ヘラクレスオオカブトの塗り絵

ヘラクレスオオカブトの特徴
世界一大きなカブトムシ!ヘラクレスオオカブト!
ヘラクレスオオカブトは、世界で一番大きなカブトムシだよ。オスには、長くて立派なツノがあるんだ。そのツノは、体と同じくらいの長さになることもあるんだよ。体の大きさは大体14〜15センチくらいで、最大で18センチにもなるヘラクレスもいるよ。力持ちで、かっこいい姿をしていることから、ギリシャ神話の英雄「ヘラクレス」の名前がつけられたんだ。
どこに住んでいるの?
ヘラクレスオオカブトは、中南米の熱帯雨林に住んでいるんだ。とくに、コロンビアやブラジル、エクアドルなどの国に多くいるよ。暑くて、雨がたくさん降る、ジャングルのような場所に住んでいて、夜になると活動するんだ。
どんなものを食べるの?
ヘラクレスオオカブトは、主に木の樹液を吸って生活しているよ。樹液がにじみ出ている木の幹を見つけて、口元のブラシのような毛で、おいしそうに樹液を吸っているんだ。
大きなツノのひみつ!
ヘラクレスオオカブトの大きなツノは、オス同士で戦うときに使われるよ。メスをめぐってけんかをするときに、相手を投げ飛ばすのに使うんだ。ツノの先には、ギザギザとした突起がついていて、相手の体をしっかりつかめるようになっているんだよ。また、胸角(上のツノ)にはオレンジ色の毛がブラシみたいにはえているよ。これは敵をツノで挟んだときに、すべらないようになっているんだよ。
カブトムシになるまで!
ヘラクレスオオカブトも、みんなが知っているカブトムシと同じように、卵からかえって、幼虫になり、さなぎになって、そして立派な成虫になるんだ。この幼虫の期間がとても長くて、2年くらいかけて大きくなるんだよ。そして、成虫になってからの寿命は、半年から1年くらいだよ。
ヘラクレスオオカブトの羽の色がかわる?
ヘラクレスオオカブトの上翅(上の硬い羽)は、乾燥しているところでは黄色や黄土色に見えるよ。でも、雨が降って湿度が高くなると、上翅が黒色に変わるんだ!これは、上翅の表面にある、とても小さな穴に、湿気が入ったり出たりすることで色が変わるんだ。こんなふうに色がかわる虫は、とてもめずらしいんだよ。
ヘラクレスオオカブトの なまえは?
ヘラクレスオオカブトは、英語で「Hercules beetle」と書くよ。学名(生き物のちゃんとした名前)は、「Dynastes hercules」というんだ。「ヘラクレス」は、ギリシャ神話に登場する最強の英雄だよ。力強いカブトムシにぴったりの名前だね。
ヘラクレスオオカブトの色を塗るコツ
色の選び方
ヘラクレスオオカブトは、体とツノで色が違うのが特徴だよ。本物の色を参考に、かっこよく塗ってみよう!
- 体(胸の部分)とツノ:黒色やこげ茶色に塗ると、力強くてかっこいいヘラクレスオオカブトになるよ。ツヤツヤした感じを出すために、少し明るい色を重ねてみてもいいね。
- 羽(おなかの部分):ヘラクレスオオカブトの羽は、黄色や黄土色、黄みがかった茶色だよ。湿気が多いと黒色に変わるから、好きな色に塗ってみよう。
- 足や触覚:黒色やこげ茶色に塗って、体とツノの色と合わせよう。
- 目:黒色でしっかりぬろう。
力強さを表現しよう!
ヘラクレスオオカブトのぬりえには、体に光が当たっている部分や、筋肉の盛りあがりを表す線が描かれているね。これらをヒントに、力強さを表現してみよう。
- 色鉛筆で塗る場合:ツノの先や羽の端など、光が当たって明るく見える部分は、力を抜いて薄く塗ったり、少しだけ明るい色を重ねたりすると、立体感がでるよ。ツノのギザギザした部分を濃く塗ると、より力強く見えるね。
- クレヨンで塗る場合:少し重ねて塗ることで、ツヤツヤした感じを出すことができるよ。
立体感を出す塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
体のへこんでいる部分や、ツノの裏側、足の付け根など、かげになる場所は、少し濃い色で塗ってみよう。こうすることで、ヘラクレスオオカブトが立体的に見えるよ。たとえば、
- ツノの裏側や、ツノの付け根
- 足の裏側や、足と体の付け根
- おなかと羽の間や、体のへこんでいる部分
背景を彩ろう!
- 葉っぱや木:ヘラクレスオオカブトが住んでいるのは、ジャングルだよ。いろいろな緑色で葉をかきたしてみよう。木の幹は、茶色や灰色、緑色を混ぜて塗ると、本物みたいになるね。
- 樹液:ヘラクレスオオカブトの周りに茶色やオレンジ色で、樹液をかきたしてみよう。
ぬりえを楽しむためのヒント!
本物の色にこだわらず、きみの「こんなヘラクレスオオカブトがいたら楽しいな!」と思う色に塗っていいんだよ。たとえば、金色や銀色のヘラクレスオオカブトもかっこいいね!
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ヘラクレスオオカブト オス 森の中
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