タヌキの塗り絵

難易度:
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タヌキの特徴(とくちょう)

じつはイヌの仲間(なかま)

タヌキは日本(にっぽん)の山(やま)や森(もり)、それに町(まち)のはずれにもすんでいる動物(どうぶつ)だよ。顔(かお)つきはアライグマに似(に)ているけれど、なかまとしてはイヌ科、つまりイヌやキツネの仲間(なかま)なんだ。日本(にっぽん)にすんでいるタヌキはホンドタヌキと呼(よ)ばれていて、遺伝子(いでんし)を調(しら)べた結果(けっか)から、大陸(たいりく)のタヌキとは別(べつ)の種類(しゅるい)として分(わ)けようという考(かんが)えも出(で)ているんだよ。

しっぽに縞(しま)もようはない

絵本(えほん)やイラストで、タヌキのしっぽにしま模様(もよう)が描(えが)かれていることがあるよね。でもあれはまちがいなんだ。本物(ほんもの)のタヌキのしっぽに、しま模様(もよう)はないんだよ。体(からだ)と同(おな)じ色(いろ)をしていて、先(さき)のほうだけが黒(くろ)っぽくなっているんだ。しま模様(もよう)のしっぽを持(も)っているのはアライグマのほうだよ。ぬりえを塗(ぬ)るときも、しっぽに輪(わ)っかを描(か)き足(た)さないようにしてね。

冬(ふゆ)はまんまる、夏(なつ)はスリム

タヌキといえば、ころころとまるい体(からだ)を思(おも)いうかべるよね。じつはあのまるさは、冬(ふゆ)の長(なが)い毛(け)によるところが大(おお)きいんだ。毛(け)が生(は)えかわった夏(なつ)のタヌキは、おどろくほどほっそりしているんだよ。同(おな)じ動物(どうぶつ)とは思えないくらい見(み)た目(め)が変(か)わるから、夏(なつ)に見(み)かけると「これがタヌキ?」とおどろく人(ひと)も多(おお)いんだ。

イヌの仲間(なかま)なのに、木(き)に登(のぼ)る

イヌの仲間(なかま)はふつう木(き)に登らないけれど、タヌキはあまり上手(じょうず)ではないものの木(き)に登(のぼ)るんだ。果物(くだもの)の実(みの)った木(き)にのぼって、実(じつ)を食(た)べてしまうこともあるんだよ。イヌ科の動物(どうぶつ)としてはとてもめずらしい特技(とくぎ)なんだ。

なんでも食(た)べる。トイレは決(き)まった場所(ばしょ)

タヌキは雑食(ざっしょく)で、ネズミやカエル、虫(むし)、木(き)の実(じつ)、果物(くだもの)まで、いろいろなものを食(た)べるんだ。そしておもしろいのが、何頭(なんとう)かで同(おな)じ場所(ばしょ)をトイレとして使(つか)うという習性(しゅうせい)だよ。これをため糞(ふん)というんだ。そこにたまった糞(ふん)を調(しら)べると、そのタヌキたちが何(なん)を食(た)べていたかが分かるんだよ。秋(あき)から冬(ふゆ)には、イチョウの種(たね)などがたくさん出(で)てくるんだ。

冬眠(とうみん)はしないけれど

あたたかい地域(ちいき)にすむタヌキに冬眠(とうみん)の習性(しゅうせい)はないんだ。ただし、雪(ゆき)の多(おお)い寒(さむ)い地域(ちいき)では、冬(ふゆ)のあいだ穴(あな)にこもって過(す)ごすことがあるよ。また、子育(こそだ)ての時期(じき)にはおすとめすがペアになって行動(こうどう)するんだ。むかし話(はなし)でタヌキが夫婦(ふうふ)で出(で)てくることが多(おお)いのも、こんなところから来(き)ているのかもしれないね。

タヌキの色(いろ)を塗(ぬ)るコツ

顔(かお)の黒(くろ)いもようは、線(せん)の中(なか)だけを濃(こ)く

タヌキでいちばん大事(だいじ)なのが、目(め)のまわりの黒(くろ)いもようだよ。ぬりえには、その形(かたち)が線(せん)で囲(かこ)んであるから、その中(なか)だけを濃(こ)い茶色(ちゃいろ)や黒(くろ)で塗(ぬ)ってね。大事(だいじ)なのは、左右(さゆう)のもようが鼻(はな)すじの上(うえ)でつながらないということだよ。まゆのあたりから外側(そとがわ)へ、ハの字(じ)に広(ひろ)がる形(かたち)にすると、ぐっとタヌキらしくなるんだ。

