ブリ・ハマチの塗り絵
難易度:
ブリ・ハマチの特徴
成長するたび 名前が 変わる 出世魚
ブリとハマチは、同じ種類の魚だよ。成長するにしたがって名前が変わる「出世魚」の代表的な魚なんだ。
どんな 性質と 象徴?
ブリは、成長、成功、そして縁起の良さを象徴する、お祝いの席に欠かせない魚だよ。
- 出世の意味:昔の武士や学者は、地位が上がるたびに名前を変える習慣があったんだ。ブリも成長と共に名前が変わるため、それにちなんで「立身出世」や「門出」を祝う縁起の良い魚とされているよ。
- お正月の魚:地域によっては、新しい一年の成功を願って、お正月料理にブリを食べる習慣があるんだ。
- 寒ブリ:ブリは冬になると一番脂がのって美味しくなり、「寒ブリ」と呼ばれて珍重されるよ。
ブリの 成長の 呼び名
ブリは、住んでいる地域や大きさによって、様々な名前で呼ばれるんだ。
- 関東の呼び名:ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ
- 関西の呼び名:ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ
- 「ハマチ」:特に関西地方では、中くらいの大きさのブリをハマチと呼ぶよ。スーパーで売られている養殖のブリをハマチと呼ぶこともあるね。
- 「ブリ」:一般的に、80センチメートル以上の大きな魚になると、ブリという名前で呼ばれるよ。
ブリの 体の 特徴
- 体の色:背中側は青っぽい色、おなか側は銀色に輝いているよ。
- 黄色い線:目の後ろからしっぽにかけて、黄色い線が一本通っているのが特徴だよ。
ブリ・ハマチの色を塗るコツ
色の選び方:力強い 青と 輝く 銀色を使おう!
ブリ・ハマチのぬりえは、力強く泳ぐ姿が伝わるように、濃い青と輝く銀色を基調とした色を使おう。
- 基本の色:青、濃い灰色、黄色(体の線)、銀色(水色や薄い灰色)、白を中心に選ぼう。
モチーフごとの色:
- 背中の色:背中側は、濃い青色や深い青緑色をベースに塗ろう。この色が、ブリの力強さを表してくれるよ。
- おなかの色:おなか側は、白やごく薄い灰色、銀色(水色)を混ぜて塗ると、ツヤツヤした銀色に見えるよ。
- 黄色い線:目から尾びれにかけて通る一本の黄色い線は、鮮やかな黄色ではっきりと塗ると、ブリの特徴が際立つよ。
- ヒレ:ヒレは、薄い灰色や薄い黄色で塗ると、透き通った感じが出るよ。
立体感を出す塗り方:体の 丸みと スピード感を!
ブリの太く丸い体と、水の中で輝く光沢を表現するために、「かげ」と「ひかり」を意識しよう。 かげになる場所:
- 背中と腹の境目やエラの奥など、光が当たらない部分に、メインの色よりも濃い青や濃い灰色で「かげ」をつけて、体の丸みを出そう。
ひかりが当たる場所:
- 目の周りやおなかの横など、ツヤツヤしている部分は、白い色やごく薄い水色を塗って、光が反射している様子を表現しよう。
質感を 出そう!
色鉛筆:ウロコは細かく描かれていなくても、短い線を重ねて塗ると、魚の硬い質感が出るよ。 塗り方:青と銀色をグラデーション(だんだん濃さが変わるように)で塗ると、深みのある複雑な色になって、海の中で生きているようなリアルさが出るよ。
ぬりえを楽しむためのヒント!
- 出世の 願いを 込めて!
- ブリが出世魚であることにちなんで、「大きくなれますように」「勉強がんばれますように」など、自分の目標を思い浮かべながら、力強い魚に塗ってみよう!
- 勢いを 表現!
- ブリのまわりに、濃い青色で横に流れる線を描き加えると、高速で泳いでいるようなスピード感が表現できるよ!
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ブリ・ハマチ