コウモリの塗り絵

難易度：

最終更新日：2025.8.15

コウモリの特徴とくちょう

空そらを飛とぶ哺乳類ほにゅうるい！コウモリ！

コウモリは、空そらを飛とぶことができる唯一ゆういつの哺乳類ほにゅうるいです。夜行性やこうせいで、昼間ひるまは洞窟どうくつや木きの穴あなにぶら下したがって寝ねています。見みた目めが少すこし怖こわいと感かじる人もいるかもしれませんが、実じつはとても賢かしこくて、面白おもしろい特徴とくちょうがたくさんある動物どうぶつです。

どんなところにいるの？

コウモリは、南極以外の、世界中せかいじゅうの色いろ々な場所ばしょに住すんでいます。洞窟どうくつや、木きのうろ、古ふるい建物たてものの屋根裏やねうらなどに、たくさんの仲間なかまと一緒に集あつまって暮くらします。昼間ひるまはみんなでぶら下したがって眠ねむり、夜よるになるとエサを探さがしに飛とび回ります。

超音波ちょうおんぱの秘密ひみつ

コウモリは、目めがあまり良くない代かわりに、「超音波ちょうおんぱ」という、人間にんげんには聞きこえない特別とくべつな音おとを使つかっています。

超音波ちょうおんぱを出だす：コウモリは、口くちや鼻はなから超音波ちょうおんぱを出だします。
はね返かえった音おとを聞きく：超音波ちょうおんぱが、壁かべや木き、虫むしなどに当あたって、はね返かえってきた音おとを聞ききます。
場所ばしょを特定する：はね返かえってきた音おとで、物ものの形かたちや大おおきさ、どこにあるのかを正確せいかくに知しることができます。この仕組みを「エコーロケーション」といいます。これのおかげで、暗くらい夜よるでも、ものにぶつからずに、エサを捕とまえることができるのです。

羽はねの秘密ひみつ

コウモリの翼つばさは、鳥とりの羽はねとは違ちがって、手と指ゆびの骨ほねがとても長ながく伸びていて、その間あいだに薄うすい膜まくが張はられています。この膜まくのおかげで、空そらを自由じゆうに飛とび回ることができます。

食たべ物もの

コウモリには、色いろ々な種類がいて、食たべ物ものもそれぞれ違ちがいます。

虫むしを食たべるコウモリ：一番多いのは、ハエやガなどの虫むしを捕とまえて食たべるコウモリです。
果物くだものを食たべるコウモリ：南みなみの暖あたたかい地域ちいきにいるコウモリの中には、果物くだものや花はなの蜜みつを食たべるコウモリもいます。
魚さかなを食たべるコウモリ：水面すいめんにいる魚さかなを、器用きように捕とまえて食たべるコウモリもいます。

冬眠とうみん

寒さむい地域ちいきに住すんでいるコウモリは、冬ふゆになるとエサがなくなってしまうため、冬眠とうみんします。洞窟どうくつなどで、たくさんの仲間なかまと一緒に、身みを寄よせ合あって、春はるが来るまで眠ねむり続つづけます。

コウモリの色いろを塗ぬるコツ

色いろの選えび方ほう：夜空よぞらに映うつえる色いろを表現ひょうげんしよう！

コウモリのぬりえでは、その独特どくとくな翼つばさと、夜よるの雰囲気ふんいきを表現ひょうげんすることがポイントです。黒くろやこげ茶色ちゃいろを使つかいながら、光ひかりが当あたっているところや、影かげになっているところを工夫くふうして塗ぬると、もっと本物ほんものらしくなります。

体からだの色いろ：
- 基本きほんは黒色こくしょくやこげ茶色ちゃいろで塗ぬります。ふわふわした毛並けなみなので、色鉛筆いろえんぴつの先さきで短みじかい線せんをたくさん描かくように塗ぬると、ふわふわした感かじが出だます。
- 光ひかりが当あたっているお腹おなかや、顔の周まわりなどは、少すこしだけ薄うすい茶色ちゃいろや灰色はねずみを混まぜて塗ぬると、優やさしい感かじが出だます。
翼つばさの膜まくの色いろ：
- 翼つばさの膜まくは、体からだの色いろよりも少すこし薄うすい色いろで塗ぬります。薄うすい灰色はねずみや薄うすいこげ茶色ちゃいろで塗ぬると、本物ほんものらしく見みえます。
- 膜まくの骨ほねの部分ぶぶんは、少すこし濃こい色いろで塗ぬり、メリハリをつけましょう。
目めの色いろ：
- コウモリの目めは、小ちいさくて可愛かわいらしい黒色こくしょくです。光ひかりが当あたっているように、白しろい点てんをチョンと書き加くわえると、生いき生いきして見みえます。
背景はいけいの色いろ：
- コウモリは夜よるに活動かつどうします。背景はいけいは濃こい青色あおいろや紫色むらさきいろ、黒色こくしょくで夜空よぞらを表現ひょうげんしましょう。
- 空そらに浮うかぶお月様や、星ほし、雲くもなどを描かき加くわえると、夜空よぞらを飛とぶコウモリの姿すがたが、よりかっこよく見みえます。

立体感りったいかんを出だす塗ぬり方ほう：「濃淡のうたん」と「影かげ」を意識いしきしよう！

コウモリの体からだは、丸まるくてふわふわしています。この「濃淡のうたん」と「影かげ」を上手じょうずに表現ひょうげんすると、ぬりえがもっと生いき生いきして見みえます。

濃淡のうたんを出だす場所ばしょ：
- 体からだの丸まるい部分ぶぶんに、光ひかりが当あたっているところを想像そうぞうして、少すこし薄うすい色いろや明あかるい色いろを残のこしておきましょう。
- 毛けの短みじかい線せんを描かくように塗ぬると、毛並けなみのふわふわした感かじが出だます。
影かげを出だす場所ばしょ：
- 体からだのくびれている部分ぶぶんや、翼つばさの膜まくのシワになっている部分ぶぶんなどは、影かげになります。
- こういったところに、濃こい色いろや黒色こくしょくを塗ぬると、体からだがもっこりした立体的りったいてきな感かじになります。

絵えの具ぐや色鉛筆いろえんぴつ、画材がざいのコツ！

色鉛筆いろえんぴつ：
- 力ちからを入れて濃こく塗ぬったり、力ちからを抜ぬいて薄うすく塗ぬったりすることで、濃淡のうたんを表現ひょうげんしやすいです。
- 黒色こくしょくの上うえに、他たの色いろ（灰色はねずみや白しろなど）を重かさねて塗ぬると、深ふかみのある色いろになります。
クレヨン：
- クレヨンで塗ぬると、ふわふわした感かじを出だしやすいです。指ゆびでこすって色いろをぼかすこともできます。
絵えの具ぐ：
- 黒色こくしょくに少すこしだけ水みずを混まぜて、薄うすいグレーを作り、光ひかりが当あたっている部分ぶぶんに塗ぬってみましょう。乾かわいてから、もう一度黒を重かさねて塗ぬると、深ふかみが出だます。