鈴虫の塗り絵
難易度:
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鈴虫の特徴
どんな虫?
鈴虫は、秋になると「リーン、リーン」と、とても美しい声で鳴く虫だよ。姿は、コオロギに少し似ているね。昔から、日本で秋の音色を知らせてくれる虫として、みんなに親しまれているんだ。
オスとメスのちがい
鈴虫は、オスとメスで姿が少しちがうよ。
- オスは、リーン、リーンと鳴くことができるよ。鳴くための特別な羽を持っていて、平らで広い形をしているんだ。
- メスは、鳴くことができないよ。代わりに、お尻の先に細長い「産卵管」という、卵を産むための管がついているのが特徴だよ。
なぜ鳴くの?
鈴虫が鳴くのは、オスだけだよ。メスを呼ぶためや、自分の場所をほかのオスに知らせるために鳴くんだ。鳴き声は、つばさをこすり合わせて出す音で、美しい声は、メスにとっては、とても魅力的に聞こえるんだって。
どんなところにいるの?
鈴虫は、日本の山や草むらに住んでいるよ。昼間は、草や葉っぱのしげみの下に隠れていて、夜になると出てきて鳴き始めるんだ。最近では、野生の鈴虫を見ることは少なくなっているけど、お店で売られていて、家の中で鳴き声を楽しむことができるよ。
鈴虫の食べ物
鈴虫は、草の葉っぱや、野菜、果物などを食べるよ。家で飼うときは、キュウリやナスなどをあげると、喜んで食べるんだ。
旬はいつ?
鈴虫が鳴き始めるのは、夏の終わりから秋にかけてだよ。とくに、9月から10月の夜、気温が下がってくると、いちばん美しい声で鳴くんだ。鈴虫の鳴き声を聞くと、「ああ、もうすぐ秋だなあ」って感じるね。
鈴虫の色を塗るコツ
色の選び方:本物の鈴虫をよく見てみよう!
鈴虫のぬりえは、黒くてつやつやした体を表現するのがポイントだよ。
- 体の色:鈴虫の体は、つやつやした黒色をしているね。ただの黒一色ではなく、光が当たっている部分を少し灰色や水色で塗ると、つやつやした感じが出るよ。
- 足と触覚:足や、長くて細い触覚は、黒やこげ茶色で、ていねいに塗ってみよう。
立体感を出す塗り方:「かげ」と「ひかり」を意識しよう!
鈴虫の丸い体を、立体的に見せる工夫をしてみよう。
- かげになる場所:体の下側や、足の付け根などに、少し濃い黒色を重ねて塗ると、まるみが感じられるようになるよ。
- ひかりが当たる場所:鈴虫の背中や、頭の丸い部分など、光が当たっているように見える場所は、少し薄い色にすると、光って見えるよ。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 背景を描き加えてみよう!
- 鈴虫は、草むらの中にいるね。背景に緑色の草や、月、星などを描き加えてみると、秋の夜の雰囲気が感じられる、素敵な絵になるよ!
- 自由に表現しよう!
- 鈴虫の色に決まりはないから、きみだけのカラフルな鈴虫を自由に塗ってみよう!虹色の鈴虫や、水玉もようの鈴虫も、きっとかわいいね!
- 鳴き声を表現してみよう!
- 鈴虫の「リーン、リーン」という鳴き声を、絵の中に音符や細い波線で描いてみると、絵がもっと楽しくなるよ!
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鈴虫
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