ミヤマクワガタの塗り絵

ふわふわの毛けと大おおきなアゴがかっこいい！

ミヤマクワガタは、黒くろっぽい体たいに金色きんいろのふわふわした毛けが生いえているのが特徴とくちょう（とくちょう）だよ！そして、オスには枝分かれした立派りっぱな大おおきなアゴがあるんだ。このアゴの形かたちが、まるでシカの角つの（つの）みたいで、とってもかっこいいよね！「ミヤマ」という名前は「深山みやま（みやま）」、つまり深ふかい山に住すんでいることからきているんだ。

大おおきなアゴは何なにのため？

オスのミヤマクワガタの大おおきなアゴは、オス同士がケンカをするときに使つかうんだ。自分の縄張なわばりり（なわばり）や、メス、エサの場所ばしょを守るために、このアゴで相手をはさんだり、投げ飛ばしたりするよ。その戦せんう姿は、まるで小ちいさな格闘家かくとうか（かくとうか）みたいで迫力はくりょく（はくりょく）があるんだ！

どんなものを食たべるの？

ミヤマクワガタは、主にクヌギやコナラといった木きの樹液じゅえき（じゅえき）が大好だいすき！夜よになると、樹液じゅえきが出だている木きに集まってくるよ。樹液じゅえきがたくさん出だている木きを見みつけるのが得意なんだ。お家で飼うときは、昆虫こんちゅうゼリーをあげると喜んで食たべるよ。

どこで会えるの？

ミヤマクワガタは、名前の通り、山の中なかや、少すこし標高ひょうこう（ひょうこう）の高たかい涼すず（すず）しい場所ばしょに住すんでいることが多おおいんだ。本州ほんしゅう（ほんしゅう）から九州きゅうしゅう（きゅうしゅう）にかけての森もりや林で見みつかるよ。とくに、夏なつでも比較的（ひかくてき）涼すずしい場所ばしょを好このむんだ。夜よに樹液じゅえきが出だている木きを探しに行くと、出会えるかもしれないね。

どんなふうに大おおきくなる？

ミヤマクワガタは、卵たまご（たまご）から生いまれて、幼虫ようちゅう（ようちゅう）、さなぎ、そして成虫せいちゅう（せいちゅう）になるんだ。メスのミヤマクワガタは、クヌギやコナラなどの朽くちちた木き（くちたき）の中なかに卵たまごを産むよ。卵たまごからかえった幼虫ようちゅうは、その朽くちちた木きを食たべて大おおきくなるんだ。幼虫ようちゅうの期間きかんは2年から3年と、他のクワガタと比べても長ながい時間じかんをかけて成長するんだよ。

オスとメスのちがい

オスは、頭あたまに立派りっぱな大おおきなアゴがあって、体たいも大おおきくて力強ちからづよいよ。また、体たいのふちには金色きんいろのふわふわした毛けが生いえているのが特徴とくちょう（とくちょう）だね。メスはアゴが小ちいさくて、体たいもオスよりは丸まるっこいよ。体たいについている毛けは、オスよりも目立たないことが多おおいよ。

どれくらい生いきるの？

自然の中なかでは、成虫せいちゅうになってからだいたい数ヶ月すうかげつくらい生いきるよ。夏なつの間に活発に活動して、秋あきにはその一生を終おえることが多おおいんだ。卵たまごから成虫せいちゅうになるまでの長ながい幼虫期間（ようちゅうきかん）を経て、短い成虫せいちゅうの期間きかんを力強ちからづよく生いきるんだね。

色いろの選えらび方かた：黒くろと金色きんいろのコントラストを楽たのしもう！

• 基本的きほんてきな体色: ミヤマクワガタの体たいは、つやのある黒くろか、とても濃こいこげ茶色ちゃいろをしているよ。しっかりと濃こい色いろを選えらんで塗ぬると、かっこよく見みえるね。
• 金色きんいろの毛け: 体たいのふちや足の付つけ根ねあたりに生いえている金色きんいろのふわふわした毛けを表現ひょうげんしてみよう。金色きんいろ（きんいろ）や明あかるい黄色きいろ、薄うすい茶色ちゃいろなどを細ほそかく塗ぬると、本物ほんものみたいに見みえるよ。これはミヤマクワガタの大おおきな特徴とくちょうだから、ぜひ挑戦（ちょうせん）してみてね！
• アゴの色いろ: アゴも体たいと同じように、真っ黒くろか、濃こいこげ茶色ちゃいろで塗ぬると力強ちからづよく見みえるよ。アゴのギザギザの部分ぶぶんを少すこし濃こい色いろにすると、もっとリアルになるね。
• 目め: クワガタの目めは、黒くろくて小ちいさめだよね。しっかりと黒くろく塗ぬって、もし小ちいさく白しろい点てん（ハイライト）を入れられたら、生いき生いきとして見みえるよ。

立体感りったいかんを出だす塗ぬり方かた：「かげ」と「ひかり」を意識いしきしよう！

ミヤマクワガタの体たいは、丸まるみがあってしっかりしているから、立体的りったいてきに塗ぬるとかっこよくなるよ。

• かげになる場所ばしょ: アゴの内側うちがわや、体たいのへこんでいる部分ぶぶん、足の付つけ根ねなどに、メインの色いろよりさらに濃こい色いろを重かさねて塗ぬってみよう。そうすると、体たいの厚あつみや、アゴの力強ちからづよさが表現ひょうげんできるよ。
• ひかりが当あたる場所ばしょ: 逆ぎゃくに、背中せなかや頭あたまのてっぺんなど、光ひかりが当あたりやすいところは、少すこし明あかるい色いろで塗ぬったり、メインの色いろの上うえに灰色はいいろや薄うすい茶色ちゃいろを軽かるく重かさねたりすると、つやつやした質感しつかんがよくわかるよ。

つやつやの光沢こうたくとふわふわの毛けを表現ひょうげんしよう！

ミヤマクワガタは、体たいはつやつや光ひかりっていて、毛けはふわふわしているという、二ふたつの質感しつかんが楽たのしめるよ。

• 色鉛筆いろえんぴつやクレヨンで体たいを塗ぬるときに、全体ぜんたいをベタッと塗ぬるのではなく、一部いちぶに白しろい部分ぶぶんを残のこしたり、塗ぬった上うえから白しろい色鉛筆いろえんぴつで軽かるく重かさねたりすると、キラッと光ひかりっているように見みえるよ。
• 毛けの部分ぶぶんは、細ほそい線せんで一本一本描くように塗ぬったり、色鉛筆いろえんぴつの先さきを使つかってポンポンと軽かるく色いろを置おくように塗ぬったりすると、ふわふわした感じが出だるよ。

塗ぬり絵えを楽たのしむためのヒント！

• 背景はいけいを描かき加くわえてみよう！: ミヤマクワガタがどんなところにいるか想像そうぞうして、背景はいけいを描かいてみよう。深ふかい森もりの木きの上うえにいるところかな？それとも、夜空よぞらの下したで樹液じゅえきを吸すっているところかな？木きや葉はっぱ、夜空よぞらなどを描かくと、もっと絵えが生いき生いきするよ！
• 自由じゆうに表現ひょうげんしよう！: 実際じっさいのミヤマクワガタの色いろにこだわらず、きみが「こんなミヤマクワガタがいたら面白おもしいな！」と思おもう色いろに塗ぬってみるのも楽たのしいよ。ファンタジーな色いろのクワガタも素敵すてきだね！