足(あし)はひざから下(した)だけを黒(くろ)っぽく

タヌキの足(あし)は、ひざから下(した)だけがはっきり濃(こ)い色(いろ)になっているんだ。まるで黒(くろ)いくつ下(した)をはいているみたいだよ。ぬりえには境目(さかいめ)の線(せん)が入(はい)っているから、その線(せん)から下(した)だけを濃(こ)く塗(ぬ)ってみて。ここを塗(ぬ)り分けるだけで、ただの茶色(ちゃいろ)い動物(どうぶつ)がタヌキに変(か)わるんだ。

しっぽに輪(わ)っかを描(か)き足(た)さない

塗(ぬ)るときについやってしまいがちなのが、しっぽにしま模様(もよう)を入(い)れることだよ。でもタヌキのしっぽは無地(むじ)なんだ。体(からだ)と同(おな)じ茶色(ちゃいろ)で塗(ぬ)って、先(さき)のほうだけを濃(こ)くすれば本物(ほんもの)のとおりになるよ。しま模様(もよう)を入(い)れるとアライグマになってしまうから気(き)をつけてね。

体(からだ)はうすい茶色(ちゃいろ)。毛(け)の流(なが)れにそって塗(ぬ)る

体(からだ)は灰色(はいいろ)がかった茶色(ちゃいろ)だよ。まずうすく全体(ぜんたい)を塗(ぬ)ってから、背中(せなか)や首(くび)まわりをもう一度(いちど)重(かさ)ねて濃(こ)くすると、ふさふさした感(かん)じが出(で)るんだ。塗(ぬ)るときは毛(け)の流(なが)れる向(む)きにそって色(いろ)えんぴつを動(うご)かしてみて。ほおや胸(むね)のあたりはうすい色(いろ)のままにしておくと、ふくらんで見(み)えるよ。

タヌキの豆知識(まめちしき)

「たぬき寝入(ねい)り」は、本当(ほんとう)にある

ねているふりをすることを「たぬき寝入(ねい)り」というよね。じつはこれ、たとえ話(はなし)ではなくて、タヌキが本当(ほんとう)にやることなんだ。ひどくおどろくと、タヌキは体(からだ)をかたくして動かなくなってしまうんだよ。これは擬死(ぎし)といって、息(いき)はしているのに死(し)んだようになる状態(じょうたい)なんだ。猟師(りょうし)の鉄砲(てっぽう)の音(おと)におどろいて、この状態(じょうたい)になった話(はなし)が知(し)られているよ。わざとやっているというより、こわさのあまり体(からだ)が固(かた)まってしまうんだね。

アライグマとの見分け方(かた)

タヌキとアライグマは、見(み)た目(め)がにていてよくまちがえられるんだ。見分けるところは三(みっ)つあるよ。ひとつめはしっぽで、タヌキは無地(むじ)、アライグマはしま模様(もよう)だよ。ふたつめは耳(みみ)で、タヌキは丸(まる)くて目立(めだ)たないけれど、アライグマの耳(みみ)には白(しろ)いふちどりがあるんだ。三(みっ)つめはひげで、タヌキのひげは黒(くろ)くて目立(めだ)たず、アライグマのひげは白(しろ)くて目立(めだ)つんだよ。

足(あし)あとでも見分けられる

もし地面(じめん)に足(あし)あとを見(み)つけたら、それでも見分けられるんだ。アライグマの足(あし)あとは、人間(にんげん)の赤(あか)ちゃんの手形(てがた)のような形(かたち)をしているんだよ。指(ゆび)が長くて、はっきり五本(ごほん)に分かれているんだ。タヌキの足(あし)あとはイヌに近(ちか)い形(かたち)で、指(ゆび)はもっと短(みじか)いよ。町(まち)なかで見(み)かけた動物(どうぶつ)がどちらだったか、足(あし)あとが教(おし)えてくれることがあるんだね。