)してプロポーズをしているんだよ。

ホタルの光(ひかり)は全(まった)く熱(あつ)くない

電球(でんきゅう)やロウソクの光(ひかり)は触ると熱(ねつ)いけれど、ホタルの光(ひかり)は全(まった)く熱(あつ)くないんだ。これは「冷光(れいこう)」と呼ばれていて、体(からだ)の中(なか)の成分(せいぶん)が反応(はんのう)して熱(ねつ)を出(で)さずに光(ひか)る特別(とくべつ)な仕組(しく)みになっているからなんだよ。